満鉄調査部
著者 小林英夫
ソ連研究の中心地であり、満洲国建国に際して経済計画の策定に注力。日中戦争期には占領地の宣撫工作と調査活動とともに、日中戦争の行方を予測する総合調査までも担った。アジア太平...
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商品説明
ソ連研究の中心地であり、満洲国建国に際して経済計画の策定に注力。日中戦争期には占領地の宣撫工作と調査活動とともに、日中戦争の行方を予測する総合調査までも担った。アジア太平洋戦争開戦後は、ビルマ・マラヤの調査までも手がけたが、関東憲兵隊との摩擦により機能停止に。満鉄調査部の活動は、いまでは「日本初のシンクタンク」と評され、そのエッセンスが戦後の経済発展やアジア研究に大きく寄与した。その全貌を明かす。(講談社学術文庫)
目次
- はじめに──「元祖シンクタンク」としての満鉄調査部
- 序 章 満鉄調査部の誕生
- 第一章 調査機関とロシア革命
- 第二章 国益と社益の間で
- 第三章 満鉄調査部と日中戦争
- 第四章 満鉄調査部事件の真相
- 第五章 それぞれの戦後
- 補 論 満鉄調査部と戦後の日本社会
- 主要参考文献
- 関連年表
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国策企業としての満鉄
2019/09/22 00:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国策企業としての満鉄の活動と、調査部の役割について記した本。著者は外にも満鉄について多くの本を記しており、とても勉強になった。