愛なき世界(下)
著者 三浦しをん 著
恋愛にも生殖にも興味がない本村紗英は、殺し屋のごとき見た目の教授・サボテン好きの後輩男子に囲まれ、植物学研究に没頭中。ド根性で実験に邁進する本村に訪れたのは、驚くべき新発...
愛なき世界(下)
商品説明
恋愛にも生殖にも興味がない本村紗英は、殺し屋のごとき見た目の教授・サボテン好きの後輩男子に囲まれ、植物学研究に没頭中。ド根性で実験に邁進する本村に訪れたのは、驚くべき新発見か、まさかの落とし穴か。すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(下)」〈解説〉伊与原新
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一気に読んだ
2022/09/24 20:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上下巻に分かれているものはほとんど読んだことがなく読了する自信がなかったが、一気に読めた。
素晴らしい本です
2024/10/31 17:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛がない世界と愛が存在することは両立しました。解説にもあった通り、何かに熱中することはどれだけ愚かになれるかを試されているのですね。
素敵な読後感。
2023/01/16 07:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤丸くんの恋は実らず。
しかし、本村を思う心の器はますます大きくなった感じ。
本村も、決して藤丸くんを嫌いではない。
いつか本村が、いつも藤丸くんが見守っていてくれたことに本心から気づく時が来るだろうと思う。
愛、あふれる
2022/01/16 01:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻は本村さんの研究中心の展開。
小説としての面白さでいえば控えめな展開だと思うけれど、
しっかりした取材をもとに書かれているのがよくわかる文章の連続で
読みごたえは抜群。
この作品に登場した人たち、みんなに愛あれ。
藤丸君には、変に普通の「お付き合い」の時期なんてすっ飛ばして、
結婚を申し込んでみることをおすすめします。
知りたいと思う気持ちこそ愛
2024/09/27 07:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
慎重なはずの本村の研究が初歩的なミスのため、本村のこころがジェットコースター並みに激しく動揺する。
ここから起死回生とも言える役割を果たしたのが植物研究には全く詳しくない藤丸くん、というところがたまらなく良い。
松田先生の過去話は切ない。
人間生きているうちにいろいろなことはあるが、知りたいという気持ちを突きつめていける環境にあるひとたちは、それはそれでしあわせなのではないか。
本村、藤丸くんを2回も降った(しかも2回目は秒くらいの勢いで)が、ここまでの話を読むに、藤丸くんがいてこそ研究の意味への気づきや失敗の乗り越え方、好きを極める覚悟など得られたのではないか。
そういう意味では、研究を続ける上で藤丸くんは欠かせない人物になっているような気がする。
できれば早く気づいてほしいなと。
藤丸くんみたいに好きな人のことをよく見て理解に努めてくれる人ってそうはいない。
特に男性ではね。
三浦しをん 小説 (下)
2024/09/06 09:12
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公二人の周りにはとても個性的な面々が彼らを彩っていました。癖の強いともいえる人々。無駄に彼らはエキストラとして存在するのではなく、彼らによって主人公二人も人間的に成長していっているような気がします。
生物学の専門用語がバシバシ出てきます。自分も一時は生物学を学びたく試験勉強をした者でしたが、あえなく落第。けれども、いまだにその情熱は失っていないことをこの本を読んでいて再発見しました。
また、この書籍の装丁(デザイン)がとても神秘的な世界をよく醸し出していています。素敵です。
藤丸くんを応援したい
2023/10/06 01:32
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本村紗英は、サボテンが大好きな後輩男子に囲まれ、植物学研究、ひたすら昼夜励んでいます。その彼女と藤丸くん、しかし、無理だなぁこの展開ではねえ。本村紗英がちょっとねえ……。