地図の歴史 世界篇・日本篇
著者 織田 武雄
文字よりも古い歴史をもつといわれる地図には、その時代の人々の世界観が描かれる。それは豊かな想像力と確かな科学や測量が融合した、時代の観念の具象化だった。世界と日本それぞれ...
地図の歴史 世界篇・日本篇
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商品説明
文字よりも古い歴史をもつといわれる地図には、その時代の人々の世界観が描かれる。それは豊かな想像力と確かな科学や測量が融合した、時代の観念の具象化だった。世界と日本それぞれに、人類はどのような観念を地図に描き、そして現実の世界とつなげようとしてきたのか。斯界の泰斗が、興味深い数多くのエピソードに160点超の豊富な図版を交えてつづる地図の歴史。長く読み継がれてきた歴史地理学の入門書、待望の文庫化!
目次
- 世界篇
- 第1章 地図の起源
- 第2章 ギリシア・ローマ時代の地図
- 第3章 中世における世界図の退歩
- 第4章 近代地図のはじまり
- 第5章 地理的発見時代の地図
- 第6章 世界図における新大陸
- 第7章 メルカトルから近・現代地図へ
- 第8章 中国における地図の発達
- 日本篇
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地図の歴史
2021/08/14 11:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界編ではメソポタミアから古代ギリシャ、中世ヨーロッパのTO図、そして大航海時代の世界地図作成と古代から近代までの地図の歴史がよくまとまっている。日本編でも行基図に始まり戦国時代の南蛮渡来の世界地図に伊能忠敬や間宮林蔵などの実測図と時代毎の地図の歴史について知れて良い本。発行は1970年代と古い本だが今でも十分読める。
古来からの地図を見ることで、当時の人々の観念や思考を考察していく画期的な歴史地理学の入門書です!
2020/03/18 09:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、これまでロングセラーを誇ってきた講談社学術文庫の一冊です。同書は、表題にもありますように、地図の歴史を分かりやすく解説したものですが、地図は、実は文字の発明よりも長い歴史をもっており、その時々に描かれた地図には、その当時の人々の観念や思考が具象化されていると、著者は主張します。同書では、こうした当時の人々の思考や観念を、160点以上もの興味深い世界地図、日本地図の図表を見ながら、考察していきます。非常に興味深い一冊です。
探検 帝国主義と地図
2023/05/03 15:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
地図というものが、未知の土地の探検征服そして帝国主義と不可分のもの、その象徴とも言えるものということがよくわかった。特に前半のヨーロッパ編では「探険史」に多くのページを割いている。一方、地図作図の技法的な面からの記述はほぼ皆無で、メルカトル図法.多面体図法...といった名称が難の解説もなく並んでいるだけで、この点は非常に不満である。
後半の日本編は伊能忠敬と間宮林蔵の二人につきる。