忘られぬ死
著者 アガサ・クリスティー (著) , 中村能三 (訳)
男を虜にせずにはおかない美女ローズマリーが自分の誕生パーティーの席上で突如毒をあおって世を去り、やがて一年――彼女を回想する六人の男女が一年前と同じ日、同じ場所に再び集っ...
忘られぬ死
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商品説明
男を虜にせずにはおかない美女ローズマリーが自分の誕生パーティーの席上で突如毒をあおって世を去り、やがて一年――彼女を回想する六人の男女が一年前と同じ日、同じ場所に再び集った時、新たな悲劇の幕が上がった! 複雑な人間関係と巧みなプロット、鮮やかなトリックが冴える中期の秀作。
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シャンパンに青酸カリ
2019/09/17 13:49
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が少ない分、それぞれの心理描写が濃厚です。そして劇的な殺し方!息子を甘やかす母親は馬鹿だというセリフ、クリスティーも思う所があったのでしょうか。洋の東西を問わず母親にとって息子っていうのは可愛いんでしょうね。この母親の息子への評価がもうリアルでリアルで面白いです。
読み易い
2019/07/18 16:20
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投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
程良いメロドラマ風味、意表を突かれる展開(=第二の被害者)、シンプルなメイントリック、意外な犯人ということで
クリスティー作品の中でもかなり読み易い部類。
犯人の意思(意図)と偶然の展開がうまく融合して面白い作品に。
面白かったです
2021/11/19 11:47
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
美しい女性が彼女の誕生日会で、青酸カリによる悲報の死を遂げた。警察は「自殺」と断定したが…という始まりの長編ミステリーです。種明かしの段になって初めて気づく、あちこちに散りばめられた数々の謎解きのヒント。とてもクリスティらしい老獪なミステリー作品と思いました。また、容疑者の数が他のクリスティ作品よりも少なく、とても読みやすいです。
人間関係と心理描写が魅力
2018/11/09 01:01
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎解きというよりも、人間関係の描写がメインな本作です。とはいえ、ちゃんとミステリとしても面白かったです。
まあ、私は謎解きよりも本気で人間ドラマを楽しみに読み進めてしまったためか、トリックは一つもわからなかったくせに、描写の中で何となく伏線に気づくという残念なことをしてしまいましたが。。。
とりあえず、本作では「死んでも仕方ない女がまず殺された」ということもあり、死んだ女に全く感情移入せず、心ゆくまで生きている人間たちの心の動きや人間ドラマに没頭できたのもよかったです。
クリスティー作品は、こういう容疑者たちの心理描写に焦点が当たるような作品が大好きです。時代や国を超えて、人ってあんまり変わらないんだなーと思うこともあります。。。
1945年ノンシリーズ長編。
2017/12/27 10:41
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投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題Sparkling Cyanide(煌めく青酸)って凄い^^;シャンパンに入っていたからだろうけど。各自の回想によってわかる、彼女の空虚さや頭の悪さ。ミステリだって本を読む女性の大半はルースやサンドラタイプだろうから、彼女の死による解決に内心スッキリしてしまう。クリスティ意地悪いなぁ(褒め言葉) 皆が容疑者だけど、犯人にはちゃんと伏線を張ってある。
複雑な人間関係が魅力の作品
2017/05/02 11:22
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投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
美女ローズマリーを中心とした、登場人物の複雑な関係。
「忘られぬ死」は、それを重点的に描いている分、
事件が起こるときの描写には文量がそれほど割かれていません。
事件が起こるときの状況を、警部たちが事件関係者に対する事情聴取をすることで明らかにしていきます。それが真実であるかどうかを知っているのも、もちろんパーティーに参加していた者のみ。
何が本当で、何が嘘なのか? 明らかになっていないことは何なのか?
それを考えながら読み進めのがいいでしょう。
※事件のことを回想していく形で、物語が展開していくので、
「そして誰もいなくなった」のようなハラハラドキドキする作品を読みたい方にはお勧めできません。