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あおまささんのレビュー一覧

投稿者:あおまさ

353 件中 1 件~ 15 件を表示

良かった

13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

名作との声が多いので読んでみましたが、正解でした。
BL括りなのがもったいないくらい。広く読んでもらいたい作品だと思います。
生きている意味とか価値とか、判らない、見出だせない、と思うとき、読んでみたら何か感じるところがあるかもしれません。
重く苦い部分が多い話ですが、読後は優しいです。

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3番線のカンパネルラ

2019/04/22 22:04

シンプルに、良かった

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まず表紙がいいな、と思った。何か物語っているような感じが。
そして本編。加納は果たして幸せになれるのか、ハラハラしながら読んだ。
過去に囚われて踏み出せずにウジウジモダモダしつつ、そんな自分が嫌だと思いながら、ちょっとの事でときめいたり、よろめいたり。
終盤までそんなふうだが、人の感情の不安定さや移ろいやすさと、絶えず思考している感じがリアルだと思った。
スピンオフできそうなキャラもいるし、メインの二人の続きも読んでみたい。

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救済の下巻

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全巻を読んで思ったのは、文学的な作品だな、ということ。画のみならず言葉にも力があり、作者の言いたいことが明確に描かれていると思う。
搾取される子供を筆頭に、社会の抱える矛盾や理不尽を訴えているのでは。それに対する憤りが見える。が、救い難いような悪にも、そうならざるを得ない背景があることを知れば、彼らに対する嫌悪感も、ただの嫌悪ではなくなる。それも作者の優しさか、愛か。
勁はこれからも苦しむだろうけど、その傍らには献身的に無償の愛を注ぐ宥がいるから大丈夫、と思わせる。
互いを強く思う心というものを、感動的に読ませてくれた。
因みに、脇役の人々が、イケてない青年でもおっさんでも個性的に描けていて、とても画力がある作家さんだな、と思った。
BLだけに止まらず、幅広いジャンルで個性的な面相の人々を描いて欲しいです。

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良い!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本編はもちろん、短編のこちらも良かった。
この少ないページのなかで、よくもここまで描けるな!と感心しきりです。
ストーリーは前日譚ですが、こういう小さな出来事の積み重ねが本編に続くのだな、と。
野末さんの人柄の良さと可愛らしさが堪りません…。

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となりに

2019/12/23 22:35

良かった…

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人が人を想うという事を読ませてくれる作品だと思います。
エロは皆無ですが、静かに染み入るお話。
bassoさん独特の画は、ご存知のとおりシンプルなのですが、ちょっとした表情、眼差し、空気感など、とても味があります。
相手の幸せを願い、相手のために泣く、純粋で情の深い主人公の人柄に好感が持てました。
そんな好青年に応える、くたびれてるけど醸す色気が半端ないおじさま…。オジサンスキーは必見です。

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愛があります

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この作家さんは心の機敏を描くのが上手いかただと、作品を読むたび思います。
葛藤する陵と、そんな彼に対して不器用ながら自分なりに向き合ってみようとする勇一の姿、また勇一と歩の関係と、それぞれの心情。
随所に心に響く言葉があり、胸に沁み、思わず涙が滲みます。
この物語のこれからも見てみたい。

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予想を越える

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

冒頭から息詰まる感じで、どうなる浅野?とドキドキしつつ読み進め、そこへ到達したとき、予想もしなかった展開に、目が点w
正直、驚きすぎて唖然としたが、更に読み進めるうち、それからの展開もまた、あれやこれやの駆け引きやら、なかなかどうして面白い。
二巻を読んで、一巻のなかで時々差し込まれた篠原の印象的な表情の意味が判った。
何故、浅野はそうならなければならなかったのか。また、彼の周りの人々はどのように関わっていたのか。その先の展開も次巻でまた予想を越えてくるのか…楽しみです。
それにしても、本当に絵が美麗すぎて見惚れる…

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のみ×しば

2020/04/27 22:14

じれったさに萌える

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いわゆる両片想いものですが、勘違いとすれ違いでのモダモダ加減が、まぁ半端ないけど可愛い…。
純情系、でもDKだから、そこはほらそれなりに、という感じ。
友人らもキャラが立っていて面白い。
いいとこで次巻へ続く。待ち遠しい…。

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白のころ

2019/01/21 19:39

短編集

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

何処かで必ず胸をついてくる短編集です。
静かなのに温かく、切ないのに微笑ましく可愛らしい作品ばかり。
最近、三田織さんにハマり、遡って読んでます。
濃厚すぎるBLとは一線を画する透明で純粋な作風は、逆に軽いキスシーンでさえドキドキします。
自らも純粋になれたと錯覚するほどw

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山田と少年

2018/12/30 19:56

可愛い…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これが俗に言う尊いというやつか…可愛いよ、千尋くん。同時に、無精髭はやした山田さえ可愛く見えるwそんなお話。
冴えない感じの山田だが、実は無自覚に男前で優しい。千尋が惚れちゃうのもわかる。
「大丈夫」「なんとかなる」たいした言葉じゃないけど、乗り切れそうな気持ちになる、いい言葉。
ピュアな感じで、ちょっと切なくて、でも可愛い恋愛を描くのが上手い作家さんですね。そして毎度、忘れかけた何かを思い出させてくれます。

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感涙必至

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

出会って、想い合いながら歳を重ねるなかで不安や葛藤を覚え、悩み、苦しみ、傷付いた末に、やはりこの人しかいない、と共に生きていく決意をする過程、心情が、とても良く描かれている。
二人の人物像が明確で、似た者同士のようで対極にもあるところが、この物語のなかで生きていると思う。
途中、やや出来すぎな場面もあったが、きっと二人には運命的な絆があるのだと思えば、描き下ろし短編を読んで妙に納得した。
本編の最後、悲しいけれど、これはハッピーエンド。
最高に美しい終わりかたでした。
これもまた、出会えて良かった一冊。

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シリーズ全巻一気読みをお薦めします

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いや、面白かったです。
シリアスな話かと思いきや、コミカルな場面も多々あり、そのバランスも良かったです。
一見、完璧そうな美貌の陰陽師である櫂が、実は万能ではなく人間くさい所が、このお話を更に面白くしているのかな、と。
羅刹の櫂に対する執着や、櫂がだんだんと羅刹に惹かれていく様子はもちろん、次から次へ起こる事態など、ストーリーの展開にハラハラドキドキです。
終盤、八百比丘尼の言葉に対して櫂が返した答えに、人間の在り方を考えてしまいました…。

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まさか、こんなに泣けるとは…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

けだまの一途な思いと無垢な献身と、ご主人の優しさや思いやり、全て愛しく感じます。
相手の幸せを一番に願う、切なくも尊い物語を拝ませていただきました。

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Love gift

2020/06/21 21:58

しあわせ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

gift本編に強い思い入れがある者としては、短編とはいえ続きが読めて嬉しい。
変わらずボクシングに打ち込む勁の成長と、それを支える宥の、様々な表情が見られて良かった。
本編とはまた違ったコミカルで甘々な雰囲気が、二人の幸せそうな感じを、より引き立てていると思う。

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ドロドロすぎる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

典彦の執着が凄すぎて引く。その心理は理解し難く、釈然としない感じは嫌悪感に近い。
心身共にドロドロの育郎が痛々しく、そんな諸々尋常でない中で唯一正常さを保とうとして闘っているかのような、さち子の姿が健気で切ない。そこへ持ってきて、蘭蔵の無垢さと育郎への愛が一段と光る。
読んでいるこちらの気力体力を奪うような話を描く作者さんの、技量と意気込みと精神力に脱帽。

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