希望が崩れ去って行く絶望
2018/08/11 22:52
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投稿者:Owen Reecew - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作怪獣黙示録で登場しなかった怪獣が人々にどんな影響を与え、希望になったのか。そしてメカゴジラを建造する為に尊い命が虫ケラのように喪われてゆく絶望。インタビュー形式である本作の良さが全面に出てました。
映画化すればいいのに…。
2018/05/22 15:07
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投稿者:亀戸亨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「GOZILLA怪獣黙示録」の続編です。アニメ映画には登場しない東宝怪獣の描写が多数あります。映画の世界観と少し違和感を感じますが、怪獣好きには堪らない、もっと読みたくなる1冊です。本書も映画化すればいいのに…。
人類の運命が、映像にするのを躊躇うほどに悲惨
2023/05/25 07:25
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投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
まったくもって救いがない。アニメ版『GODZILLA』の前史として『怪獣黙示録』とともに小説となっている。映像ではなくあえて小説にする必要はあったのか。そこにどんな意図があるのか。人類の運命が、映像にするのを躊躇うほどに悲惨。第一作目がこれだったら、続けて観てもらえるか。次々と現れる怪獣のオンパレードが、過去の作品へのオマージュとしてまだ楽しむことのできた『怪獣黙示録』。本作ではそんな余裕すら失わせる悲惨な状況が人類に訪れる。他を圧倒する、想像を超える破壊力と戦意を喪失させる徹底的なゴジラの人類への攻撃。
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前作は色々な怪獣映画をくっつけただけの印象が強かったが、今作はそこから更にGODZILLA作品へと昇華させた印象。インタビュー形式なのは同じだが、ゴジラの恐怖や強さ、それに対抗しようとあがく人々の心情が描かれており、ひとつのエンタメ小説として成り立っている。
そして特撮映画に詳しければ詳しいほどに楽しさが倍増していく仕掛けはホントに脱帽した。ゴジラ好きならば是非とも読んでほしい。
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いかに怪獣が強大な存在であろうとも
その破壊力は限定的で、人類を滅亡させるには及ばない
しかし人類は
ゴジラへの恐怖と、それを駆逐しえない文明への絶望で
みずから滅びの道を選択しつつあった
そんな中、文明を捨てて怪獣との共生をはかる人々が
守護神をともなって現れる
アニメ映画「GODZILLA決戦機動増殖都市」の前日談…というか
小説「怪獣黙示録」の続編ですね
東宝怪獣たちに蹂躙された地球人が、宇宙人からの技術提供を得て
さまざまな東宝超兵器群をつくりあげます
なんの読者サービスだろう、メーサー戦車を駆る少女部隊なんてものが
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もしもアニメーション映画のゴジラ2作目を見るなら、是非とも小説版の方も読んでほしい!
1作目同様、小説が映画を補完する形になっているからで、小説を読んでおくと、映画の世界観に深みが増す。
サブタイトルの通り、これは二隻の宇宙船が飛び立つ直前の、メカゴジラ計画を巡る人々の記録となる。
正直、昭和の特撮映画の中で出てくるメカゴジラはぴんとこなかったのだが、こちらはなんとも凄まじい。
ゴジラに対抗するために、地球人とビルサルドに残されたリソースをほぼ全て注ぎ込んで作るメカゴジラ、
そこに迫るゴジラを阻む術がない軍、
そしてメカゴジラは……!
そして、この時メカゴジラの体表に使用されたある物質が、映画の方ではとんでもない進化を遂げている。
同じヒューマノイドである人類とビルサルドの根本的な違いがここで明らかにもなる。
1作目に劣らず絶望的な状況であがく人々。
小説版にはもうひとつ、妖星ゴラスが登場するが、このゴラスもとんでもない事に使われるので、ゴラスを鑑賞した事のある人にはちょっとしたお楽しみだ。
(おいら宇宙のパイロット~♪)
さて、アニメーション版ゴジラは三部作なのだそうだ。
いったい次でどう収拾をつけるのか。
映画のラストで、三作目に登場する怪獣の名前がオープンになるので、胸がときめく!
私は映画も鑑賞してきたのだけれども、その際、ふと耳にした観客が漏らした一言に強く共感した。
「このままだと、ガメラが出ても不思議じゃねえな」
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二冊続けて一気に読んでしまった。 そもそも元々のゴジラをほとんど見たことがなかったけれど、読み進めて行くうちに初めて、オマージュ的に設定を踏襲していることが分かって、そこにここからどうなるのかとワクワクした。劇場では第1章しか観ていないことは失敗だったなと思うとともに続きが待ち遠しい。
180716
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前巻から引き続いて人類滅亡のカウントダウンを関係者の回想録のかたちで回顧する。映画本編のネタバレとしては、主人公の父親と母親が、移民団脱出後にも生きており、ラストにモスラが出てきていたことくらいかしら。小説版はこれで終わりっぽいけど、映画3部作完結編は11月公開。
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これで、あの映画の予告編に繋がるな。
しかし、ガイガンにこれほど愛を感じるとは思わんかったよ(^^;
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『アニゴジ』プレストーリー第2弾。
怪獣黙示録の続編なのでそちらを読んでから読まないと話はわかりません。
前作同様怪獣との戦いの記録をインタビュー形式で載せているもの。今回は主にゴジラに蹂躙されていく人類の歴史である。
打倒ゴジラのために人類は、人類の数そして地球の環境を一変させてしまうようなオペレーションを遂行していくも失敗に終わる。そして人類の希望はビルサルドと呼ばれる異星人が開発するメカゴジラだけとなる・・・
これはまさに地獄。最後の審判。なりふり構っていられない状況の中、狂乱が永遠に続く・・・
今作では破壊神ゴジラと相対する怪獣も登場し、盛り上がる。アニメーション映画を観ていない人も、夢中になって読める本だと感じました。
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前作に引き続き、2017年公開の映画『GODZILLA 怪獣惑星』の前日譚を描いた小説。
今回特に面白かったのがガイガンの話題でした。ガイガンは過去作は不勉強なもので『FAINAL WARS』に登場したものしか知らないのですが、まさかの味方側での参戦には驚きました。また過去作ではサイボーグ怪獣で登場したガイガンが、その通りどんどん生身を吹き飛ばされ、失い、機械に付け替えられ、様々に形態変化していく様には心が重くなりました。映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』を観た後だったので、ガイガンの最終形態はしんどかったです。ガイガンはサイボーグ怪獣で修理されては何度でもゴジラの前に立ち塞がるキャラクターだというのは、過去作でも多分定番の立ち位置ですし、それによって愛されてきたと思うのですが、あの歴代最強とも言えるゴジラとやり合うためにはこうなるしかなかったのかな、と考えると辛くなります。辛くなりますが、とても良いリスペクトを受けていますし、何度でも読み返してしまいます。
何度でも読み返してしまう魅力が、前作と併せてこの小説にはあります。
また、先程のガイガンの話題も含め、過去作の小ネタは健在です。オキシジェン・デストロイヤーの話題、そしてあの怪獣の登場の示唆にはわくわくしました。ゴジラは遭遇したのでしょうか。ちょっと興味があります。そして舞台が日本に移った後に登場するインタビュー相手達の名前もまた過去作に登場する名前が反映されており、過去作を見返す楽しみが増えました。
何度でも小説、アニメ『GODZILLA』三部作、他のゴジラ作品を読み返し、見返させる魅力が、この小説にはあります。楽しかったです。
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ゴジラとの絶望的な戦いに挑んだ、当事者達の生々しい証言がインタビュー形式で綴られている。
アニゴジの前日譚なので、とにかく悲惨で救いがない。
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ちゃんと本編に繋がっていてよかった。文章っぽく書かずに証言として書かれているところが良かった。読みやすい。アニメ3部作を見た人なら見てほしい一冊。