- 販売開始日: 2015/03/13
- 出版社: 英治出版
- ISBN:978-4-86276-154-5
なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践
著者 ロバート・キーガン(著) , リサ・ラスコウ・レイヒー(著) , 池村千秋(訳)
変わる必要性を認識していても85%の人が行動すら起こさない-?「免疫マップ」が本当の問題をあぶり出す!発達心理学と教育学の権威が編み出した、究極の変革アプローチ。『なぜ会...
なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践
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商品説明
変わる必要性を認識していても
85%の人が行動すら起こさない-?
「免疫マップ」が本当の問題をあぶり出す!
発達心理学と教育学の権威が編み出した、究極の変革アプローチ。
『なぜ会社は変われないのか』『どうやって社員が会社を変えたのか』著者
柴田昌治氏(スコラ・コンサルト プロセスデザイナー) 推薦!!
この本に書かれている「自分の持っている免疫マップ、つまり改善目標や阻害行動、裏の目標」などを、事実と自分に向き合いながらみんなで見つけ出せるなら、改革を効果的に展開することが可能になるでしょう。--柴田昌治
本書で提示される「免疫マップ」とは、「変わりたくても変われない」という心理的なジレンマの深層を掘り起し、変化に対して自分を守ろうとしているメカニズムを解き明かす手法です。
著者たちは、変革が進まないのは「意志」が弱いからではなく、「変化⇔防御」という拮抗状態を解消できないからだと説きます。
単純な理論の展開だけではなく、長年の経験で培った実践的手法を紹介。
組織のリーダーやメンバー、企業の経営陣、プロジェクトチーム、政府機関、教育機関など、さまざまな個人と組織の変革を導いた豊富な事例が詰まった一冊です。
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理論は興味深い。ビジネス書の枠を、完全に超えている良書。
2016/11/03 17:13
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はビジネス書として刊行されているが、その内容は明らかにジャンルを超えている。
普通ビジネス書といえば、実用向けの、深くない内容のものが多い。
また、明確な根拠を示さずに経験から得た結論を掲げる、といったことが多い。
本書はむしろ、心理学の本と言っていいだろう。著者も心理学畑の人のようだ。
内容は濃く、ビジネス書にありがちなハッタリ系ではなく、むしろ科学的な態度の記述。
実例も多く紹介されているが、非常に現実的。
また、単に読むだけではなく、読者も読みながらこの理論を実践できるように、手引きも丁寧に作られてある。
自分も免疫マップを完成させるところまではやってみたが、実際に実験を繰り返し検証してみるところからは、
実践しないで読むだけにしてしまった。
組織についても、自分の所属する組織でもしもこれを導入したら…? とは一瞬思ったが、実際には導入できない。
本書の理論は興味深く、参考になる。
ビジネス書の体裁なので読むのを躊躇してしまう人が多いと思うが、その内容は、しっかりしている本。
ロバート・キーガン の決定版
2022/03/02 12:21
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もり - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に良書でした。
ロバート・キーガン の決定版となりうるように思います。とてもいいです。おすすめです
内省を行うための良書
2019/01/03 22:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pika - この投稿者のレビュー一覧を見る
人が変わろうと思って、「改善目標」を設定しても変われないのは、「裏の目標」が存在するからである。分量は多く、読破するのに時間はかかりますが、知識のインプットとは違う局面で、自分の成長に頭打ち感を感じている方は、多くの気づきを得ることができるかもしれません。
人間性の成熟は、意図して実行できる、という本であると思いました。
2019/11/13 22:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
技術的な対応ではなく、適応が必要な問題に対応するためにはどうすれば良いか、ということに、筆者なりの回答を示した本です。適応とは、人間性の成熟、物事を一段上から見るための視座、あるいは悟り、のようなものに近いのかもしれません。
適応が必要な問題に取り組むためには、自分の行動発露の核となる感情を知る必要があり、その感情に逆らう行動を意図して行い反応を学習することで、世界の見方と行動を変えることができる、という趣旨であると理解しました。
私は心理学や精神医学には全く詳しくないですが、おそらく認知行動療法に近い活動なのだと思います。あるいは、リハビリテーションのような活動の、思考に対するもの、というものに近いような気がします。
本書の内容は、個人一人で実施するのは想像より難しいところがあるかと思います。また、組織改革としてプロジェクトやタスクフォースとして取り組むものとも少し異なる気がします。実施するには、伴奏者のような役割の方が大切だろうと思いますし、組織的に取り組むならば組織代表者の強く息の長いコミットが必要でかつ人事研修として定期的振り返りを埋め込まれた枠組みで実施しないと、当該手法が自走するまでに至らないと思います。
各ケースは、当該手法の流れと至った顛末を説明するために用いられているため、ケースごとに得られている示唆、感想をどこまで自分ごととして取り込むかは、個々人で判断する必要があると思います。
(以下、自身のためのメモ。もし自分が知っていたら、もっと本書の中身が分かったのかな、と思う内容…マズローの5段会欲求、ジョハリの窓、認知行動療法、学習する組織、悟り、など)
成長について
2016/03/01 13:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藍玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
集団と、人間の成長過程について、実際のデータに基づき論理的に説明してあります。根性論でなく、なにをどうしたら変化するのか目から鱗です。