ふしぎな君が代
著者 辻田真佐憲
「君が代」は議論の絶えない歌である。明治早々、英国王子の来日で急遽、国歌が必要になる。しかし、時間がないため、『古今和歌集』の読み人しらずの短歌に鹿児島で愛唱されていた「...
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商品説明
「君が代」は議論の絶えない歌である。明治早々、英国王子の来日で急遽、国歌が必要になる。しかし、時間がないため、『古今和歌集』の読み人しらずの短歌に鹿児島で愛唱されていた「蓬莱山」の節をつけて間に合わせたのが「君が代」の誕生だといわれる。以降、1999年に「国旗国歌法」で法的に国歌と認められるまで、ライバルが現れたり、戦時下には「暗すぎる」、戦後には「民主国家にふさわしくない」と批判されたり波乱が続く。最近では、教育現場での「君が代」斉唱が再び問題視される。日本人にとって「君が代」とは何なのか? 気鋭の若手研究者がその歴史をスリリングに繙く。
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向き合うための知識
2015/08/18 22:25
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どんぶり飯 - この投稿者のレビュー一覧を見る
国歌は君が代、歌詞はこう、とは知っているものの、そこで知識がほぼ止まっていたため、現在の問題について考えようとしても、その土台がないため、ただ自信なく、ふらふらする意見を抱えていました。
考えるきっかけとして大いに助けになる親切な一冊。
君が代の歴史
2024/05/31 10:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
君が代の歴史について知らなかったことがたくさんあることに気付かされる。海軍省が国際儀礼で必要に駆られて急遽お雇い外国人に頼んで作ったプロトタイプがあるのは知ってたが海軍省と宮内省で現行の君が代と同じものを制作した後も陸軍省や文部省は独自の国歌を作ろうとしたり今の君が代が国歌として定着するまで紆余曲折があったことなど面白い。
ニュートラルな立場から
2018/05/31 19:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ふしぎな君が代』は、辻田真佐憲という若い著者の本。
「君が代」といえば、右か左かという問題になりがちですが、ニュートラルな立場から「君が代」について語っています。
(幻冬舎新書だけあって?)戦時中の扱いなど、ちょっと言及が甘い感じもありますが、強制は避けるべしと明言し、「歌う国歌」から「聴く国歌」へ、という提言はなかなか面白いなと思いました
日本人なら一度は先入観を捨てて読むべき本
2016/01/31 20:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
国威発揚のために利用されがちな国歌。
果たして「君が代」はそうした装置だったのか。
近代化をがむしゃらに追い求めた明治の日本が、世界に伍する
ために漸く整えた国歌。それは千年も前の古今和歌集の和歌を
詞とし、大陸文化由来の雅楽仕立で作曲し、ドイツ人の音楽家
により編曲された、正に近代日本を体現するかのようなハイブ
リッドな曲であったというのは、新鮮な驚きでした。
敗戦という国家の根本を覆す未曽有の経験に晒されて、尚も
生き残った「君が代」。
イデオロギーの違いはあっても、先人から受け継がれた遺産と
して、今一度見直す必要があるのではないか、と考えさせられ
ました。