ばけもの好む中将 伍 冬の牡丹燈籠
著者 瀬川貴次
寺での騒動で人が殺される現場を目撃してしまい、鬱々とした気持ちを抱える中将・宣能。大好きなばけもの探訪にも興味を示さず、ふさぎ込む日々を過ごしていた。事情を知らぬまま宣能...
ばけもの好む中将 伍 冬の牡丹燈籠
商品説明
寺での騒動で人が殺される現場を目撃してしまい、鬱々とした気持ちを抱える中将・宣能。大好きなばけもの探訪にも興味を示さず、ふさぎ込む日々を過ごしていた。事情を知らぬまま宣能を案じる宗孝は、彼を元気づけるために本物の怪を探すことに。怪異を追ううち、宣能は様々な話をしはじめ……。一方、東宮の恋する相手が誰なのかを知った弘徽殿の女御は!? 大人気平安怪奇冒険譚、第5弾!
目次
- 冬の牡丹燈籠/騒がしい家/浮かびあがる想い/うつくしき言/芥川 ――AKUTAGAWA――
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姉君たちの存在感
2017/05/06 17:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗孝の十二人の姉たちがこの作品の肝ですね。こんな個性的過ぎる姉上たちに比べ宗孝の普通力の高さ(笑)これからは春若と十二の姉上の話になるかな?
時に、中将様方の区別が難しい…。
2016/11/13 12:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒトコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗孝の十二の姉君と春若こと東宮様の恋の進展は? が気になって続きが楽しみだった。あの弘徽殿の女御が母后であるのに、ちょっとおバカだけど健気で元気なお子様である春若君、なんか憎めない。母の妨害を心配しながらも案外勇気と行動力があるし、並みの事は畏れぬ十二の君とは、案外お似合いなのだけど。一方の初草の君にも幸せになってほしい。みんなに幸せな未来はあるのか…。今回は最初に謎解きありきの怪が多かったが、怪を求める中将の気持ちや、初草の両親に手紙など、人間関係の謎も少しずつ語られ、て更に先が楽しみ。
ところで、ばけもの好む中将である宜能の他、チャラい宰相の中将雅平、頭の中将、もう一人いたかな? 中将が何人もいて区別が難しい。