大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―(新潮文庫)
著者 エドガー・アラン・ポー , 巽孝之/訳
ミステリ、ホラー、ゴシック小説など様々なジャンルで後世に多大な影響を及ぼしたアメリカ最大の文豪ポー。彼は他にSFやファンタジーの分野でも不朽の名作を多く残している。284...
大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―(新潮文庫)
商品説明
ミステリ、ホラー、ゴシック小説など様々なジャンルで後世に多大な影響を及ぼしたアメリカ最大の文豪ポー。彼は他にSFやファンタジーの分野でも不朽の名作を多く残している。2848年、気球スカイラーク号での旅を描いた「メロンタ・タウタ」、サイボーグをテーマにした「使い切った男」、ディストピアについて描こうとした、彼の遺作で未完成作品「灯台」など、傑作全7編を収録。
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古典なんでしょうが、「メロンタ・タウタ」と「アルンハイムの地所」の面白くなさは格別
2022/04/04 18:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずもってレビュータイトルに挙げた二篇だが、とにかく面白くない(訳文もイマイチ)。最も面白かったのは「使い切った男」だったが、その陰画が江戸川乱歩の「芋虫」ではないのか、とも感じた次第。(加えて云えば、「メロンタ・タウタ」は映画『猿の惑星』に通じる発想があり、「アルンハイムの地所」はかのDisneylandにある各ボーティング・アトラクション(カリブの海賊など)に通ずる風情があるとも感じた次第です。)
なお、本書を読んで、「SFの先覚者のひとり」(218頁、訳者解説)としてのEAPの位置づけについては理解が深まったし、未完の「灯台」に関して、訳者いわく「何しろ文豪未完の短編であるから、これに挑戦すれば誰もポーの競作者とは言わずとも共作者にはなれる、というのが魅力の一端だろう」(233頁、同)との指摘にはなるほど。(それにしても、訳者解説だが、「メロンタ・タウタ」と「メルツェルのチェス・プレイヤー」の順番は逆ではないのか・・・)