新・AV時代 全裸監督後の世界
著者 本橋信宏
ドラマ「全裸監督」の土壌はここにある!90年代のAV業界に革命を起こしたSODの高橋がなりなど、社会の良識から逸脱し破天荒な試みをする人々を濃密に描き出した傑作。
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現代社会とAV・・・・またその成立ち
2021/07/21 17:04
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
2010年(平成22年)6月に、同じく文藝春秋より刊行された文庫版である。
村西とおるの物語は別に譲るとして、テリー伊藤とその部下である高橋雅也(高橋がなり)の章はかなり面白い。
いまとなっては大企業となった"ソフトオンデマンド"(SoftONDemand/SOD)、この会社が産まれるまでの成り行きは、かなりのページを割いていて読み応えがある。
SODを後にした高橋がなりは、農業をやっているという。
小さな雑居ビルから始めた会社は、今や誰もが知っている企業となった。
読み終えた感想は、SODが如何にして出来上がっていったか、基礎を築いていったかを紐解き、辿っているようにも読めた。
エピローグに、先日亡くなった沢木和也の名を見付けた。その時既に・・・。
まさか一年ほどで他界するとは、筆者も予想していなかっただろう。
アダルトメディアが紙の上の写真から画像となった。同時に、書籍からビデオテープとなり、今やDVD/Blu-rayだけでなく、ダウンロードとインターネットと切り離せないコンテンツとなった。
これからの時代、ただ魅せるだけのメディアは衰退していくだろう。
アダルトメディアがそうならないよう、アイデアを持った"オモシロイ"を作り続ける事が出来るかどうか・・・・。