群狼の舞―満州国演義三―(新潮文庫)
著者 船戸与一
昭和七年三月、満州国建国。面積約百三十万km2、人口約三千四百万、新京を国都とし、最後の皇帝溥儀(ふぎ)を執政に迎えた。国の建設に胸を躍らせる太郎。金銭で請け負った荒仕事...
群狼の舞―満州国演義三―(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
昭和七年三月、満州国建国。面積約百三十万km2、人口約三千四百万、新京を国都とし、最後の皇帝溥儀(ふぎ)を執政に迎えた。国の建設に胸を躍らせる太郎。金銭で請け負った荒仕事をこなす次郎。「憲兵隊の誇り」と称えられ、妻をも得た三郎。さらなる罪を犯し、大陸を流浪する四郎。日本人は新天地にどのような夢を託したのか。産声を上げたばかりの国家の実相、そして熱河侵攻を描く、第三巻。(解説・北方謙三)
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
泥沼をかき回す段階から、自ら泥沼に泥を投げ込み深めながら踏み込んでいく段階へ。
2019/12/28 10:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
泥沼をかき回す段階から、自ら泥沼に泥を投げ込み深めながら踏み込んでいく段階へ。このような場合、何度か引き返す機会が巡って来ると思いつつ読み進めるが、今のところではこの時期がそれだったのではと思えて来る。しかし、国内外の状況はそれを許さない雰囲気だったことも否めない。日本の狂気はその集約点としての第2次世界大戦(太平洋戦争)であるが、その狂気が遡ること10年以上も前から着々と醸成されてきた点に注目。欧米列強による植民地政策、共産主義との対立、などなど諸問題が渦巻く中での日本の帝国主義政策も着々と進められていくが。そうした大きな時代の流れを敷島4兄弟という異なる視点から記述していくのだが、各々が時代の流れの中でその見方、思想が影響されていくのも見逃せない。やっと1/3。まだまだ先は長い。
カルト
2016/10/16 01:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
日産ってあの日産?元々は財閥だったとは初耳。それはそうと、いよいよキナ臭くなってきた。解説にある戦前を天皇を頂点とするカルト国家と断じた点は目からウロコ。普通なら社会として破綻するのだろうが、日本人の持つ国民性と妙にマッチしてしまったのではないだろうか。