潮風マルシェ
著者 喜多嶋隆(著者)
ここが、私たちの大切な居場所。海辺の町に春がやってきた。小さな料理店のオーナーである海果が考えた、ワカメや春キャベツを使った新メニューは大好評。店を訪れる顔なじみにもそれ...
潮風マルシェ
商品説明
ここが、私たちの大切な居場所。海辺の町に春がやってきた。小さな料理店のオーナーである海果が考えた、ワカメや春キャベツを使った新メニューは大好評。店を訪れる顔なじみにもそれぞれ転機が訪れているようだ。そんな中、妹分である愛のアイディアで朝市をやることに。新鮮な魚介類と土付きの三浦野菜は飛ぶように売れていく。だが、思わぬ事態が起きて――。魚も野菜も人も、見栄えで選ばれる今、本当に大切なものは何か? 温かな気持ちが満ちる感動の物語。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
『潮風マルシェ 潮風キッチン4』
2024/11/13 20:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
葉山にある小さなシーフード食堂〈つぼ屋〉を営む海果と愛
春を迎え、2人をとりまく人たちにも転機が訪れて……
〈つぼ屋〉に融資する信金職員の葛城のもとに、別居している娘の里香についてうれしい知らせがもたらされる
父が病気で働けなくなった耕平には、トマトの苗の植え付けに思わぬ助っ人があらわれる
つつましく暮らしている小織を起用して慎がつくったCMが、広告賞のグランプリに選ばれる
不器用に、けれど一生懸命に生きる海果と愛がたいせつにする思いが、愛のアイディアで開いた朝市のマルシェにもやさしく広がって、やがて小さな奇跡を引き起こす
海辺のビンポー料理店を舞台に、素朴で実直な人たちの人間模様を描く“温かな気持ちが満ちる感動の物語”
《どんなピンチも重い荷物も、2人なら大丈夫。》──帯のコピー
『潮風キッチン』『潮風メニュー』『潮風テーブル』に続く第4作、2024年9月刊
〈大人になるという事が、イコール、真っすぐで澄んだ視線を失う事ではないと僕は思いたい。そのような作者としての願いが、葉山の潮風とともに、読者のあなたに届けば嬉しい。〉──「あとがき」より
《喜多嶋さんの小説は、時代のはやり廃りに流されることなく、本当に幸せ、生活者のリアルな幸せについて、ずっと読者に語りかけてきたように思う。そのまなざしは優しく温かく、心地よい。たとえば葉山の太陽と潮風のように》──名智理(神奈川新聞「本屋さんのイチ推し」2024年10月6日)