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GHQ焚書図書開封 みんなのレビュー

  • 西尾幹二
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.5

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

GHQ焚書図書開封 1 米占領軍に消された戦前の日本

2018/03/29 17:21

知りたかったことがここにあった

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:889ヒロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

薄暗く隠されていて、ぼんやりとそしてチラチラとしか見えなかったそれを発見した思い。新潮45を30年前から子育ての合間に目を通していた。そこに江藤淳のGHQへの言及があり、「なんとなしに知っていた」若い時分は「肌で感じていたことをいまさら」と皮肉な目線で見ていたがこの世界情勢である。
 夢を見させられていたのだ。サーカスとパンに、捨てていい見かけの良いものに酔っていたのだ。
 隣人になれば米国人もシナ人も「イイ人」だろう。はっきりと嫌がらせをする半島人はわかりやすくありがたいものだ。私たちはにこやかに馬鹿にしてくる白い人たちに長い間意地悪をされている。大きな視野で見ればあんなにも「日本人とは何か」「何かを反省しなくては」ならない出版界の流れは戦中戦後「何があったのか確かめたい気持ち」の表れではなかったか。
 西尾氏には感謝したい。多くの時間を割いて収集し読み込み、私に理解できるように配置してくれる。一人でも多くの「世界人」に知ってもらいたい焚書たちである。

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GHQ焚書図書開封 5 ハワイ、満洲、支那の排日

2019/12/01 16:02

新大陸、満州。自国以外は謎の国

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:889ヒロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「太平洋戦争」に至る近代史がなぜか学校で抜けている。
勿論理由があるからだが、焚書の憂き目にあった
各書は氏の助けをもって活き活きとよみがえる。
満州を旅行する、との設定で青少年向けに出された旅行記など、今でも
行ってみたいと思わされる、夢の国さながらで…
今は消滅してしまった満州人・満州国ではあるが、
ご先祖たちも「新大陸」にさぞワクワクしたであろう。

ハワイの王族と我が国皇室の縁談とは今なら台湾との友好に沸く
世情くらいのものか?
フラダンスは本来「神に捧げる神聖な踊り」で男性・女性は問わず(動画が多くありますが)ラグビー世界戦で一層有名になったHAKA
に似ているし、個人的にはお経のような歌声で、妙に既視感がある。

さて、白人と有色人の黒歴史である。
ハワイとオーストラリア・ニュージーランドの歴史を知れば日本のみならず、モンゴロイドが結束してしまう。
つまり、理想に燃え新しい社会を作ろうとする若い世代が英米と国連に疑惑を持つ史実が書かれていた。

大きな世界史の中で「戦争の意味」を考察するのは偏見が少ないと言われる日本国民に課された課題かもしれない。
 西尾氏の抜粋によって読みどころが気味よくまとめられ、俯瞰的な世界史が氏のガイドにより自分でもできるような気になる。氏の読書量と丹力に敬服する。

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GHQ焚書図書開封 12 日本人の生と死

2016/09/05 10:19

和辻哲郎氏の著作が良かった。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトル『日本人の生と死』とあるが、西尾氏によれば「名著復活」ぐらいにとどめておきたかったとか。
確かに、日本人の死生観について知りたいと思って読むと少し期待外れになるかもしれない。
それでも、前半の和辻氏の著作は良かった。アングロサクソン人がどうやってアメリカインディアンを「合法的に」抹殺していったか、ということが、和辻氏の著作に書かれていようとは。
後半は司馬史観への批判。実は私は司馬遼太郎の作品を読んだことがない。
司馬史観がどんなものなのかも知らなかったが、これを読むと、司馬作品を読まなくて良かったのかな、と。

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