- 販売開始日: 2013/01/01
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-211341-7
赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エ...
赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
商品説明
ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。
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書店員レビュー
孤児である主人公のア...
ジュンク堂書店舞子店さん
孤児である主人公のアンがカナダのプリンスエドワード島に住む老兄妹に引き取られ、成長していく姿を描いたストーリーですが、アンの前向きで想像力豊かなものの見方はとても魅力的で、私たちが毎日を幸せに感じて暮らしていけるヒントがいっぱい詰まっています。
また、アンの言う「世界一美しい島」である風景の描写がとても細かく、まるで目の前にその美しい景色が広がっているように感じます。
さまざなな訳者で出版されていますが、この村岡花子さん訳のちょっと古めかしい会話言葉が、よりアンの世界にマッチし個人的におすすめです。
誰でも知っている名作ですが、アニメしか知らない方や読んだ事ない方も多いかもしれませんが本独自の世界感がとても素敵ですよ。
文庫担当
一生読み続けるであろう愛読書
2020/11/09 22:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこる - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤毛のアンに出会ったのは中学2年生の時でした。金曜ロードショーで「赤毛のアン」の実写版映画をやっているを見て、その世界観に一気に引き込まれ次の日にはアンの文庫本を本屋に買いに行きました。
あれから数十年。いまでは私は働く母になりましたが、この年になるまで折に触れこの岡村さんが訳した古風でユーモラスで想像力のある「赤毛のアン」を読み返してきました。私にとって、この本はまさに自分の根っこのようなものです。
この本を読むたびにその世界のなかにはいっていけるのは、モンゴメリのロマンチックで愛にあふれた細かい自然・人物描写があるからだと私は思っています。とくに自然描写は想像するだけでうっとり。他の方の訳では花やモノを写真で解説してくれているものもあってそちらもよいのですが、子供のころから私はアンのお話にでてくる見たこともない花やモノを想像しながら読むのが好きでした。
そうやって、想像してアンの世界にどっぷり入っていると、日常の嫌なことを忘れられました。また、元孤児だった逆境をものともせずユーモアと知性と想像力で人生を切り開いていくアンをみていると、学校や部活の小さないざこざはどうでもよく思え、自分もアンのように夢や野心をもって勉強したいと行動できるようになりました。実際、アンを読んでから成績が上がりましたし、志望校も見つけ無事合格することもできました。
それくらい、この本は中学2年生の子供だった自分の心に火をつけることができる魔法のような本でした。
だから、ぜひ大きな人にも小さな人にもこの本は1度は読んでみて欲しいです。アンは今でも私の腹心の友です。これは時代は変わっても人間にとって大切なものや価値観は案外変わらないからなのかもしれません。本当にすてきな本としかいいようがありません。
やっぱり村岡花子さん訳がおすすめです。
2022/10/19 06:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「赤毛のアン」といえば、定番の少女小説で、様々な出版社から様々な人の翻訳で出版されていますが、やっぱり村岡花子さん訳がおすすめです。綺麗な情景を鮮明に想像させる日本語で翻訳されているので、ぜひ村岡花子さん訳で読んで欲しいです。
他の翻訳家の方の本も色々読みましたが、プリンスエドワード島の情景や登場人物の生き生きとした描写は、やはり村岡花子さん訳が一番でした。初めてプリンスエドワード島に行った時、とても懐かしい気持ちになったのは村岡花子さん訳を何度も読んでいたからだと思います。松本さんの訳も良いですが、やっぱり村岡さん訳を読んで欲しいです。
子どもの頃テレビアニメで「赤毛のアン」を観てからもう何十回も読みました。読む年齢によって、感じること、考えることが変わり、何度読んでも飽きない素晴らしい本です。読み始めるとシリーズ最終巻まで読みたくなってしまいます。
人生の指針になる様な言葉もたくさん出てきます。特に私が好きな言葉は、アンが進学を諦めアボンリーに残る事を決めた場面の言葉です。「自分の未来はまっすぐにのびた道のように思えたのよ。いつもさきまで、ずっと見とおせるきがしたの。ところがいま曲がり角にきたのよ。曲がり角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。それにはまた、それのすてきによいところがあると思うわ。その道がどんなふうにのびているのかわからないけれど、どんな光と影があるのかーどんな景色がひろがっているのかーどんな新しい美しさや曲がり角や、丘や谷が、そのさきにあるのか、それはわからないの。」
私自身の人生の曲がり角で、このポジティブに頑張るアンの生き方に何度も励まされました。マリラやマシューがアンを何度も自身の励みにしたように、何度もアンに励まされたように、読者もアンが励みになります。辛いことがあってもアンのようにポジティブに考えられるようになると思います。
娘が
2022/04/21 18:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mikuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
就職するのでお祝いに革のブックカバーと赤毛のアンをプレゼントした。私が中学時代にアニメから入り、原作を読んだ。高校時代に友人にすすめたら見事にはまってシリーズを読破していた。
1巻
2022/03/26 04:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公アン・シャーリーが、マシューとマリラ兄妹の養子になるところから始まります。
親友ができたり、学校で騒動を起こしたり。
テンポ良く進むので、あっという間に読めました!
本当に名作。
2021/12/18 21:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか読むことができなかったけど、ずっと読みたかった。子どもの時代に読むのはもちろんいいと思う。子どもには大人が答えられない悩み事が沢山だ。大人が読むのはもっといいと思う。特に、大人の世界にどっぷり浸かりすぎてしまっている人へ。優しい気持ちを思い出したり、美しいものを探す心を持つヒントをもらったり、現実とは違う世界に浸ったり。ゆっくりペースで読めて良かった。
面白い
2021/01/14 19:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポムポムプリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
前に読んだ時は、アンが結構喋るから読むのを辞めましたが、今回読み始めて見るとハマりました!
アンの話、真面目に読むと面白いです。
恋愛好きな人はアンの青春、愛情読むのをオススメします!
マリラの立派さ
2019/10/28 20:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもの時に読んで、大人になってから読むとまた感じ方が違います。厳しくて口煩いと思っていたマリラの立派さに、大人になって気が付きました。きちんと教育を受けさせ、躾をし、女の子だって手に職があった方が良い、というマリラ。
無邪気さもありながら、感受性の強い年頃の少女アンのお話
2017/08/03 08:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
4,5年という期間での彼女の変化を描いている物語ですが、終わりの方では、本当に凄い成長が感じられる一方で、前と変わらない(いい意味での)子供っぽさも残っていますね。
私は男性ですが、この本のアンぐらいの年だった頃は、他人になかなか理解してもらい難い自分の世界観、あるいは哲学を持っている、といったら大仰かもしれませんが、やっぱりそんなところがあって生きづらさを感じるタイプでした。
だから、アンとは多かれ少なかれベクトルの違いはある(もちろん、作者のモンゴメリ氏も女性の方ですし、その違いも主に「性差」に起因するものといえるかもしれませんね)ものの、彼女には共感できる箇所が多かったです。
もう一つ、性格的なところを言えば、私自身、「生きづらさを感じるタイプ」というのは今もそうなのかもしれません。
ただ、当時は学校の勉強はそこそこ好きでも本を読むのは嫌いで、夏休みの読書感想文なんかは苦行以外の何ものでもありませんでしたが、そんな私が社会人になった今ではhontoでレビューを書いているくらいですから、「根本的な人格は変わっていなくても、どこかしらで精神的に成長している」というのは彼女とも通じるところがあるなあと思うんです。
西洋文学の代表作
2016/03/26 14:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:受験のプロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さな子供から大きなおとなまでみんなが楽しめる本です。
それぞれの登場人物の気持ちになって、何度も読むことでまた違った味わいが楽しめる最高の傑作です。
一生読める作品
2015/11/12 00:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Lilypiano - この投稿者のレビュー一覧を見る
「赤毛のアン」は子供の頃にアニメから入った為あらすじは全て知っていましたが、成人してから文章で読みたいと思い、本書を手にとりました。
アニメにはなかった“おばけの森”のエピソードとの出会いや、文章で読むことでより登場人物の心理を知ることができたことによって、改めてこの作品の素晴らしさを感じました。
訳者による違いについては私はあまり詳しくないので良し悪しの判断はしかねますが、個人的にはアンがマシュウのことを『マシュウ小父さん』と呼んでいる事に違和感を感じたものの、他は特に気になるようなこともなく、とても読みやすかったです。
※違和感は私がアニメから入ったからであって、最初に本から入った人だったらまた違うかもしれません。
赤毛のアンの作品そのものは、子供の頃にはアン目線で、大人になったらマリラやマシュウ目線で・・と、その時その時でいろいろな視点から考えたり感じることの出来る、一生楽しめる作品だと思います。
続編の「アンの青春」、「アンの愛情」も読んでみる予定です。
魅力たっぷりの女の子
2002/06/08 18:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MIKANCAT - この投稿者のレビュー一覧を見る
器量よしではないけれど、いのちあふれる魅力でまわりの人間をとりこにするアン。ストーリーはアンが巻き起こす様々な騒動で展開されていきますが、この本のいちばんの魅力はこれから理想の女性へと成長していくアンの姿そのものなのだと思います。「赤毛のアン」は読んだことがあってもその後に続くアンシリーズを読んだことがない人は多いと思いますが、1巻で出会ったこの少女がどんな女性、母親へと成長していくのかぜひ続刊で追ってみてください。自分はどんな大人になりたいのか、何を大切に生きていきたいのか、自分の人生について深く考えさせられます。
面白い
2001/08/01 12:50
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投稿者:ねこいらず - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは「愛」をめぐるお話であり、涙も笑いも感動もすべてそろっている。『母をたずねて三千里』とおなじく、『火垂るの墓』の高畠勲によるアニメもすばらしかったが、もちろん面白さでは、やはりかなわない。
不朽の名作です!
2023/02/25 17:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃に初めて読んでから、何回も読んでいます。
元気な赤毛のアンに、夢と希望をもらいます。
プリンス・エドワード島の自然もきれいで、行ってみたくなります。
不朽の名作です!
登場人物の発するセリフが秀逸だった。
2020/10/13 13:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHK海外ドラマ「アンという名の少女」が始まって、手に取った。こんなに有名な小説なのにちゃんと読むのは初めてかも。アニメはみたので、ストーリーは知っていたけど、そこここで発せられる登場人物のセリフがいちいち秀逸である。そのおかげで、物語に深みが増す気がする。
シリーズ一作目の本書は、孤児のアンが11歳で、プリンスエドワード島の美しい村アヴォンリーに暮らすマシュウとマリラという兄妹のもとに、もらわれて(しかも、男の子のはずが、手違いで女の子のアンになった)きて、16歳までの日々を綴った物語。
ああ、たった5年間の話なのかぁ。そしてこのあと、続編が延々と続いた理由がわかる気がする面白さだった。
前向きなアン
2001/10/06 03:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗斗実 - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤毛のアンというと、空想好きでおしゃべりなおてんば少女がいろんな騒ぎを起こしつつも周囲から愛される、という印象をもってしまう。しかし、本文にもあるように、彼女がグリーンゲイブルスにやってくる前の十年余りの彼女を考えると、そのたくましさに胸がいっぱいになる。
彼女は決して恵まれた環境にはいなかった。どこへ行っても居場所はなく、誰からも欲しがられず、愛情というものを受けたことがなかった。それでも空想の世界で幸せだと自分に言いきかせながら生きてきたアン。彼女のその、どんな状況に置かれようとも前向きでいた姿勢に、私は見習わなければならない点があると思った。
そのもって生まれた才能とでも言うべき性質によって、彼女はその後のシリーズでも幸せに生きていく。