ふたたびこの二人に会える
2024/12/20 07:11
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2024年の流行語大賞「ふてほど」は、民放のテレビドラマ「不適切にもほどがある!」を略したもので、
ドラマを見逃したものにはどうもしっくりこなかった。
このドラマは見逃したが、NHKの朝ドラ「虎に翼」や大河ドラマ「光る君へ」など
今年も見ごたえのあるドラマも多かった。
中でも、面白かったのが、これもNHKBSだが「団地のふたり」。
2022年に出版された藤野千夜さん原作のドラマ化。
団地で暮らす50代なかばの奈津子さん(なっちゃん)と野枝(ノエチ)という
幼馴染の、なにげない日常を描いた前作の感想にこう書いた。(2022年12月1日の記事)
「読めば、きっとこんな関係っていいなと思えるし、結婚しなくても、それってちっとも構わないことかもしれない。
そんなことが思えたりする。」
そんな原作の雰囲気を、ドラマは見事に再現していた。
そして、この『また 団地のふたり』である。
「また」とあるように、前作の続編。
本書にある著者略歴の最後に「(第一作が)テレビドラマ化し話題に」とあるから、
その話題があればこその続編だろうが、
この二人に続篇というのは似合わなく、ただそこにある日常が続いていて
読んでいてとても安心する。
この二人のように生きたいと、原作を読んで、あるいはドラマを見て
思った人は大勢いただろう。
なので、この「また」を本屋さんで見つけた時はどんなにうれしかったことか。
そういえば、前作の感想でこんなことを最後に書いていた。
「なんだか、こたつで寝転んで読んでもきっと構わない本だろう、もちろん、褒め言葉として。」
ドラマもこたつで寝転んで見るのもいい。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういうダラッとした、っていうと語弊があるかな、生き方もいいよね。
事件には出くわさないのがいいし、変な能力なくてもいいし。
でも、そのまま生きていけるのかなあ、今の日本で。
団地の二人のその後
2025/03/01 20:25
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの、なっちゃんとノエチ、のその後のお話です。この二人のなんでもない日常生活が、とても良くって……。大学非常勤講師のノエチと,イラストレーターのなっちゃんと。フリマアプリやら、ご近所さんやら、とてもリアルです
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正直なんでもない日常を描いたもの。
一作目はドラマの影響もあって、まったりしてよかったが、2作目はちょっと時流に流された作品になってしまって、残念。
でも、なっちゃんが乗り物酔いが酷いので、ほとんど半径数キロ程度の(自転車で行ける程度ともいえる)の中で美味しいものや、ノエチ、ご近所のおばさま方と楽しんでいるだけなのに、それでも幸福感あふれている日々に安心する。
実は私も遠出が苦手で日々、これで良いのかと思うが、なっちゃんが幸せなら私も幸せと思うのだ。
人の幸せは誰にも計れないものと思う。
絵本が楽しみだな。
それになっちゃんの夢のカフェも将来出てくると良いな
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2024/10/22リクエスト 2
団地のふたりの続巻。前作も読んだけど覚えてない。何も起こらない日常。今回も同じく。出てくる内容にリアリティがある。おいしそうなものがたくさん!
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友達と食事を楽しみながら映画を観る。ちょっと勇気を出して遠くまで行く。自分の可能な範囲の活動で生活する奈津子。そんなに無理しなくていいんだ。と思わせてくれる、安心できる物語。なんか急かされた毎日をもっとゆっくり生きようと思えた。
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平日だらっと読むのにちょうどいい
こういう関係の友達は本当に何にも変え難い
薄いホットケーキすっごい食べたい(ロイホのやつ)
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感想
成長して、前に進んで、目標を達成する。そんなものいらない。したいことをして食べたいものを食べる。明日も明後日も続けばいいのに。
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近所のおばちゃんの日常を覗いているような感覚(笑)
楽しみにしてたのでゆっくり味わいながら読みたかったけど、あっという間に読み終えてしまったー、もうあと倍は読んでいたい。
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NHKのドラマきっかけで知った「団地のふたり」の続編
またノエチとなっちゃんに会えるのうれしい~と思いながら読んだ。BL愛好するタイプのオタクであったノエチに非常に親近感がわいたので過去に通ってきたジャンルを教えてほしい
団地の人たちと二人のとりとめのない交流が読み手にはやさしくて、読んでいてほっとするようなやわらかな心地にさせてくれるので寒い時期に読むにはぴったりだと思った
小泉今日子さんと小林聡美さんのドラマがとてもよかったのでNHKは何卒「また団地のふたり」もドラマにしてください…
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前作「団地のふたり」のドラマにはまり、続編も読んでみた。ノエチとなっちゃんの生活が、いい!台湾映画祭と称して、台湾料理や食材を買い込んで、録画しておいた台湾の映画を見たり、お店で食べたことあるおいしいものを家で再現したり。金物屋にあるデッドストックのカップ&ソーサーを購入して使うシーンも良かった。「いつでも自分の、気に入った食器を使いたい。そんな人生を夢見ていた。」こういう感覚、すごくよくわかる。
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星3.5
前作よりもさらにストーリーがほとんど動かず、団地の近辺で食べたり飲んだり、フリマに出したりという日常。
藤野千夜は中年女性の心がわかってるのか、二人のおしゃべりは読んでて楽しい。
前作で、作者はフリマを本当にやっているみたいにリアルだ、と書いたが、実際に藤野千夜はフリマをしているそうだ。
追記
最近、何かの雑誌で読んだのだが、近頃の若い人は刺激のあるものしか見たり聞いたりしていないので、『ぐりとぐら』を初めて読んだ若い女の子が、「おそろしく何にも起こらない絵本だった」と言っていたそう。それを見ていた書店員さんだったか、図書館員さんだったかが、心の中で「大きい卵が落ちてたでしょ、そして、オムレツつくったでしょ」と言ってたそうだ。
この話なんて、ほんとに何にも起こらないんだけど。
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1冊目よりもこちらの方が好き。
何が違うのか?
たぶん、1冊目でノエチとなっちゃんの性格がわかったから、「あ、このパターンね」と、どこかで安心しながら見られていたからだと思う。
事件らしい事件は何にも起こらない。
のんびりマイペースに過ごす2人の日常が描かれた作品。
でも、なんかいいんだよなー。。
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最近読んだ中で1番好きな本です。
友達と毎日一緒とかは無理だけど、歳を重ねていくとそうなってもいいのかもなーって一瞬考えたり
とりあえず近くの団地探しました。
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『団地のふたり』を昨日読了。今日2時間でこちらを読了。ほのぼのな雰囲気で読みやすくてとてもおすすめです! 終わり方が温かい感じで良かった。ホットケーキたべたーい!