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投稿者:喜劇から - この投稿者のレビュー一覧を見る
おいしいこととたのしいこと様々なことを含めた面白さが感じられるほっこりともする読んでいて楽しい一冊。
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
デパ地下の和菓子屋さんで働くアンちゃんと、和菓子をめぐる日常を、優しく、ほっこりと描いている。
悪い人がいない。厳しいことを言う人はいるが、相手を想ってのことだし、無理なく皆優しい。それがとても心地良くて、まったりと日向ぼっこしている感じ。
和菓子はどれも美味しそうだし、和菓子の知識をアンちゃんと一緒に吸収している気になれる。
とにかく、和菓子が食べたくなる。まずはわらび餅かな。
心の成長を美味しい謎解きとともに
2024/07/06 15:11
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投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「和菓子のアン」シリーズも第三弾!
アンちゃんの成人式から物語は始まり
確かに成人式をしても、大人になった感はしないよなあ
と思いつつも、真面目なアンちゃんは
大人ということにこだわって奮闘します。
今作は、和菓子のミステリーも面白いのですが
即売会で本店から来た同じ歳の人と自分とを比べてしまい
つい、大事なことを忘れてしまいがちになることに…。
他人と自分は違うもので、お互いの良さを理解しながらも
自分にしかない力に気付かされて
前に進んでいくアンちゃんは立派でした。
椿店長のこともあり、もやもやしていて
気持ちはすごくわかるけど
そこで、大人にならなくては。と揺らぐ姿が
微笑ましかったです。
次はどんな和菓子が登場するのか
アンちゃんの、優しく包み込むような心に期待です。
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回もとても面白く、心が温かくなりました。和菓子だけではなく、旅行先での食事、アンちゃんとお母さんが食べる洋菓子などとても美味しそう。今回は成人式の着物の話もあり、とても興味深かったです。コンプレックスが強くて、同じ年の社員と自分を比べて落ち込んでしまうアンちゃんが愛おしく、可愛くてたまりません。早く次の作品も読みたいです!
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文庫化されるのを楽しみに待っていました。
今作もデパ地下店舗の「みつ屋」が舞台です。
そして、和菓子に関する話がたくさんありました。
一作目から、お菓子にまつわる色々なことが書かれていて、それを読むのが楽しみでした。
今作もとても良かったです。
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文庫化を待ちに待っていた、大好きなシリーズ。
和菓子の描写が素晴らしいのはもちろん
やっぱりアンちゃんがかわいい!!癒やし!
想像してこっちも幸せな気持ちになります(^ ^)
第五話の「かたくなな」のアンちゃんには
自分もそういうことあるなあ…と共感したり。
みつ屋のみなさんの関係も心地よくて
そんな職場で働けたらなあ…って羨ましいです。
豆大福、今度見つけたら食べようと思いました。
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読書で暗いお話が続く時、気持ちが沈まないように間に読む、リフレッシュ的な本でした。少しずつ読んでいたので読了に時間がかかってしまいました。
アンちゃんと周りのほんわかした優しい人間関係、美味しそうなお菓子で心が温かくなりました。
アンちゃんと立花さんの関係が、今後どうなるのか気になります。
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アンシリーズを読むたびに和菓子や日本文化の奥深さを知る。人として成長するアンちゃんの感情の揺れに同調して、もっと頑張らねばと思ったり、自分なんて…と落ち込んだり。アンちゃんは人、仕事、未来…見えない将来に不安を感じつつ、目の前のお客様と真摯にと向き合う素敵なお嬢さんだと思うんだけど、自分のことには気づきにくい。
○甘い世界
成人式を控えたアンちゃん。着物の世界も和菓子同様に、なかなか深い和の文化。
着物の方程式や親を説得する言い回しなど(笑)いろんな事を学んでいく。
今回の謎は海外からのお客様の質問から。
この時期だけ販売していて、宇宙がテーマのドラマチックな棒が刺さったお菓子を友人から聞いて探しているとのこと。
星をモチーフにしたものはあるけれど、時期限定。
英語が苦手なアンちゃん。でも、ふと視点を変えてみると、中国や韓国の観光客が一番多いのに、掲示板や案内は英語版のみ。
一つのことからたくさんの気づきを得て、悩んで、また一歩成長するアンちゃん。
○心の行方
バレンタインの季節。和菓子のみつ屋でもバレンタイン商戦に参加することに。
デパートの方針で1階に催事場が設置され、催事が得意な桐生さんが別店舗から応援として期間限定でやってきた。
戦場のような催事場でテキパキと働く桐生さんと比較しては落ち込み、卑屈な思考から抜け出せなくて仕事自体が嫌に感じてしまうアンちゃん。
そんな中、同じ1階の化粧品の店員さんに「あなたの方がこの店には向いている」と言われて困惑する。
しかし通常の売り場で仕事をしてみると、デパートという立地では、チャキチャキ働く桐生さんより、ゆったり楽しい会話をしながらお客様を楽しい気持ちにさせるアンちゃんの方がコンセプトにぴったりである、ということを知る。
二人を京友禅と加賀友禅で例えるのも面白い。
現代風で完璧を求める京友禅と、移り変わりや枯れ行く自然の姿も自然の美とする加賀友禅。着物の勉強にもなりました。
○あまいうまい
加賀友禅や、和菓子の有名な金沢へ女子旅へ行くことに。
柏木さんの実家である和菓子店「柿一」をおススメされて行ってみたところ、そこには1巻で飴細工の鳥と柏木さんを評した彼の兄がいた。
金沢の描写が素晴らしすぎるんですが…!
和菓子以外にも海鮮、美術館、ローカルフード…!
鈴木大拙の館で自分の考えを見つめる…
大人女子旅が楽しそう。
○透明不透明
和菓子の日という記念日は初めて知った。
アンちゃんのお兄さんが短期出張で出かけ、桜井さんは他店の応援、そして椿店長が男性と歩く姿を見かける…。
色々とざわざわとしつつ、アンちゃんはチャラそうなお兄さんに本物のわらび餅はないかと質問される。
お兄さんが仲良くなりたいいうお友達は、まるでかぐや姫のように本物のわらび餅を求めてくる。
お兄さんのガッツもスゴイ。そして、世間にはそんなめんどくさそうな人間を好む人もいるんだなぁ。
○かたくなな
椿店長に恋人ができ、そして別店舗へ異動となることが判明し、動揺す��アンちゃん。
ずっと導いてくれた店長がいなくなることへの不安から、椿店長へかたくなな態度をあからさまに出してしまう。
立花さんにまるで再婚する母親を不快に感じる子供だと指摘され、椿店長が遠くへ行ってしまう事実と、環境が変わる不安と、自分だけが悲劇のヒロインのようにふるまっていたことに気づく。
自立しなくてはという理性と、さみしいという本音、それを仕事に出すべきではないという事実の折り合いがなかなか付けられず、自分のかたくなな思い込みと直面する。
椿店長の事を尊敬していて大好き。
昔の恋人を思い続けていた姿も素敵だった。
でも思い続けて新しい恋をしては駄目だという自分の中の理想の椿店長を押し付けるべきではない。
幸せになってもらいたい。
色んな気持ちを整理して、寂しさを夜の涙と一緒に流して、椿店長に気持ちをぶつける。
受け止めてくれる店長の器の大きさがまぶしい。
立花さんの他意ありまくりな捨て台詞が、自分も嫉妬を隠せてなくて、みんな未熟なんだよな、自分だけじゃないと思った。
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京友禅と加賀友禅の話がとても好きだった。
どちらも良くてどちらも悪くない。
お互いがいがみ合うのではなくて、良いところを認め、新たな気付きもあってほっとした。和解出来て良かった。
椿さんいなくなってしまうのは悲しい…。出会いがあれば別れがあるけど、次回のみつ屋は少し雰囲気が変わるのかな。今のメンバーが好きだったから受け入れられるのだろうか。
気になるので早めに本屋へ行こう!
また金沢に行きたくなってきた。
レアンドロのプールは予約必須でこれをみるために朝早く頑張った…。とても幻想的で素敵だった。
和菓子が有名とは知らなくてノドグロと金箔ばかりに目がいってしまった。もっと土地のことを学んで再挑戦したい。巻き柿も食べてみたいな。
本当に良い所だったけど、年始の震災被害が記憶に新しく読んでいて少し辛くなった。少しでも早い復興を祈っています。
そしてまた必ず行きます。
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ストーリーとしておもしろいですが、和菓子の歴史や文化に関する話しもたくさん出てくるので大変勉強になります。
和菓子ひとつをとっても、たくさんの種類、歴史があって、継承する人がいないから消えていく、多くの人に存在すら知られないまま消えていくものがあります。
和菓子の継承はできないですが、自分にできる継承はなんなのか?考えてみようと思いました。
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やっぱり好きだなぁ、アンちゃんシリーズ。
3作目、とっても久しぶりに手に取りました。
本作とは別に、書き下ろし作品が2つ入っているのも嬉しかったなぁ。
これからは私も大福がダルメシアンに見えてしまうかも…(笑)
金沢が舞台となっている、甘いことは悪いことばかりでは無いんだと気づかされてくれる「あまいはうまい」も好きだったし、
「かたくなな」のお煎餅の話もとっても好きでした。
日本の文化は確かにアジア各国から持ち込まれたものが多いけれど、それを自分たちのものと組み合わせてオリジナル文化にしている。
日本の文化は「つつみこむ」ことだと。
和菓子はもちろん、読むと日本のことも改めて良いなぁ…と思わせられる、そんなお話ばかりでした。
椿店長の異動や、アンちゃんと立花さんの進展?!があったり、次のシリーズでは人間関係が変わってきそう。
楽しみ!
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2023.9.27読了
あのアンちゃんがめでたく二十歳に!
親戚のおばちゃん気分で喜びつつも、やはり和菓子の魅力満載でした。金沢は行った事がないので是非行きたいと思います。やっぱり旅には美味しいモノがつきものですから。
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和菓子のアンちゃん3作目。
今回はアンちゃんを取り巻く環境や人に変化が生じていき、その中で悩んだり価値観を受け入れようと成長していく様子が伺えます。
読みすすめながら、和菓子について調べたくなるのは今作も変わらずあり、和菓子の奥深さを感じました。
近所の和菓子屋さんもいいけど、ちょっと旅行した先で和菓子屋さんを探してみよう。
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待ちに待った最新巻。
今回は地元、金沢の舞台のお話もありました。
とても面白かった!
和菓子のことについて深く知れるのでいつ読んでも楽しい作品です。
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シリーズ3作目。
前2作は随分前に読んでいたので、記憶が少し曖昧だったが、読み進めていくうちに、アンちゃんはじめ、登場人物がよみがえってきた。
『かたくなな』の立花さんの「子供だね」が響いた!
「茶太郎さん」「灰太郎さん」は思わず吹き出した!
次のシリーズも近々発売されるようなので楽しみです。