月の都 海の果て
天下四国は、天が王を定める東西南北の四つの国。 南方に位置する「徐」の元王様・飛牙は、天に帰れなくなった天令の那兪を連れて東国の「越」へ。正王后の立場にある自らの大伯母を...
月の都 海の果て
【セット限定価格】月の都 海の果て
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商品説明
天下四国は、天が王を定める東西南北の四つの国。
南方に位置する「徐」の元王様・飛牙は、天に帰れなくなった天令の那兪を連れて東国の「越」へ。正王后の立場にある自らの大伯母を頼っての入国だったが、現在の王家は瀕死の王のもと、同い年の王子ふたりが跡目争いの真っ最中で、飛牙はまんまと巻き込まれてしまう。さらに折悪しく「屍蛾」と呼ばれる暗魅の大発生が重なり、越は未曾有の危機を迎えていた……。シリーズ第三弾!
目次
- 序 章
- 第一章 受難前
- 第二章 一つの玉座と三人の王子
- 第三章 王都堅玄
- 第四章 誘う幻影
- 第五章 月の導き
- 第六章 災厄と知恵
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最強の人たらしが天下四国を救う
2022/02/10 11:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやび - この投稿者のレビュー一覧を見る
天下四国の南に位置する徐の元王様にして現王兄、西の隣国・燕の王女の元種馬(!)にして夫という肩書きを持つ、放浪者にして最強の人たらし、寿白改め飛牙。謎に包まれた北の国・駕を目指す道中で、東の国・越を訪れました。
越は14年に一度災禍に襲われます。屍蛾という巨大な毒蛾が大発生し、国内を渡っていくのです。
前回の襲来から数えてまもなく14年となるこの時、越の王子たちは屍蛾対策を二の次にして、後継者争いにしのぎを削っていました。
他国の王族との関わりを極力避けたい飛牙ですが、巻き込まれ体質がそれを許してくれません。果たして飛牙は、迫り来る大厄災から越を救うことができるのでしょうか。
――天下四国の世直し道中なんてものではなく、英雄譚の様相を呈してきました。
多くの命を救っているのはたしかで、尾鰭もついて英雄に祀りあげられていくのですが、飛牙が成し遂げたいのは世直しでもなんでもありません。
助けたいのはふたりだけ。黒翼仙に身を落とした幼馴染の裏雲と、飛牙を救ったために堕とされた天令・那兪という「厄介な翼持ち」たちです。旅の目的は、その一点のみ。ですが行きがかり上、国ひとつをまるっと救った飛牙は、新たな肩書きと共に旅立ちます。
目指すは、天下四国を掌握せんと陰謀を巡らせる駕。
そして……飛牙を助けるために、またしても天令の力を使ってしまった那兪の運命やいかに。
またしても他国の王室がらみに巻き込まれる
2024/09/23 11:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
越国へ。
王の後継者争いでギスギスしており、王后は頭を痛めている。
14年ぶりの屍蛾の大群来襲への対応策も進んでいない。
そこへやってきた飛牙たち、例によって知らず巻き込まれていく。
いろいろあって、屍蛾への対策は功を奏し、後継者争いはなんとか収まり、とはなって越国はよかったのだろうが、飛牙たちには、駕国に行かざるを得ない状況になる。
このへん、いろんなことが同時進行し、ちょっとバタバタする。
羽付き二人の苦悩が共有される場面もある。
が、飛牙のおおらかさに救われる。
そういうところがあるから、羽付き二人は飛牙のために動いてしまうんだろうなぁ。
不穏な気配で次巻へ。
東の国
2020/10/29 01:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ところ変わって東の国、越。
2巻の流れを受け継いで、今回も速いテンポ。
裏雲が気苦労の絶えない残念な位置に。
天令は天令で。
最後は3巻目らしい大きな転換を迎えます。