ドライブインまほろば
著者 著者:遠田潤子
山深い秘境を走る旧道沿いにぽつんと佇む「ドライブインまほろば」。店主の比奈子が一人で切り盛りする寂れた食堂に、突然男の子が幼い妹を連れて現われた。憂と名乗る少年は「夏休みが終わるまでここに置いてください」と必死に懇願する。困惑する比奈子だが、事故で亡くした愛娘の記憶が甦り、逡巡しながらも二人を受け入れてしまう。その夜更け、比奈子は月明かりの下で激しく震え嗚咽する憂に気付いた。憂は、義父を殺し逃げてきたことを告白し――。「生きる意味」を問い、過酷な人生に光を灯す感動長編。
ドライブインまほろば
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2024/12/18 13:25
楽しい話ではなかった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
勝手に、楽しい雰囲気の話かと思って読み始めたら、全然違った。
現実として、愛されない子どもはいるからなあ。
ラスト、どれくらいの時間が経った想定だったのかな。
ドライブインまほろば
2023/03/24 12:49
ドライブインまほろば
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠田作品は、どうしてこんなに切ないんだろう。皆、哀しみを背負って、過去から逃れられず、苦しんでいる。
小学生の憂が、「生まれてこなければ良かった」と言う。生きる意味がわからないから、とりあえず「目標」を作って、その為に生きる、と言う。そんな想いをさせるなんて、辛くて、哀しくて、たまらなくなった。
皆傷付きながら、それに向かい合う勇気を持って終わる。そのラストに、救われた。
ドライブインまほろば
2022/08/01 09:08
行き場のない人々の停車場
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
小6にして過酷な人生を歩んできた、兄・憂と妹の来海に胸が痛みます。実の娘を失った比奈子との、疑似親子のような関係に救いがありました。