らせん
著者 著者:鈴木光司
幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を...
らせん
商品説明
幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を暗示していた。……「リング」とは? 死因を追う安藤が、ついに到達する真理。それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか。史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。
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続編なんだけど・・
2002/07/30 21:34
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:奥原 朝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リングシリーズ第二弾。
前作の終わりで高山が死亡し、その司法解剖の現場から物語は始まる。
今回は前作リングのようなホラー色は強くない。どちらかというとSFに分類されるだろう。
『らせん』とは何を意味するのか。これは中盤以降ではっきりする。本作品はこのタイトルに凝縮されている。
SF、らせんと言えばもう分かりますね。そうそれが今回の鍵なのです。
じっくりとお楽しみ下さい。
原作がいい
2002/03/10 22:12
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投稿者:hdk - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されたのでそちらをご覧になった方。ぜひ原作を読んでみてください。リングは読んだけど、ホラー色が強くてらせんは読んでないという方。ぜひらせんを読んでください。リングの続編という意識で読むと、見事に裏切られます。とてもよい意味で。
「リング」番外編
2002/07/16 23:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:scarecrow - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は「リング」の続編であって、続編ではない。と言うのも前作がナチュラル・ホラーの王道を行っていたとすれば、本作は「リング」の設定を拝借して描かれたサイエンス・フィクションに分類されるだろう。それだけに前作同様、いや続編であれば更なる恐怖を期待するのが普通だろうが、それは見事に裏切られる。
一説によれば伝統的なホラーには合理的な解釈があってはならないそうだが、本作は思いっきり科学の分野から論理的解釈によって「リング」をぶった斬っている。そう言った型破りな手法を取るからこそモダン・ホラーと呼ばれるのかもしれないが、本作の場合、怖さと言う点においては毛ほども感じない。と言うか作者自身、それを本作に求めていないような気さえする。
では、本作は一体何なのかと言うと、「リング」の正体、つまりリングウィルスの発見、浅川から見た高山竜司と舞から見た高山竜司と言う「リング」に深く接した一人の人間の人間像の対比、作者は当初意図していなかったようだが「ループ」への伏線となる貞子の復活と言ったエピソードを盛り込むことによって「リング・ワールド」に更なる深みをもたらすことに成功している。
結論を述べると純粋なホラー作品としてはホラーに分類されるのかどうかすら怪しいほどだが、リングの番外編、「リング」を別の切り口から見せる(魅せる)作品として考えればなかなかおもしろい構想だったと思う。
リングの世界観が…
2021/03/14 14:12
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
リングの続編。ホラーというよりはSF?リングで一旦終わったと思われた事件が新たなステージに入り、科学的に検証されていく。
内容は興味深いし、物語としては非常に面白かった。
ただ、リングの世界観が壊れてしまったのは残念。リングはリングのまま、完結として欲しかった。
ワクワク・ドキドキのスリラーの最高傑作!
2016/02/20 08:57
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、鈴木光司氏の『リング』、『ループ』などのシリーズの一つで、他の作品と同様、冒頭から一気に読者を引き込んでいきます。謎の死をとげたある一人の男性の死体を検視する医師。そこで見つけたものは正体不明の肉腫でした。科学的(医学的)な知識も駆使しながら、ストーリーが展開していく、まさに読者をワクワク、ドキドキの世界に引き込んでくれる傑作です。
産みの苦しみ
2013/10/15 09:41
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投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作を受けての作品だけにまわりの期待値に対しての評価が分かれた作品。ホラーからSFへの橋渡しをぎりぎり擬似科学的解釈で乗り切っている。私的には前作より好きな作品。
リング続編。
2002/06/25 18:44
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作リングと比べると、小説の技術が目に見えて向上している。
リングは超自然的な物語だったのに対し、続編であるらせんでは、論理的検証が施されており、ホラーというよりはSFやミステリーに近い。私個人としてはその方が好みなのだが、ここでは例外で、リングの方が面白かったように感じる。らせんではリングのようなサスペンス色が薄れ、一気に読ませる勢いが薄れてしまったのだ。小説としての出来は、らせんの方が上だが、リングにあった新人の勢いが、らせんではプロとして落ち着いた為に、失われてしまった感がある。
一流の小説家には、概ねストーリーだけでなく文章や表現にも独自性が表れるものだが、鈴木氏は無味な気がして、そこも少し残念だ。それともこれがホラーやSFの特色なのだろうか。他のジャンルの作品も読んでみねば何も言えないが……。
読み応えがある
2024/03/31 22:51
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投稿者:ふるかわぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
リング特有の恐怖感もあって、先が気になる展開で、全巻の登場人物も絡んでくるので読んでいて楽しかった。
最後まで読んで、うわーーーっとなり。主人公の気持ちが痛いほどにわかった。
呪いを科学的にみて謎を解いていく
2018/12/31 19:49
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の終わりから続いていて変化した呪いを、主人公が科学的に謎を解いていく話。
もうホラーとは言い難いかな。
「出産」のあたりは気持ち悪い怖さを感じたけど。