ロードサイド・クロス 上
著者 ジェフリー・ディーヴァー (著) , 池田真紀子 (訳)
現代米国ミステリの最高峰、ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズ。同シリーズの『ウォッチメイカー』で初登場したのが、嘘を見抜く達人キャサリン・ダンス捜査官。本作は「...
ロードサイド・クロス 上
商品説明
現代米国ミステリの最高峰、ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズ。同シリーズの『ウォッチメイカー』で初登場したのが、嘘を見抜く達人キャサリン・ダンス捜査官。本作は「このミス」第5位に選ばれた『スリーピング・ドール』に続き、彼女が主人公を張ります。人を轢き殺したとして有名ブログで吊し上げられた少年をバッシングした者が、次々に命を狙われる。ダンスは失踪した少年をリアル世界とネットの両面から追うが……。
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上巻
2023/07/31 16:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
チルトンすごいいやですね。
最後に襲撃されたって言ってるので、これで反省?して下巻ではサイト一時閉鎖にするとかしてほしい。
それにしても、犯人は彼なんでしょうか???
後半の展開が楽しみ
2019/08/27 09:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はブログにまつわる犯罪。悪意ある投稿に腹を立てた犯人が投稿者を襲うというもの。犯人は早々に分かっていて、下巻でどういう展開になるか逆に楽しみ。また、前作の安楽死問題に絡み、ダンスの母が逮捕に。これもどういう展開になるか楽しみです。
ストーリーとキネシクスのバランス
2014/02/23 21:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディーヴァーのシリーズもので、キャサリン・ダンスのシリーズである。ダンスはリンカーン・ライムのシリーズで初めて登場して以来、スピンアウトして本書が2冊目である。
ダンスはカリフォルニア州捜査局の捜査官で、人の仕草や言葉などの態度で心理状態を読み取るキネシクスを操る。ライムのシリーズ『ウォッチメーカー』ではそのプレゼンスで読者に大きな影響を与えた。
率直に言ってスピンアウト第1作の『スリーピング・ドール』には失望した。お得意のキネシクスを活用する場がほとんどなく、その他の警察ものとほとんど変わらなかったからである。
今回は如何に。ストーリーはそれほど凝ったものではないが、ネットにおけるSNSがストーリーのキーになっているので、最近のネット事情を知らない読者には理解するのにかなり骨を折ったかもしれない。凝ってはいないストーリーなのに、何故文庫本2冊の大部になっているのか。それは新たな人物が登場すると、服装、ヘアスタイル、見てくれなどに詳細な描写をしているからである。それがストーリーにどれほど影響を及ぼしているかは分からない。
そういう点で冗長感は免れない。本書でキネシクスはかなり頻繁に登場して、読者をなるほどと思わせる。ただし、欲を言えば取調室でそれが発揮されるわけではなく、聞き込み調査が主になるので、キネシクスの真髄が十分描かれていたかといえば、ノーであろう。
上下2冊の大部になっているのは、ディーヴァーお得意のどんでん返しがあるからだといえないわけではない。それは十分楽しめ、やられたと思わず唸りたくなる仕掛けであった。ただし、ライム・シリーズほどではない点で、ストーリーに重点を置いているのか、キネシクスなのか、バランスを取り過ぎた結果散漫になってしまったとも言えよう。
すでにこのシリーズでは第3作が出版されているそうだが、この調子ならば、徐々にファンが離れていくような気がしてならない。キネシクスという武器を持つダンスなのだから、ストーリーを充実させて欲しいというのが、私の願いである。