つごもりの夜にもういちど
いつか、あの場所にいけなくなる前に「男」に駆け上がっていく少年。神様、どうか俺たちを一緒にいさせてください。「いつも迷う。ここはなかなかたどり着けないんだ。何かが邪魔をし...
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商品説明
いつか、あの場所にいけなくなる前に
「男」に駆け上がっていく少年。
神様、どうか俺たちを一緒にいさせてください。
「いつも迷う。ここはなかなかたどり着けないんだ。何かが邪魔をしているみたいに」山奥の別荘でひっそり暮らす吉乃。その退屈な平穏を破って現れた、瑞々しい少年・ひまわり。吉乃はひまわりの来訪を心待ちにするようになる。だが、彼の時間は人よりはやく流れていて、会うたびに成長し大人の男になってゆく。色気を醸し出し、吉乃を組み敷くほどに。残された時間を一緒にいたいと願うが、「この地」は吉乃を手放してくれなくて!?
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優しくて残酷な恋の話です。
2024/01/02 05:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
とはいえ、あまり前知識なく読んで欲しいですので控えめに書きたいかなと。
読み始めるとすぐにネタ(謎)はぼんやりとわかるのですが、
それでもなお心をつかんでくるのは物語の力量というところでしょうか。
優しくて残酷な恋の話です。
向葵は愛称のようなひまわりのような子
4歳からずっと気持ちが続いてつながっていくのがすごい。
幼い頃も、色々と悩み多き少年時代から青年時代も
そして男ぶりがあがる年までずっと山に登るのだ。
ずっと向葵は山に登り続けるのだ。
そして吉乃。
彼が忘れていたこと。
最初ぼんやりとしていた気持ちが向葵に傾いていく様
(でも事情には気がつかないのがらしい)
神隠しのこと
浴衣のこと
金魚たち・りんご飴
お祭りの賑やかさ
お供えもの
柊たちの献身
重なりある物事
手を止めることができずに
二人の物語を令和5年最後のつごもりの日に読みましたが
この時点ではまだ二人はたどりつけてないのだと気がついて
涙があふれでてしまいました。
神様の残酷さを含めて、じんわりと涙が出続ける最後でした。
読後よく考えたらとても怖い民話調BL
2023/06/03 19:26
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
老化しない吉乃。
約束を守ろうと、会いたくても道が見つからず、吉乃の家に辿り着けない向葵
その訳がわかると ちょっと怖い。
人柱になった青年が鎮守の神の代理を務める話。