ゴッホ殺人事件(上)
著者 高橋克彦
幻の作品群(コレクション)があった!? 明かされるゴッホの真実。貸金庫に母が遺した謎のリストは何を意味するのか。パリ在住の美術品修復家・加納由梨子は「ヴィンセント」の文字...
ゴッホ殺人事件(上)
01/23まで通常734円
税込 367 円 3pt商品説明
幻の作品群(コレクション)があった!? 明かされるゴッホの真実。貸金庫に母が遺した謎のリストは何を意味するのか。パリ在住の美術品修復家・加納由梨子は「ヴィンセント」の文字を手がかりに調査するうち、存在すら知られていない膨大なゴッホ作品のリストだと知る。さらにゴッホの死因についての衝撃的な新説にも辿り着く。だが同時に、由梨子の身に危険が忍び寄る。(講談社文庫)
目次
- プロローグ
- 第一章 復 活
- 第二章 曲 折
- 第三章 殺 人
- 第四章 暗 闇
著者紹介
高橋克彦
- 略歴
- 1947年岩手県生まれ。「写楽殺人事件」で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。「北斎殺人事件」で日本推理作家協会賞、「緋い記憶」で直木賞受賞。12年日本ミステリー文学大賞を受賞。
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ゴッホに隠された謎を追う
2005/11/24 22:54
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本で、いや、世界でも一、二をあらそうほど有名な画家、ゴッホ。彼の未発見の絵とそれにからんだ殺人事件を、塔間双太郎が追いかけます。
これまでの、写楽や北斎など日本の浮世絵師の名前をつけた一連のミステリと比べると、スイス・オランダ・フランスなど舞台が世界に広がっていてサスペンス性が高まっています。殺人事件とともに、ゴッホの生涯に隠された謎を追求していくあたりは今まで同様ですが、これが定説を覆すような驚きの内容、しかもそれをさらに一ひねりしてあり、これを読むためだけでも本書を読む価値有り、歴史ミステリのおもしろさを味わえます。
シリーズ探偵である塔馬双太郎の悲しい過去の清算もファンには見逃せません。
ゴッホや絵にそれほど詳しくはないのですが、とてもおもしろく読めました。