- 販売開始日: 2011/03/01
- 出版社: 笠倉出版社
- レーベル: Cross novels
- ISBN:978-4-7730-9974-4
僕の悪魔~ディアブロ~【特別版】
【ショートストーリー付きの特別版】異国で老人の慰み者になりかけた少年・里玖は、マフィアのクラウディオに助けられた。信じることをやめた里玖の心は揺れてしまい!?
僕の悪魔~ディアブロ~【特別版】
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愛の障害は言葉。
2013/10/04 04:34
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
マフィアのボス×薄幸の日本人少年。
この手の外人攻×日本人受のパターンですと、どちらかが語学堪能なのですが、こちらに関してはお互いがお互いの言語がわからないので、あまりないその設定が新鮮でした。
言葉は解らなくても惹かれ合い、言葉が通じない故に誤解してすれ違う、このなんとも焦れったくていいです。
マフィアのボスみたいに、普段は怜悧で何事にも揺るがない強靱な精神をもっている孤高の男が、純真無垢な存在の前に甘々デレデレになってしまうのが大好きなので楽しめました♪
4
2017/07/27 20:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る
成瀬かの『僕の悪魔-ディアブロ-』
正統派少女漫画のような展開。
言葉が通じない事で生じるすれ違いが楽しいです。
それだけでなく、ストーリーや背景や登場人物が丁寧に表現されていて読み易く、好感が持てます。
ファミリーが本当の意味で家族として描かれていて、特に女性陣のキャラ立ちが抜群でストーリーの根幹を支えている感じ。
襲撃シーンなども緊迫感があって読み応え充分。
続編もありますが、これ1冊で完結しているので安心して読めます。
誤字脱字(誤植?)が結構目立つのが残念でなりません。
最後にマウロに哀悼の意を表します。合掌。
やさしい愛情のやり取りが良い
2016/03/23 11:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても17歳とは思えぬ純真さ。
言葉が通じない故マフィアのクラウディオには余計穢れなく感じられることでしょう。
突き詰めて考えれば理久の日本の母親との関係とか暗くてとても重い話になりそうですが、理久の深くものを考えない(彼なりの処世術?)性質とクラウディオたちの愛情あるやり取りに相当救われます。
BL部分でない所ではママンに理久が明らかに心を開いた箇所があってそこがとても素敵です。
Angelo
2024/06/01 05:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
(舞台は現代ですが)
まさに正統派BLファンタジー(ちょっとレトロ風味)です。
ばりばり王道です。
慰みものに売られた里玖とイタリアンマフィアのドン(とその一家)の話
結末は推して知るべし。
里玖が17歳なのにかなり幼めです。(マイナス10歳くらいしてもOKなくらい)
虐待による影響で、その虐待が酷い
「おとうさん」たち(!!)の暴力、
「おかあさん」のネグレクト
与えられないとわかっていながら「おかあさんの愛」を求める気持ち
そういう諸々が里玖を成長させていないのだろうなぁと。
(食事ができない理由がリアリティありすぎてこちらの胃がきりきりしてしまう)
そんな精神の持ち主が初めて愛情ある扱いを受けるのがマフィアのお家。
(しかも、実年齢以下の子供だと思っているからみんなか可愛がる。
今回言葉のコミュニケーションがなかなか出来ないというのがミソだしね)
なんで「好み」であろうとなんで日本の彼が目をつかられたかとか
ちょっと突っ込みたいところもあるのですが、そこは華麗にスルーをして良いかな。
(とはいえ、老は日本語までばっちり習得しているのがすごい)
「おとうさん」は相応の成敗されたけれど
「おかあさん」はそのまま。「おとうさん」たちより「あかあさん」の方が罪深いよね。
許すまじ的な気持ちがくすぶる。
そうそう、この作品のぐっとくるところは
言葉がほとんど通じない故の誤解と混乱かな。
片言英語のみのコミュニケーションは、
関係が確立するまでの繊細な時には言葉大事だなぁとしみじみ思ったしだいです。
王道BLファンタジーを堪能できる秀作でした。
余談
このジャンル色々構成が甘いので片目つぶっているのですが
「子供だと」ばれてしまったではなく「子供ではないこと」がばれてしまったですよね?
そこは大事なところなのできちんとして欲しいなぁと思ったことだけは記しておきます。
☆3.5
薄幸の美少年
2021/02/12 18:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:zuka - この投稿者のレビュー一覧を見る
親の愛に恵まれずに育った里玖の境遇が可哀相で泣きそうになりました。それ故に人を信じることが出来ず、言葉の壁もあってクラウディオとすれ違い、自分の身を犠牲にしてもいいと思い詰めてしまうところが健気で泣けました。
もどかしさがクセになる
2020/02/09 08:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さなにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
母親はネグレクト。
その母親が連れ込む男からは暴力。
つらい境遇で育った17歳の小柄な少年。
恋の相手はマフィアのボス。
私はショタ気味の話は嫌いですが、大丈夫でした。
お互いの母国語が壁となっての意思疎通が出来ず、それによるすれ違いがあります。
それがもどかしくて「くーーーーーっ!」ともんどり打ちました。
シリーズ化してるようなので、読んでみたいです。
言葉の壁
2018/08/11 20:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ことばが通じないことがより一層主人公を幼く見せてた気がします。主人公は日本での境遇は可哀そうでしたが今後タフになることを望みます。
幼過ぎない?
2020/11/21 14:18
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は17歳と言う事だが、虐待されていたせいで成長しなかったこともありガリガリで、小柄なのは理解できるが言動が妙に幼過ぎるのではないだろうか
愛情に恵まれなかった薄幸の少年が、信じていた(信じたいと思っていた)母親にも見捨てられ見も知らぬ異国へ連れていかれ、そこで親切な人たちに助けられたと思ったら・・・
言葉が通じない珠年と攻めは、分かり合うのが困難で不幸癖のついている少年にとっては、物事を自分に良いように考えることが出来なかったから益々辛い思いをすることになった
中途半端にちょっとだけ英語が通じるものだから、言葉を習おう覚えようと言う方向にいかなかったのも良くなかったと思う
色々細かいところで気になる点が多々あるが、最後までお互いの意思の疎通が出来てないカップルと言うのも珍しくて新鮮だった