- 販売開始日: 2019/03/01
- 出版社: 集英社クリエイティブ
- レーベル: 集英社単行本
- ISBN:978-4-420-31081-9
「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと
著者 中村桂子
本が大好きな生命誌研究者が、幼少期から親しんだ児童文学のヒロインたちから「ふつうのおんなの子」という生きかたを取りだし、その視点から見えてくる世界と可能性について魅力たっ...
「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと
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商品説明
本が大好きな生命誌研究者が、幼少期から親しんだ児童文学のヒロインたちから「ふつうのおんなの子」という生きかたを取りだし、その視点から見えてくる世界と可能性について魅力たっぷりに語る自伝的エッセイ。 【本書に寄せられた推薦文】(中川李枝子さん)あなたもわたしも「ふつうのおんなの子」。力と自信がわいてくる、うれしい本です! (阿川佐和子さん)「シアワセってこのことよね!」この本を読みながら、いったい何度叫んだことだろう。
目次
- 私の中の「ふつうのおんなの子」/1『あしながおじさん』の女哲学者/2『長くつ下のピッピ』の自由な生きかた/3『やかまし村の子どもたち』のふつうを絵に描いたような日々/4おんなの子の戦争と平和/5少女時代に読んだ本/6『若草物語』の四人姉妹/7ケストナーと子どもの世界/8『モモ』の時間感覚/9『ハイジ』を取りかこむアルプスの自然/10『小公女』の語る力/11『赤毛のアン』を支える人々/12「虫めづる姫君」の観察眼/「ふつうのおんなの子」の未来に向かって/あとがき/主な参考文献
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懐かしさと安心感をもらいました。
2020/05/13 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Mom Onoki - この投稿者のレビュー一覧を見る
新型コロナウイルスに翻弄されているさなか、読書機会が増えました。最近は、知識を増やす実用書を読む機会のほうが多かったのですが、薄っぺらな上に知識ばかり増やしている頭でっかちな感覚も覚えていましたので、本書を読んで、子どもの頃に読みふけった本たちをもう一度読み直し、人としての厚みを増して、ふつうのおんなの子、としての生き方を、自分なりに無理なく見出していきたいと感じました。
文章が上品で安心して気持ちよく読めました。ありがとうございました。
『「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと』
2018/09/03 21:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
児童文学の窓から文明批評すると“ふつうのおんなの子”が見えてきた!
『あしながおじさん』のジューディ
『長くつ下のピッピ』のピッピ
『赤毛のアン』のアン
『小公女』のセーラ...
望ましい社会をつくりだす“ふつうのおんなの子”は
小さなことや何気ないことを面白いと思いながら暮らしている
みんながいきいき暮らすというあたりまえのことを最も大切と考えている
じっくりと課題に向き合い本質を考えながら丁寧に生きている
「日常の中で接するものやことをよく見て、自分の言葉で考え、納得しながらふつうに暮らす」“ふつうのおんなの子”の生きかたが21世紀を暮らしやすい世の中に変えていく
「生命誌」を専門に研究する科学者による“ふつうのおんなの子”のすすめ
ふつうのおんなの子でいいんだと安心した
2020/07/05 16:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
元祖リケジョとも思われる著者が、子どもの頃出会った児童文学と、その中に登場する「ふつうのおんなの子」のもつ力について作品別に述べられている。
男女共同参画云々と言われて、ずいぶん久しく、そして日本は先進国の中でも男尊女卑がかなりヒドイといわれている。
今なお、ふつうであることが難しいのはどうしてなのか。
いろいろ考えさせられる。そして文学から得られる希望や生きる力というのは結構重要なんだなと、改めて考えさせられた。
特別でなくてもいい、ふつうの感覚というのは生きる上でかなり重要で、おんなのこの持つ本能は生きる力に直結しているんだと思う。