選挙との対話
著者 荻上 チキ , 社会調査支援機構チキラボ
「あなたにとって選挙とは?」
「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、
それとも「行っても/行かなくても変わらないもの……?」
近年、国内外を問わず、選挙のあり方そのものが問われる事態が相次いで起こっている。こうした状況のなかで、選挙に関して「科学的に」わかっていることはなんなのか。またそれを知ることは、私たちの生活にどのように関係してくるのだろうか。
2009年以降、自民党の勝利が続く日本の国政選挙について、政治学やデータ分析の専門家たちはどのように見ているのか。国際的にみて女性の社会進出が遅れているといわれている日本の現状は? またそれを取り巻くメディアの状況は? そして、若い世代が感じている日本の選挙のリアルとは?
科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
選挙との対話
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2025/01/08 08:56
自民党は、結構脆いらしい
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
選挙の投票での得票率という点では、自民党は、議席数とくらべて全然高くなく、非都市部の小選挙区での勝ちと、公明党との効果的な選挙協力によって、うまく議席数が維持されているとのこと。野党側が分裂してばらばらに乱立しているおかげも大きいと。そういう意味では、自民党も結構脆い。脆いから、なおさら既得権維持による組織票の維持を図るということになるのでしょうか。医師の偏在や開業医医療の非効率さ、農業政策の無策によるコメ高騰の原因も、こういうところにあるのかも。