べらぼうくん
著者 万城目学
大学入学後の夏休み、海外で身ぐるみ剥がされサバイバル。在学中、書きあげた小説を読んだ友人からは「気持ち悪い」。卒業後、のどかな静岡での工場勤務から一転、作家になるべく上京するが……。自らの言葉を生み出し始めた浪人時代からデビューするまでの、うまくいかない日々を軽妙に綴る、青春&人生エッセイ。解説・浅倉秋成
※この電子書籍は2019年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
べらぼうくん
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べらぼうくん
2023/02/26 21:53
文壇デビューの裏話
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「大学受験に失敗した瞬間から、小説家としてデビューするまで、ひたすらうまくいかなかった日々を時系列に沿ってしたためる」というエッセイ。受験失敗、大学生の本分、入社式後の会食での違和感等々、共感する箇所が多数あり、とても面白かったです。中でも、偶然に導かれた文壇デビューの裏話は不思議でした。ラストチャンスに賭けた万城目氏の思いが最後の壁を突破させたのでしょうか、我々の見えないところから遠隔操作されているのではないかと思えるくらいの結末でした。なんと言っても「鴨川ホルモー」は最高傑作です。
べらぼうくん
2023/11/03 20:09
万城目さんの青春記
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かず - この投稿者のレビュー一覧を見る
万城目さんの学生時代、小説家を意識するできごと。「ぼくらの近代建築デラックス」で少し述べていた、東レ就職と工場勤務。そして、「バベル九朔」に描かれた雑居ビルの管理人といかにして小説家への道が開けたのか。どのエピソードも好きです。
べらぼうくん
2023/05/15 07:29
おもしろい。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あち - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々同時進行に読めるようにと何も考えずに読めるエッセイを選んだけど「なるほど」「確かに」が散りばめられてた。すごい。
『鴨川ホルモー』とそっくりの引き継ぎマニュアル、めっちゃ読みたい。