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シリーズ最終巻。
念願の神奈川県代表に選ばれ、白バイ競技会の練習に励む木乃美。合同練習で仲良くなった他県の女性白バイ隊員達が、プライベートで続々と事故に遭う。彼女たちは飛び出した猫を避けようとした、と発言しているが、全国大会に出場するほどのライディングスキルを持つ彼女たちが、飛び出してくる猫の存在に直前に気づけないものなのか、疑問を持つ木乃美達。
一方、木乃美の同僚・潤は、木乃美の同期の「部長」と連携して、横浜市内で起きている抗争事件を追っていた。
偶然出会った韓国人と潤の間に友情が芽生えたかと思った時、その韓国人こそ、潤の追っていた抗争事件のキーマンであり、悲しい結末を迎えてしまう。
そんな中、木乃美は競技会でどんな成績を残すのか…
というところで、このシリーズは一旦終了。
シリーズの最初の頃は箱根駅伝の先導をしたいという気持ちだけで、白バイ隊員になってしまった木乃美の成長がきちんと描かれていたシリーズだったと思う。
前作で、せっかく東京オリンピックを描いたのに、発売と同時に延期が決まってしまい、架空の物語になってしまったせいか、その部分に一切触れていないところを読むと、作家さんも大変…
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夢にまで見た箱根駅伝の先導への切符、全国の精鋭が集まる白バイ競技大会の神奈川県代表に選ばれる。所が選手に選ばれた人達が事故によって怪我を負う事になり…
あれだけ人に興味の無かった潤が、事件で知り合った人に親身になり、木乃美の影響を良い方向に受けて成長したのが喜ばしいです。一匹狼な潤が、今では木乃美とベストパートナーになりお互いを信頼しているのが成長したなと思います。
結局遠回りしたけど、夢を叶えた木乃美の成長もこれで見納めだと思うと寂しいけど、とても爽快なラストでした。
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名残惜しいですが、シリーズ最終巻。この巻では石川町あたりを舞台にヤクザとコリアンマフィアの抗争が描かれます。主人公の木乃美はといえば、白バイ競技大会の合宿などで不在がちで、本編にはなかなか絡んできません。終盤の展開は読めますけど面白かったですね。
このシリーズは風景のわかる場所がたくさん出てきて楽しかったです。終わらせ方もうまいと感じました。登場人物への愛を感じるエンディングでした。
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白バイガールの完結編
素直な感想は「寂しい」
このシリーズは毎回楽しみにしていたので、
もっと続けて欲しかった。ただ作者が言う
「木乃美のひたむきな努力を実らせてあげる頃合い」というのも分かるので、しょうがないか。
この小説に出てくる人はほとんどが若くて夢や希望に満ち溢れている人です。それが眩しくて、羨ましくて、キラキラしてて、つい物語にのめり込んでしまう。自分の中では忘れられないシリーズです。
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神奈川県の白バイ隊員、本田木乃美は、全国の精鋭が集まる白バイ競技会への出場が決定。練習に励むうち、優勝候補と目された他県の女性白バイ隊員たちが続けざまに事故に遭遇し負傷。横浜市内では銃撃事件も発生、緊張が走るなか本番が近づいて――木乃美は憧れの箱根駅伝先導の座をつかめるか?
疾風怒濤の人気青春ミステリーシリーズ完結編!
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完結編なんだー、と残念な気持ちが先に立つ。もっとカッコいい彼女たちを見ていたかった。物語自体は今回もかなりハードである。なにしろ、各県の優秀な白バイ隊員が狙われるという由々しき事態なのである。それと並行して、川崎潤の目線で反社会的勢力と韓国マフィアの対決、に巻き込まれていく一人の男性の事情が描かれる。そしてそれがなんと――、という切なく重いストーリーなのだ。出来事の重さと、木乃美の天然さ、白バイ隊員の女性たちの結束力、さらには、木乃美の上司や同僚たちの連携にうっとりさせられる。本当に終わってしまうのが残念でならないシリーズである。
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完結とは寂しい。身近な地名や道の名前が出てくるのも読みやすかったし、普段見ることのない白バイ隊のお仕事小説として楽しいシリーズだった。箱根の先導をするって相当エリートだというのもこのシリーズで知って見る目が変わった。今後、他の作品でちらっと登場することを期待。
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シリーズ完結編。サブタイトル通りに最後までフルスロットルに駆け抜けた作品。完結まで芯がぶれなかったシリーズで良かった。強いて言えば最終作は潤と姜のやりとりが木乃美の存在感よりやや強く少し残念だった。後書きで木乃美の努力を実らせてあげる頃合いとあったので箱根駅伝の先導もきっとできたんだね!
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03月-23。3.0点。
白バイガール、完結編。
白バイ全国大会を控え、関東の代表たちと練習に励む木乃美。優勝候補たちが次々と事故に遭う。
一方、横浜市内では韓国系半グレと、ヤクザの抗争もあり。。。
二つの事件の繋がり方が、少しムリヤリ感。
でも、メンバーたちの活躍は相変わらず爽快だった。
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終わっちゃった。
「良い子」なヒロインにはいつも反感を持ってしまうんだけど、このヒロインはとても魅力的。
この小説はいわゆるお仕事小説。警察官としての話が大半。女性主人公だと、何かと恋愛を絡めてきたがるものなのに、一切なし。そこがいい。
てっきり女性作家かと思ったけど、男性作家らしい。男性目線で、こういう小説を書いてくれるの、すごく嬉しい。
これまでの男性作家なら、ヒロインを励ます系の誰かと恋愛が始まるから。でも恋愛て、心に余裕がないとできないもので。今、ヒロインは仕事に一生懸命。だから、安易に恋愛を絡めてほしくなかったから、最後までその路線を守ってくれて嬉しかった。
姜くんの手紙には驚いたし泣いた。この子には幸せになってほしかったなあ。
成瀬くんにはそのままでいてほしい。いつか潤ちゃんが振り向いてくれたらいいね。意外と面白いコンビだと思うけど。
ヒロイン、魅力的だった。
そして、登場人物みんな魅力的。
いくらでも物語を広げることができると思う。でもここであえて終わらせる。
なんか、ハコヅメと似てるなあ。この潔さ。
ヒロインの「遠回りには慣れている」という言葉にグッときた。
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シリーズ6作目!(完結編)
インスタか何かで紹介されていて読み始めたこのシリーズも一気に読みきって完結編を迎えてしまいました。6作品を通して主人公の木乃美の成長や潤との友情や関係が見られて本当に面白い作品でした!佐藤青南さんの他の作品も読みたいと思いました!
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シリーズ6冊目で、完結編、らしい。
ホンダではなく、カワサキが主役(木乃美ではなく潤が主役)の本作。のっけからもっっっのすごくテンポが速く、展開がドラマチック。息をもつかせぬ怒濤の展開で、最後まで一気読み必至(^ ^; 途中ちょっとほっこりしたり、意外なラブ展開(?)も挟みつつ、本筋はかなりのハードボイルド。乱闘発砲負傷は当たり前、殺人事件も何のその、クライマックスまでハラハラドキドキが止まらない(^ ^
最後の最後、そう来るか、という告白。その中でもホロリとさせられる展開が(^ ^ 本当に盛りだくさんで隙がない(^ ^ 一点だけ、印象的に出てくる成瀬が「ほったらかし」なのは、作者の狙いか、ホントに忘れたのか(^ ^;
これまでのシリーズ作品に出て来たキャラが、続々「友情出演」してるのは、完結編ならではか。ぜひ過去作を読まれてから、本作に取りかかることをお勧めします(^ ^
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シリーズ最終巻は関東各都県代表の女性白バイ隊員が一丸となって活躍する話。
加えて準主役である潤の変化も感慨深い。
あとがきに書かれている通り、まだまだ続けられそうだけどこのタイミングで終わる決断もありだと思います。
面白いシリーズを読ませていただいて、ありがとうございました!
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神奈川県の白バイ隊員、本田木乃美は、全国の精鋭が集まる白バイ競技会への出場が決定。練習に励むうち、優勝候補と目された他県の女性白バイ隊員たちが続けざまに事故に遭遇し負傷。横浜市内では銃撃事件も発生、緊張が走るなか本番が近づいて――木乃美は憧れの箱根駅伝先導の座をつかめるか?
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白バイガール大波乱の6巻
完結しましたね
面白かったです
本田木乃美も含めて隊員個々の成長した姿が素敵でした^_^
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とうとう面白かった白バイシリーズの完結を読んでしまいました。5巻までは次々に読んでいたんですが、6巻はこれで終わりなのかと思うと、なかなか手が出せず。でも、仕事帰りに白バイ隊員さんを見かけて、カッコいいな〜、よし読もう!と。
木乃美の成長物語でもあったシリーズですが、潤やその他の仲間の人たちも、時を重ねるごとに成長していって、今回は誰よりも運転に優れているはずの白バイ隊員が続けて事故に遭うという事件など、すごく読み応えがありました。
坂巻さんがいつも持ってくる「ありあけハーバー」が食べてみたい。
面白いシリーズ本が読めて良かった!