いつも旅のなか
著者 著者:角田光代
ロシアで国境の居丈高な巨人職人に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは命そのもののように人々にしみこんだ音楽とリズムに驚く。五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回...
いつも旅のなか
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商品説明
ロシアで国境の居丈高な巨人職人に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは命そのもののように人々にしみこんだ音楽とリズムに驚く。五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回る旅を、臨場感たっぷりに描く。
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人との出逢いに恵まれている方
2024/12/21 16:43
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投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
東南アジアで毎日のように、あちこち連れ回してもらえる人達や、自転車を貸してくれる人、迎えの来ない空港からホテルまで連れて行ってくれる人、こんなに助けて貰えるなんて、世界の人達は親切で、角田さんは運が良い!としか思えませんでした。
そうなんだ!
2022/04/20 07:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
角田さんも旅行好きなのですね!それで「八日日の蝉」では、あの2人はいろんなところに行っていたのですね!取材で旅行もしたのかな?そんな角田さんの旅行エッセイならおもしろいこと間違いなし!
著者の若き頃の世界中を巡った旅の数々を綴ったエッセイ集
2024/10/01 21:50
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の若き頃の世界中を巡った旅の数々を綴ったエッセイ集です。大変興味深く読めた。また、著者独特の視点も感じる良質なエッセイ集である。どこも一度行ってみたく感じた。
「また会いましょう」と言いたくなる本
2017/06/11 22:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
その年齢にふさわしい旅の仕方がある。という言葉が印象的でした。
そこでいうと、私はまだ角田さんに寄り添えていたり、寄り添えていなかったりします。
行ったことのある国の記述はそそられましたが、行ったことのない国を角田さんの目で見つめることができなくて、どんなところなのか、写真は載ってるけれど、なんとなくしか想像できなくて、そのまま消化不良。。。
またいろんな旅をして、時間がたったらまたこの小説をよみたいです。
旅する脳内
2023/02/06 09:18
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投稿者:ウォルトット - この投稿者のレビュー一覧を見る
角田さんの豪快な旅が好きです。自分も旅をしているような気分になれる紀行文はやっぱりいいですね。
旅のなかで思うこと
2024/01/10 20:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家が訪れた国々で思ったままを綴る海外旅行エッセイです。
最初はモロッコだったが、そこでバスに乗っていると隣に座った若い男の子が「日本人ですか」と話しかけてきた。
おそらくは客引きだろうと相手をしていると、バヒールと名乗る男の子は旅行者の日本人たちが書き残したメッセージで埋まったスケッチブックを見せてなにかと世話を焼きたがる。
宿のスタッフで客引きをしているのは間違いないが、その町には泊まらないと宣言されてもバヒールは笑顔でついてくる。
そして「ぼくはすべての人がシアワセになればいいと思っているんだ」という台詞を口にされ、筆者はそこに日本人的な商売人の姿を見た。
粘り強く奥ゆかしく、商売と親切を両手に客をいい気分にさせて物を売り感謝されるような商売人だ。
これだから海外旅行は面白い。
そんな感じでロシア、ギリシャ、オーストラリア、スリランカ、バリ、ラオス、ハワイ、スリランカなどなど世界各地で出会った人やそこで感じたことを短く綴っていきます。
同じ場所を旅行したことがある話では共感する部分もあり、「メテオラをヒールで登った」という話には「あんな場所を…」と絶句したりと楽しめる。
日本人の女性が好みのドストライクというオーストラリア人の男性が登場する話には苦笑するしかない。
バリではマジックマッシュルームを試してみて幻覚を見たそうですが、本当に怖いのは狂うことではなく狂っていると気づかないことだそうだ。
旅でそんなことに気づきたくない。
印象に残ったのはスリランカの聖地であるスリーバーダという山の話だ。
山の頂にある鐘を鳴らすと願い事が叶うというのはともかく、聖なる山からみるご来光は素晴らしいだろう。
筆者はそこで太陽と向き合って自分の中にある空洞の存在を強く感じたそうですが、わたしは同じ風景を目にして何を感じるのだろう。
ちなみに「恋人がほしい」と「文学賞がほしい」という願い事はかなわなかったそうです。
友人が今月モンゴル旅行するという話を聞いて、草原とゲル以外何も思い浮かばなかったのですが、筆者がモンゴルを旅した時も「なんにもない」という言葉しか出てこなかったようだ。
見渡す限りの草原に道があり、遠くにゲルが点在するだけだったらしい。
そして町に行ってもゲルとトタン小屋が密集しているだけで食堂も土産物屋もバス停もないのだとか。
友人に次に会ったらモンゴルに何かあったか聞いてみよう。
観光案内とは違うが、旅から生まれたエッセイを楽しみました。