ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い
著者 西寺郷太(著)
チャリティ・ソングの金字塔がアメリカン・ポップスの青春を終わらせた?1985年に発表された〈ウィ・アー・ザ・ワールド〉は、全米のスターたちが飢餓救済のために集ったチャリテ...
ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い
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商品説明
チャリティ・ソングの金字塔が
アメリカン・ポップスの青春を終わらせた?
1985年に発表された〈ウィ・アー・ザ・ワールド〉は、全米のスターたちが飢餓救済のために集ったチャリティ・ソングの金字塔として名高い。しかし、もしこの曲がアメリカン・ポップスを「終わらせた」張本人だとしたら……。映画音楽に始まるポップスの歴史をやさしくひもときながら、奇跡の楽曲が生まれた背景、その後にもたらされた「呪い」の正体を検証する。
80’sの語り部・西寺郷太が放つ渾身の一冊!
[内容]
はじめに──1985年。アメリカン・ポップスの青春が、終わった。
第1章 アメリカン・ポップスとは何か
第2章 ディスコとMTVが、世界を混ぜた
第3章 〈ウィ・アー・ザ・ワールド〉徹底研究
第4章 華やかな夜の影で
第5章 〈ウィ・アー・ザ・ワールド〉の呪い
あとがき
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80年代の呪い
2019/11/21 11:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ウィー・アー・ザ・ワールド」というプロジェクトが持つ歴史的、そして音楽的な意味をきちんと検証する。レコーディングの詳細なデータから、あの夜に何があったのかを詳細に描き出す様はスリリングなドキュメンタリーを見ているようだった。タイトルにある「呪い」については若干こじつけな部分を感じるが、このプロジェクトを境に個々のアーティストにではなくアメリカン・ポップス、80年代のチャート音楽にひとつの時代が終わったというのは確かだと思う。著者とほぼ同世代の人間として、頷いたりつっこんだりしながら一気に読んだ。
アメリカンポップス入門
2015/09/05 13:42
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半は、アメリカンポップス史とマイケル・ジャクソンのわかりやすく解説。後半で、あの名曲の製作過程と関わった人々のその後。最終まで読まなければ、あの名曲の呪いがわからない。
本書は、著者の西寺豪太の「アメリカンポップス史入門」または、「マイケル・ジャクソン入門」書だと思う。
ちょっともの足りない
2015/10/18 21:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:粒谷区住人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この超有名な曲の元々の仮タイトルに全てが集約された曲であったのだという筆者なりの仮説は面白かった。
大幅な改訂版もしくは、更に掘り下げたパート2を期待ということで、5点。
we are the world
2020/12/14 14:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
西寺郷太さんの「新しいマイケル・ジャクソンの教科書」が面白かったのでこちらにも興味を持ちました。芸能人にとってのイメージというものの大事さや恐ろしさを感じました。ここにも参加しているシンディ・ローパーは阪神淡路大震災、東日本大震災でもチャリティーを行っていて、歌も大好きなのでこれからもずっと聴きたいと思います。
看板倒れ
2015/10/02 08:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「呪い」という表題に惹かれ、思わず買ってしまいましたが、尻すぼみかつ看板倒れでした。
内容は「ウィ・アー・ザ・ワールド」をアメリカンポップの頂点に据え、その頂点に至るまでの過程を、主要メンバーのキャリアまで遡り、さらには「ウィ・アー・ザ・ワールド」のその後にも言及しています。マイケルジャクソンやライオネルリッチー等、当時を知る方には、とても懐かしく、アメリカンポップの入門書に仕上がっています。
一方、本題の「呪い」については極めて疑問です。
芸能人は、誰でも浮き沈みがあります。同じような楽曲を聞いていたら、そのうち飽きます。それは日本人であろうと外国人であろうと同じです。「ウィ・アー・ザ・ワールド」に呼ばれた歌手たちは、その時に絶頂を迎えていた方々ばかりですから、ビッグネームとは言え、その後没落していくのは自明の理です。さらに、その後、急速にネット社会に移行していく中で、嗜好の多様化が全世界規模で進んだことを勘案すると、全世界的にビッグヒットが生まれなくなったことも時代の流れでしょう(日本でも国民歌のような大ヒットは、今や生まれることはありません)。そういった意味では、「呪い」には全く説得力がなく、こじつけの看板倒れでした。
ただ、アメリカンポップの歴史を手っ取り早く知るには、なかなかの好著だと思いますので、「呪い」には拘らずに読むことを勧めます。