- 販売開始日: 2023/11/07
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-532786-9
星を編む
著者 凪良 ゆう
☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛が...
星を編む
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商品説明
☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆
第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編
花火のように煌めいて、
届かぬ星を見上げて、
海のように見守って、
いつでもそこには愛があった。
ああ、そうか。
わたしたちは幸せだった
のかもしれないね。
『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。
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『汝、星のごとく』のスピンオフ
2023/11/08 22:52
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2023年本屋大賞受賞『汝、星のごとく』のスピンオフストーリー3篇。永遠になったと思った物語が、繊細な筆致で再び動き出す。
謎だらけだった北原先生のバックグラウンドが描かれた「春に翔ぶ」。子が親に、親が子に、恋人が恋人に、人が人に求めていい正当な愛情とは何か。誰かの為、と犠牲にし続けた心から溢れ出す悲鳴がとても痛々しく響いた。超現実的な北原先生が、雨でもなく、晴れてもいない、曇り空を割って我が道を突き進んだ意外性も良かった。
本編未読の方は「春に翔ぶ」を先に読んで北原先生を知ってからでも面白いかも。私には絶対に出来ない楽しみ方。
表題作「星を編む」は、櫂の担当編集者男女二人の、作品と作家への愛が詰まった後日談。蓋をされた作品がまた動き出すまでの奮闘と、職場と家庭での男女の役割や権利を、偏りなくフェアに描いた物語。本編での作品が出来るまでの葛藤と、全員の真摯な姿勢を見ていた分、込み上げるものがあった。守る事と庇う事の違いを考えさせられた。
『汝、星のごとく』を綺麗な永遠で終わらせない為の「波を渡る」。今まで見た事のない家族の形を見せられる怖さ。一般的だと思っていたものの選択肢が増える戸惑い。物語は気分によって印象に残るシーンが変わる、これは人への印象も同じだと感じた。自分の心境次第で全てのものの見方が変わる。
本編の櫂の「退屈ごと愛していた」という台詞がとても好きで印象的だったが、今読んだらどのシーンが一番強く残るのか、興味が惹かれた。本編、スピンオフ共に、数年おきに読んで、印象に残ったシーンの変遷から自分を顧みるのも面白いと思った。
続編
2024/01/09 16:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きく3つの話が入っています。
まず、北原先生の過去の話。これが一番印象的でした。なぜ、北原先生が、今の北原先生になったのかが、この話を読んで、しっくりきました。切ない、というか、虚しかったです。それだけに、彼の幸せを願わずにはいられない。
2つ目は、例の2人の編集者の話。こちらは、身近じゃないこともあり、大変だな、という軽い印象でした。ただ、植木さんの過去への後悔の気持ちが、心に沁みました。
3つ目は、「汝、星の如く」の続編ですね。ラストは切ない気持ちになったものの、大円団といった感じでした。
過去とその後の人たち
2023/12/31 12:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
汝星のごとくに出てきた人たちの話。北原先生が、こんな人生を送っていたんだと知り、この話の奥深さを感じた。出版社の人たち、血はつながっていなくても、強いつながりがあること。上手くいかないことがあっても、時間は過ぎていき、改善していくことがある。なんかとてもよい気持ちになった。
大団円。
2024/12/22 01:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おーの - この投稿者のレビュー一覧を見る
続編。
本編をより深く知ることができる番外編と後日談。
もう色々な登場人物がとても魅力的だったり相変わらずだったり、自由に物語の中を生きていました。
最後は不思議なつながりの集団…家族?がこれからも未来へ続いていくであろう希望に満ちた大団円。
北原先生は「海」ですね
2024/05/07 14:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
櫂君と尚人君が絡む話しでした。高校の先生だった北原先生と菜々さんの出会い。生きづらい青春を必死に生きる青年に寄り添い、自分を見失う事なく真摯に生きている北原先生がとても好きでした。
煌めく星を作り出せた人生だと思う
2024/02/06 11:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は「今の自分」を映す鏡のようである。自分の気分や状況により、胸に残る場面やセリフが変わる。この物語は、三つの小編からなる連作短編集。夫婦を、家庭を、家族を考える読後がもたらされる。しがらみやら忖度やらで、自分の生きたいように生きることには困難を伴う。周りの人は、自分の価値観の中で整合性のとれる物語を作って、私を理解する。それが一番簡単で気持ちのいい他社の理解の方法だから。主人公たちは、人に理科解されることは別にして、自分の人生をささやかに生きようとした。物語を通して、今一度、自分の家族を振り返る。
ボーナストラックではない。
2024/10/21 05:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『汝、星のごとく』の続編短編集。北原先生と娘の結ちゃんと愛人と言われるその母親にまつわる過去の話。
櫂の遺作を出版にこぎつけるまでの二人の編集者のその後。
それから暁海と北原先生のその後の夫婦関係の話の三編を収録。
こういうリアルな人間関係のアレコレ読むのがしんどくて重い。
『汝、星のごとく』ではひたすら主役の二人が波瀾万丈でしんどくて辛かったけど、その周囲の人々も当たり前にそれぞれの人生があって、それぞれに辛く苦しい気持ちを抱えることもあれば、それなりの喜びや希望を見出したりすることもある。
誰かの善意で望まぬ忍耐を強いられたり、無責任な悪意に傷つけられたり、自由と夢と現実の狭間で苦しんで足掻いたり。
そういう当たり前のドラマを星や海や花火になぞらえるのが文学なんだなと思う。
どんなことがあっても人生は続いていく
2024/01/22 19:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんなことがあっても人生は続いていく。
それを、続編の形で教えてくれる一冊。
女性が自分らしく生きていくには
自立できる仕事が必要だけど、
それは女性らしいとされる生き方と
イコールではないのがつらいところ。
冒頭の北原先生の話がかなり凄絶だったので、
暁海との生活が、彼の生き方が、
彼にとって幸せであることを願う。
問題は
2023/12/11 11:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
汝、星のごとくの内容をすっかり忘れてることだ。
本書を読み進めていくうちに、あー、こういう人たちがいたなあと思い出してきた。
北原先生は、よくもまああんな選択をしたよね。
スピンオフ
2023/12/13 23:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
2023年本屋大賞受賞作の「汝、星のごとく」のスピンオフの物語ですが、北原先生のお話が良かったです。こんなこと、あったんですね。まだ、汝、星のごとくをお読みになってない方は、先にそちらをお読みになってからこれを!