背中を預けるには 3【電子特別版】
著者 著者:小綱 実波 , イラスト:一夜 人見
「貴女の心の半分になりたい」 美貌の辺境伯末子・レオリーノが戦死した騎士・イオニアの転生者であることが明かされ、王弟・グラヴィスとも、ついに想いが通じ合う。守られてばかり...
背中を預けるには 3【電子特別版】
商品説明
「貴女の心の半分になりたい」
美貌の辺境伯末子・レオリーノが戦死した騎士・イオニアの転生者であることが明かされ、王弟・グラヴィスとも、ついに想いが通じ合う。守られてばかりの弱い自分を認め、力ではなく心でグラヴィスの心を護り、ともに生きることを決意するレオリーノ。だが、敵国に内通していた黒幕をとらえるべく、かつてイオニアと共に肩を並べた男たちが動き始め、戦争の足音はすぐそこまで迫っていた。
――輪廻転生BL、ここに完結!
【電子特別版】小綱実波先生の書き下ろしショートストーリー「アマンセラ」を電子版だけに特別収録!
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「心を半分預ける」
2021/12/11 21:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物紹介の1巻からのイオニアの表情の変化に救われる。
戦争が無事終わり、裏切り者を逮捕し、さあ結婚だ、となったところで爆弾が落ちた。
そんな狂王の元で国がよくまわってたなと思った。
これでもかと
2021/05/05 17:48
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
感無量、胸がいっぱいで言葉にならない。
三巻は息をもつかせぬ怒涛の展開に嵐の中にいるようで、やっとすべてが終わったと思ってからの重たい救いの無い秘密が明かされ衝撃を受ける。
これは凄い作品だ。
3巻
2021/08/18 17:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちら最終巻になるんでしょうかね?
色々最後に衝撃の話がぶちこまれてきて消化しきれないうちに終わったのでまだモヤモヤしてますが、全員が幸せになって欲しいです。
そしてルーカスに関してもヨセフとかなんとなくフラグが立ってるような気がしてましたが・・・。どうなんでしょう。
イオニアが指さしたのがどちらかも気になります。
正直もうイオニアがどうのっていう気持ちも少なくなりましたが、やがりヴィーのことを考えるとッていう気持ちも残ってます。
とにかくみんな幸せになって欲し。
生きて死にまた産まれるすべての幸を願う
2021/06/03 17:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ソラノアオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生そう短くもなく生きてくると無知なりに見えてくるものがある。
世界が想像すらしなかった全闘争渦に墜ちた昨今、痛切且つ痛痒を以て、この命彼の命は長く信じていたより遥かに深い歴史の上に様々に在ることを実感する日々。
父母の遺影に語りかけるのは18年欠かしたことのない日課だが、最近私はそのときに目を閉じない。
そこに在るふたりを見詰めながら
「おはようございます」
「行ってきます」
「ただいま」
「おやすみなさい」
挨拶から語りかける。
そこに在る姿なきふたりが私の中に継がれている、その面影を探し、
ひたすらに祈るが如く
どうか愛するおにいさんが幸せな1日を送ってくれますように
送ってくれていますように
長生きしてくれますように
変わらず慕わしいおとうさんおかあさん
どうかどうか私たちといつも必ず一緒にいてくださいね
いろんなことがあった。
幼少時には既に血を憎み恨み、だから子を成さないと誓った通り私は今ひとり暮らしだが、本当に本当に幸いだ、他人(ひと)と繋がれて、その縁、糸を信じさせていただいて、今日も生きている。
生きていることを幸いと、こんなに思える日が来るとは思わなかった。思わなかったし、こんなに長生きするとも思わなかった。ね、と、そのひとと話す。
この血が
その血が
私たちを引き裂いたけれど、生きていたからまた繋がれたことを
今は心から感謝している。
まだもう少し続くのかなと人生を想うとき、
父母に願う。
ずっと必ず片時も離れず
大切な人たちが、大切な人たちと居られますように。
どうかお願いします。
全てを賭してお願いします。
皆が家族を愛し
奇跡の確立で巡り会えたひとを大切にし
1日も長く一緒に
幸せでありますように。
終わりなき日の悲しみに
どうか歓びの笑みも在りますように
生きて死んでまた産まれる命に
どうか
幸いの在りますように
3冊中一番話がしんどかった
2021/05/08 15:50
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらずまたレオリーノが本人はしっかり考えて行動しているつもりなんだけど、無謀なことを…
それでも王都に出てきたばかりの頃よりは少し自分の身体とか周りには気を付けてはいたけど、でも甘かった…。
ルーカスが偶々居合わせて間に合ったんだけど、グラヴィスの信頼を無くして…。
その後は話を聞いてもらえず、只々抱きつぶされ…。
護衛のヨハンの体当りの訴えでやっとグラヴィスに話ができたと思ったら…
もう、最後までどうなるのか目を離せない話運びだった。
最後の最後。王族の闇がまた…。
久しぶりにここまで集中して読みごたえのある作品に出会った。
3冊揃う迄読むのを待って良かった。
善悪とは
2021/05/09 15:40
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イオニアの記憶に導かれやっと真実にたどり着いたけれど、爽快感はなかった。
あるのは重苦しい感情だけ。
それでも全てを胸に秘めてグラヴィスはレオニーノを愛し守っていくでしょう。
ルカもイオニアの愛が届いて良かった。
番外編のお話がかわいらしくて楽しかった。
壮大な愛の物語、おすすめです。
重厚な
2021/05/02 23:20
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
三巻一気読みでした。最初は登場人物の多さに戸惑いましたが、重厚な雰囲気の物語に途中から引き込まれて、手が止まりませんでした。
18年前の戦争の背景は、苦くて切ない。
主人公二人の幸せが少しでも長く続くように、願うばかりです。
二人が幸せにいられますように
2021/05/24 08:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美沙紀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公達が傷つきながらも前に進む姿は読んでて苦しくもなるが、諦めず立ち向かう姿には勇気ももらえて、自分の感情が動かされました。
楽しいだけの本も好きだけど、五感を刺激される本には、読後に心地よい疲れがあり、もう少し本の世界観に浸っていたいと酔わせてくるから好きだし、定期的に出会いたい。
救いがあるようで、ない。
2021/06/03 18:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いすず - この投稿者のレビュー一覧を見る
終わった!!!読み終わった!!!という、読後の爽快感と言うよりも、そうか・・・分かった。みたいな気持ちになります。
人のエゴと、想いの強さ。
間違えてしまった過去の取り戻せなさが、しみじみと辛いです。
でも、綺麗に広げた風呂敷が畳まれているので、後は彼らの未来が、どうか明るいようにと祈るばかりです。
個人的には、ヨセフ君、ルーカスの事好きだよね???!って思ってました。
ルーカスにはイオニアを好きで居続けて欲しい気持ちと、新しい恋をして欲しい気持ちで揺れました。
賛否は分かれそうだけど、どうでしょう??!
時間を忘れて読みました
2024/05/28 04:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
3冊まとめて読んで欲しい。かなり長いお話ですが、途中で止めれません。この数日、このお話で頭がいっぱいで仕事中ぼやっとしてしまいました。最後まで予測できない展開でとにかく面白かった。
登場人物のイラストも素敵でした。それまで絵を無視して勝手に妄想してたのでヴィーの髪が長めな事に驚きましたが、それもありかなと。
個人的に気に入った言葉は「お腰のもの」です。
全力でおすすめします。
3巻!
2022/05/08 16:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
420ページまでは、予想通りの展開。
そして、それ以降が、想像を超える怒涛の展開!
ページを捲る手が止まりませんでした!
ラストにこんな秘密が暴露されるなんて、、
なんか、やるせないですね。
でも、読み応えは十分だし、余韻を残す終わり方でした。
狂乱の末の完結
2022/01/09 05:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
完結編
分厚い(人殺しできるくらい)サイズの2段組、そして3巻なのですが
物理的な重さとは別に読み心地はそこまで重くなかったです。
ちょっと2巻では冗長かなって思った部分もあったのですが
狂乱という感じの3巻で完結編でした。
最後の最後までその状態ですさまじい感じでした。
(その狂乱ぶりはわりと好みなのでテンションあがりました)
レオニーノはまたもや痛い目(身体的)にあっているし、
王家はすごいことになっているし、
(王様もカイルも妃たちも切なく痛すぎる
ちょっと過去に戻って代々の王様を成敗してやりたい)
グラヴィスのレオニーノに対する執着と溺愛も狂乱に近いところがあったし。
でもその狂乱の末にレオニーノは自分の居場所を確立できたし
二人にとっては背中を預ける存在として落ち着いたので良かったのでしょうけど。
とはいえ、グラヴィスの溺愛は深まるばかりでしょう。
ユリアンはちょっと哀れでした。
彼の思いは叶わないのはわかっていたのですが、
あれはちょっと気の毒。
1巻からさりげなく良い働きもしてくれていたのにね。
あまりに気の毒すぎて・・・切ない。
レオニーノを実家に戻した時の状況がもう笑える。
どこまでも箱入りでどこまでも掌中の珠で
彼らはレオニーノを溺愛することを辞めないし
レオニーノも無意識であったとしてもそれを享受している。
グラヴィスとの関係は別にして、
たとえ彼との関係を持って成長したとしても
そこは揺るがないんですよね。
カシュー家恐るべし。
(オリアーノすら烈火のごとく怒らせることができる!)
乳母日傘(乳母でなく侍従ですけど)で嫁入のレオニーノ
溺愛囲い込みの激しいグラヴィスですが、
レオニーノも受け入れているので・・・良しとすべきですかね。
箱入り息子は別の箱に入ったって認識でよいかと。
(実家一族の箱から伴侶の箱へ)
そうそう怪我後に歩けずにはってグラヴィスのもとに行こうとするレオニーノが
けなげで可愛らしかったです。
SSはもう箱入り息子の天然ぶりをただただ見守るばかりでした。
(完全に専属侍従フンボルトの気分です)
☆4.5評価の5です。