さくらさんのレビュー一覧
投稿者:さくら
2020/04/05 11:06
一気によみました。
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宝くじで一億円を当て、念願フィンランドで食道をはじめたサチエ。「こども食堂」と、地元住人から遠目に見られながら、全うに生きることで信頼され、集ってくれる人を相手に徐々に繁盛して行く。
スッキリした人間関係を生活の中で起こるハプニングで味付けをして構成された物語でした。
2024/02/25 11:29
タイトルそのもの心を打たれました
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30年前の未解決誘拐事件が動き出した所からはじまる。ひとりひとりが丁寧に描写してあり、『写実画」が導いてくれる展開が素晴らしかった。感動しました。
2021/08/20 10:14
人間の本質とは…
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とても興味深い小説でした。自分が内田偲になって八丁堀の人間と関わり合いながら人間の本質という荒唐無稽なバベルの塔と向き合う。人情味がある話が好きなのでとても楽しく鑑賞出来ました。ただ、残念なのは送り仮名のミスが多発している所だったな。紙の本だったら良かったのかな。
「太郎はぴしゃりど言った」 なんて興ざめするでしょ? そんなのが20カ所以上あったのに面白く読めたから評価は満点です。
2020/05/24 22:46
ひとつの物語だったんですね。
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先生と児童。坂田小百合先生のような人は今の世の中にはいないと思うけれど「交換日記」というアイテムで救われる人は、こんな世の中だからいると思う。
みんなどうして良い人間なんでしょうか。悪い登場人物は亡くなるきっかけとなる礼二の大学時代の友人だけ。出来すぎている感はありますが、心が洗われるお話しでした。
2020/05/17 11:22
自分の人生でチャレンジするのは、自分の権利。
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井坂先生の根底にある「処世術」にいつも感銘を受けています。
「犯人はいつか社会に出てくる方が多い。同じ町で生きる可能性だってある。その彼を、異常だからとか、信じられない、で、切り捨てるのは怖い」。社会に戻ってこなくちゃいけない犯人がいるなら、出来るだけ他の人が平和に暮らせる方法を考える方が良いと思う。
「もし、私がいじめられたら、いじめてきた相手のことは絶対に忘れないからね。で、その子が大人になって、成功したら満を持して発表すると思う。あの人は小学校の頃私をいじめていましたよ、って。そのためにも今、何をされたのかはしっかり覚えておいて効果的にその話を伝えるね。その人が成功すればするほどダメージは大きい」
いじめ、パワハラに悩んでいる人たちに読んで欲しいと思いました。
2019/08/05 07:59
しばし道頓堀の芝居小屋を俯瞰しました。
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近松半二の生涯。人形浄瑠璃に取り憑かれた半二が己と浄瑠璃に向き合い、妹背山婦女庭訓を拵えるまでと、その後。女房のお佐久、娘のおきみ。三輪に導かれもう一人の近松になるまで。
2019/05/31 12:53
ゴッホを身近に感じました。
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パリの描写と人間関係の機微、皆パリで戦っている…。そんな臨場感がとても面白い。
ゴッホの作品を鑑賞しながら拝読。人となりがわかりました。
2019/05/05 08:00
チョコレートコスモス
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「演じること」は、俳優さんだけの仕事じゃあない。自分のことがわかっているのは自分なのかな?自分の小宇宙を懸命に生きている私たち。そんな私たちの生きる意味と向き合える小説でした。
2013/05/02 09:54
追い詰められたとき
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極限状態に置かれた人間を「ロクヨン」の中で何人も見せて頂きました。真摯に自分と向き合うことって難しいことですね。良い本でした。
2024/11/05 12:12
みんな繋がっていて大好きな作品でした
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バズライトイヤーを金曜ロードショーで観て、先生の作品を読み返したくなりました。織田一真、由美夫妻、娘の美緒。作品のそこここに月日を前後しながら登場してくるのは
井坂幸太郎の真骨頂ですね。登場人物が個性的でお人好しで笑って泣けます。感動したのは自動車の免許証更新の時に出会う女性の話。お互いズボラで更新も期限か切れる最後の日曜日に出会う。ズボラなので通帳の記帳もしない二人の会話が印象てきだった。先生の作品はじんわり来る奥深さが大好きです。数年ぶりにで読みました。
2024/08/13 17:44
北海道の爽やかな風が終始吹き続いていました
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不登校になった少女が獣医大学を目指す作品。ドロドロした人間模様は無くて、課題にコツコツ取り組んで行く聡里の獣医になる物語。努力する直向きな人間は救われるんですよね。良い作品でした。
2024/05/23 15:06
徹子ちゃん、頑張った。
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森野護君から見た平石徹子ちゃんが語られる前半。奇妙な行動が断片的に起こり、護は徹子を見守るようになる。 高校進学後、徹子に親友が現れる。微妙な状態で
護は徹子との付き合いを保つ。後半は怒涛の展開に絶望が始まる。涙を誘う展開に折れかかった心が再生していく心地良さ。徹子ちゃん頑張った。
2024/05/15 17:03
瀬戸内の夕星、みたいと思った
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ヤングケアラーと高校教師が瀬戸内海の島で出会い、支え合う。何度読んでも感動する作品です。みんな一生懸命生きていて素敵でした。
2024/05/09 15:33
生活保護について
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中学生のヤングケアラーが生活保護を受け入れる過程がわかりやすく描かれている作品でした。誰もがいつ、利用する可能性がある制度をわかりやすく説明できた小説でした。