鉄紺さんのレビュー一覧
投稿者:鉄紺
くまのがっこう
2016/02/14 16:55
「くまのがっこうの
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くまのこたちは 1、2、3、4……ぜんぶで 12ひき。」
娘の入園に際し、水筒お弁当箱コップ…、揃えられるものは全て「くまのがっこう」で。彼女に分かり易いように。物語を知ればもっと愛着を持って貰えるかと、後から絵本を購入。
しかしこれは、絵本ではなく雑貨だな。雑貨としては可愛くて好きだけれど、絵本として本棚に並べるには抵抗がある。
くまさん くまさん なにみてるの?
2016/02/14 18:08
「くまさん くまさん、/
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ちゃいろい くまさん、/ なに みてるの?」
「とり」の次に「あひる」ですか、「みどりの」「むらさきの」じゃ駄目ですか、これ「きんいろ」ですか、「おかあさん」怖過ぎませんか「かえるいろ」の服ですか、再びの「いぬ」には驚きました好きだけど、「みてるの?」「みているの?」揃えませんか。
…等々言いつつ、白地の見開きいっぱいに、一色で一つずつ動物が登場する、この単純明快さは好き。
さよなら さんかく またきて しかく
2016/02/14 17:42
「さよなら/
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さんかく/またきて/しかく」
四角は豆腐、豆腐は白い、白いは砂糖…という「さよならさんかく」ものを何冊か読んでみたけれど、この作品が一番、展開が伸び伸びと楽しかった。
一方、やっぱり、いくら「文」を気に入っても「絵」を好きになれないと楽しくないなぁ、が正直なところ。絵本だものね。
ところで、「またきてしかく」ってそういうことだったの~、と初めて納得。皆知っているものなのかしら。
うしろにいるのだあれ うみのなかまたち
2016/02/14 17:09
「ぼくの
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うしろに いるの だあれ」
服や雑貨を、色違いで二つ揃えたい面倒な私。絵本も同様で、第一弾で充分と知りつつ買ってしまった第二弾。展開する場所と、登場する動物が違うだけである。
いや、違うだけで良いのだが、「とびうおさん」「まんぼうさん」の後に、突如ざっくり「おさかなさんたち」と来るのが気持ち悪い。
いやいや、折り紙のような素直な色に、筆の跡だろうか濃淡があり、明るく親しみ易い絵本である。
おばけのバーバパパ
2016/02/14 18:10
「バーバパパはね、
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にわで うまれたんです。」
義母からの荷物の中に、バーバパパを発見! 懐かしい。幼稚園の頃によく「眺めた」シリーズ。
当時の私が気になって仕方なかったのは、彼の睫毛(らしきもの)。伏し目時には目の楕円の中に、瞼とそれに続く睫毛がきちんと収まっているのに、通常時は何故か、眉毛とも睫毛ともつかないものに変貌している。
…疑問再燃である。むー。
お月さまってどんなあじ?
2016/02/14 17:55
「お月さまって
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どんなあじなんだろう。」
「お月さまがずっと付いて来るよ!」とキラキラ言う娘に読んであげたくなった絵本。ただ、ゲームだと思っただの、あきただののくだりは、ちょっと煩く感じた。理由なんて要るだろうか。
多彩ながら落ち着いた色味。くしゃくしゃ感も優しい。だから「パリッ!」は意外だったけれど、改めて色を見れば、確かに氷輪のような。
すてきなおうち
2016/02/14 17:54
「これは
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だれの おうち?」
どのページもポストカードのよう。手触りも良い。
だけど散々「ちがうよ!」と言っておきながら、「みんなの…おうち」って? 前出とは別の、「おとこのこと おんなのこ」、「いぬや うさぎや」…? 狭量な人間には、ちと気持ち悪さが残るけれど。
それでも、絵が可愛い、すてきな絵本。
100万回生きたねこ
2016/02/14 17:29
「100万年も
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100万年も しなない ねこが いました。」
佐野洋子さんが好きである。が、代表作であろうこの作品、実はあんまり好きじゃない。
佐野洋子さんへの信頼から、そのうち好きになるだろうと手元に置いたまま、気付けばニ十年。その間に結婚し母にもなったが、やっぱり、どうも好きじゃない。声に出して読んでも、何だか楽しくない。
絵は好きなんだけどな。
それほんとう? 新装版
2016/02/14 17:20
「あめりかうまれの/
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ありのありすさんが/あるあきの」
言葉遊び絵本。時々「これはオマケね」もありながら、同じ音から始まる言葉で作られたお話が、「あ」から「わ」まで揃っている。 必ずしも牧歌的でないところが好き。苦し紛れな感じも、意味不明なところも、最後の「それ ほんとう?」で全て許されてしまう。「しにそこない」「なぶりもの」等々言っておきながら、最後だけ無邪気ぶるのだから、ずるいずるい。
うしろにいるのだあれ
2016/02/14 17:13
「ぼくの
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うしろに いるの だあれ」
「うしろ」にちょこっと見えているのは誰の手かな? その誰かの上にも、そのまた誰かの下にも、更にそのまた誰かの前にも、必ず誰かの足やら耳やら尻尾やらがちょこっと見えて…。次頁を想像させていく作り。
素直な展開で、終わり方もきれい。それが物足りないといえば物足りないのだが、まぁるいお話も良いと思う。
がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん
2016/02/14 16:59
「がたん ごとん/
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がたん ごとん」
買うまい買うまいと唱えてきたのに、買ってしまった。だって3歳の娘が、『ざぶんざぶん』も欲しいと言うんだもの。0歳の時に買った、『がたんごとん』も未だに好きなんだもの。
と言いつつ、第一刷というのが何だか嬉しい。
ところで。裏表紙。やっぱりオジサンにしか見えない。
ギャシュリークラムのちびっ子たち または遠出のあとで
2016/02/14 18:14
「Aはエイミー
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かいだんおちた」
名前の頭文字にA~Zを持つ子供たちが、ただ次々と死んでいく。その最期がまた、どれもこれも陰惨である。一すじの救いも無ければ教訓も無い。…が、どうしてか、そこはかとなく可笑しみが漂う。
「これの何が楽しいの」と冷たく言われれば(実際言われたけれど)、何だか申し訳ないような気持ちにもなるのだが、好きや嫌いに理由は無いからなぁ…。
ゆっくりがいっぱい!
2016/02/14 17:58
「ゆっくり/のんびり/おっとりと/
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きのえだ つたって/ナマケモノくん やってくる」
実はいまいちエリック・カールを信頼していなかったのだが、あぁやっぱり良いのだなぁと考えを改めた。ホエザル、イワドリ、ヤドクガエル等々、通りがかりの動物達が密かに具体的なのが面白い。
お風呂でナマケモノの物真似をするのが好きな、3歳の娘が選んだ絵本。彼女の中にも、ゆっくりがいーーーっぱい! である。
いいおかお
2016/02/14 17:49
「ふうちゃんが/
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ひとりで/いいおかおを していました」
この絵本の何が好きって、もう、出だしである。
そして「ふうちゃん」の「いい おかお」! ニコニコではなく、目も口も閉じて、何やら楽しそうな すまし顔。
「ぼくも」って、そっと横に並んでいく子達の、距離感も素敵。
でもやっぱり、みんなで「おいしい」顔が、一番幸せそうなんである。