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現代社会とAV・・・・またその成立ち
2021/07/21 17:04
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
2010年(平成22年)6月に、同じく文藝春秋より刊行された文庫版である。
村西とおるの物語は別に譲るとして、テリー伊藤とその部下である高橋雅也(高橋がなり)の章はかなり面白い。
いまとなっては大企業となった"ソフトオンデマンド"(SoftONDemand/SOD)、この会社が産まれるまでの成り行きは、かなりのページを割いていて読み応えがある。
SODを後にした高橋がなりは、農業をやっているという。
小さな雑居ビルから始めた会社は、今や誰もが知っている企業となった。
読み終えた感想は、SODが如何にして出来上がっていったか、基礎を築いていったかを紐解き、辿っているようにも読めた。
エピローグに、先日亡くなった沢木和也の名を見付けた。その時既に・・・。
まさか一年ほどで他界するとは、筆者も予想していなかっただろう。
アダルトメディアが紙の上の写真から画像となった。同時に、書籍からビデオテープとなり、今やDVD/Blu-rayだけでなく、ダウンロードとインターネットと切り離せないコンテンツとなった。
これからの時代、ただ魅せるだけのメディアは衰退していくだろう。
アダルトメディアがそうならないよう、アイデアを持った"オモシロイ"を作り続ける事が出来るかどうか・・・・。
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