物語はごはんさんのレビュー一覧
投稿者:物語はごはん

片づけをプロジェクト管理してみたら汚部屋が生まれ変わった
2023/02/27 01:06
ステップ2から読みやすくなる(たぶん)
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
直前まで親しみもありつつ常識的な丁寧語で書かれた別の片付け本を読んでいたこともあり、導入~ステップ1の馴れ馴れしい言葉遣いに面食らった。ステップ2辺りからは(読み手の慣れと馴れ馴れしさレベルが下がるので)マシになってくると思う。
ビジネス手法を用いてと言うと難しそうに感じるが、掃除を例に説明される感じでそちらの勉強にもなるなと思った。そもそも掃除に対して用いるのでできる行動と結果のパターンが見えていて、さほど難しくない。
ただし、自分のタイプからすると自分に合った計画を立てるまでが大変そうな印象…それでも真似すれば徒手空拳より少しは進められそうな気がしてくるのは筆者と少し似ている面があるからだろうか。
「何度も挫折したからこそ伝えたい」という思いはわかるものの、あとがきなどは少し恩着せがましい印象も受けた。
課題をできるレベルに引き下げる手法を教えてくれるという意味での良書だと思う。
掃除を目的に書かれているが、掃除で実現できればビジネスやその他にも活かせるのはないだろうか。

違国日記 9 Journal with witch (FC swing)
2022/05/02 04:08
久々に
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
刺さりはしないけど求める雰囲気が帰ってきた感じがしました。残念ながらここ3巻程は評価される内容だろうなとは思うものの、個人的には肩透かしだったり読みたい内容じゃなかったりだったので。
前を読み返さずに読んだので伏線などの事は頭にありませんでしたが、その辺は確かにさっぱり触れられていません。ミステリのように楽しんでいる方にはいつまで種明かしを引っ張るんだと苛々させる巻かも。
穏やかなものを読みたい気分だったので私は嬉しかったです。
ところで槙生さんの部屋に植物があるの、なんか意外な気がしました(これまでも描写があったとは思うんですがなんか唐突に。スランプの様子に枯らさないの凄いなと思ったのかな)。
2023/03/05 11:26
丁寧で素敵
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
※軽く展開に触れます
偶然見掛けたWeb連載を追い掛け、やっとのコミックス発売!嬉しくて当日に購入しました。
どれだけ楽しみに待ったかと言うと、待ちきれず作者さんの過去コミックスを少しずつ、結果的に全て購入した程です。その中でも今作は群を抜いて好きです。
マウントの取り合い等のギスギスする場面はなく、等身大の男性同士の(恋愛感情がなければ友人付き合いのような)恋愛が描かれます。当て馬やとんでもないハプニングはありません。でもきちんと相手を大事にして、お互いに居心地が良さそうなのが伝わってくる描写がされていて、そこがとてもいいんです…!
パッと見ハイスペなのに少し自分に自信がない慎太郎と、1つ歳上で懐が広く明るく男前な広樹、どちらも素敵なキャラクターです。作中で綺麗にまとまりますが、二人でどんどん幸せになってくれ~!(祈り)という気持ち。
綺麗に纏まっているので野暮かなぁとは思いつつ、続編が出たら私は迷わず手を伸ばします。
今後も応援したい作者さんです。
(欲を言えば中表紙はカラーがよかったなぁ)
2022/06/23 08:06
めちゃめちゃ最高だった
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
1話試読で金江美人だな……!となり、全話試読して纏まるのを今か今かと待ってました。
スマホでは描き文字は拡大必要ですが、上下+小冊子が全て纏まって扉や表紙のカラー絵も入っているので大満足。小冊子では作中ちらっと出てくるお店の2人の人となりがわかるのも個人的に◎です。
冒頭、部活で未成年に風俗店に行かせるという流れにはもやっとしなくもなかったですが、灰賀くんとしては渡りに船でお話が進むんですよね。
灰賀くんは最初から憧れを持って、金江は徐々に惹かれて。どちらの視点もいとおしいです。致すシーンもどれもよかった…(ため息)。金江は男性的な雰囲気もあるのに根っからネコな感じだし灰賀くんはガツガツしてないのにしっかり攻感あって。主導権逆転すると、のとこもいい。
途中当て馬女性は出ますが自主退場するのでそこまでやきもきはしません。外野キャラもしっかりキャラクターがわかる感じで好感が持てました。
試読の印象が悪くなければ楽しめると思います!
(特殊紙だそうで紙版も気になるな)
この二人がとても好きなので続編、ください……!!
2022/04/10 07:08
発売を楽しみにしていました!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
※少しネタバレ含みます
某サイトにて1話を読んで、即コミックスを検索→「ない……!」とショックを受けつつも作者さんを新刊登録をしたのを覚えています。
絵もお話も丁寧で◎。
Ωが他より上に立てるのか、なぜアプリのフィルターを掻い潜ったのかはちょっと気になるところですが、引っ掛かり続けることなく読ませられました。(特に前者は作品によって自由度のある部分ですし)
将悟だけでなくノアが将悟を知っていて覚えていたというのが驚きました。運命の番の発覚も私には目新しくフフフとなったり。
エロはオメガバースにしてはあっさりめの描写かもしれませんが、ページ数もあるし想い合っての行為である事がわかる描かれ方だったので好きでした。お話の流れとしてもそこでブツ切りになることなく自然に感じました。
十分な満足感はありつつ、素敵なので周りのキャラクター含めてもう何話か出てくれてもいいのよ、という気持ちです。
ベイビー、シュガー、サキュバス【コミックス版】【電子版限定特典付き】
2021/12/26 17:18
何度読んでも
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「かンわいいい~~~!!!」と同じ反応をしてしまう作品。巨根ゆえにお断りの多かったアラサー雇われ店長(飲食店)x特異体質の腹ぺこ学生サキュバスくん。
ストーリーは軽めでひたすらに二人がラブラブいちゃいちゃしていますがそれがいい。描き文字多めですが、始終猫可愛がりで幸せな雰囲気。
サブキャラ2人もかわいらしく、玲臣くんについてはスピンオフなどあったら読みたい。
2021/09/18 23:02
結末のネタバレを読んだ上で購入しました
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ふんわり結末のネタバレがあります。
色々読み漁っても満足できなかったところで偶然目に入った作品。無料キャンペーンで8話まで読んだ後、他サイトのレビューで結末までの流れを知って、納得できたので購入しました。結果、大満足。飢えが満たされました。
全編日本語に訳されており言葉の違和感はありませんが、調べたところ元々は韓国のマンガのようです。コマ割や描写、話の展開のさせ方はそれっぽいなと思います。カップルアプリが出てきますが、違和感があったのはそこと佐藤記者という呼び方くらい。
悠が迂闊だなというのと(恋は盲目ということでしょうか。韓国マンガにはこういう若干ご都合を感じる展開が多い印象はあります)、終盤某話の描写が勿体ないな(もっと尺を割いてもいいのでは)と感じはしましたが、ドラマを見ているような気分にさせてくれました。エロは何度かありますが絵柄のためかあっさりな印象。
話の内容がちっともわからないじゃないか!!とこのレビューに憤られた方はぜひ購入もしくはタイトルで検索を。とても熱く語っておられる方が既にいらっしゃるので、私が多くを語るまでもと(可能ならこのサイトに丸ごと転載したいくらいです)。胸糞展開が嫌いでなければぜひ挑戦してほしいです。
あとがきからは商業で他作品を描く意思がないようにも読めるのですが、出るなら読んでみたいなぁ。
2022/12/24 01:15
めっちゃ刺さった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2巻表紙→試読からの1巻購入後、面白くてセールを待てずに購入しました。
結果、こっちの方がもっと好き!!
ここ暫くの私には珍しく、短期間で周回しました。
前作で当て馬として登場するハルの元カレ・金指陽介とその上司である薬学主任・玉森(+遺伝子学主任・東間)のお話です。前巻ペアもちょっとだけ登場しますが、陽介視点で進むのでほんとにちょっとです。
前巻の雰囲気とは違ってこちらは始終不穏というか物騒と言うか…陽介のタイトロープダンサーぶりが見事。と言うか奉仕型Sなのとても、とても良い!!
玉森が天木に執着している理由もきちんとページ数を割いて描かれます。
メインに据えられているだけあって、玉森に対する印象も結構変わるんじゃないでしょうか。(私は変わったと思います)
東間もなかなかいいキャラです。キャラ立ち凄い。
ちなみにこの巻を読んでから1巻を読むと、特区のことについて理解が深まっているのでより一層楽しめました。
あとがきによれば恋愛の準備が整ったとのことで、この物騒な状況どうなっちゃうの?!と早く次巻を読みたい気持ちでいっぱいです。
陽介も幸せになれますようにー!
2021/11/28 12:32
完結していません!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
4巻で終わりと言ったな、あれはウソさ……
あらすじにおやぁ?(完結って書いてないぞ?)と思いつつ喜び勇んで即購入してしまいました。あらすじ、君は悪くないよ。
読み進めつつんん?んんん??と思っていたらやはり完結ならず。作者さんにとっても想定外だったご様子。
マコの過去が少しだけ垣間見えますが、東條さんとの間にはまだしのぶの知らない何かがある様子。気持ちはお互い想い合っているはずなのになかなか噛み合わない二人がもどかしいです。マコは幸せを手に入れてしまうことに対して臆病なのかな。
もう延びていいから描きたいこと全部描いて幸せに大団円を迎えてほしいです。読み返しながら次巻を待ちます!
2021/09/14 07:08
ガチムチ系は苦手だったけれど
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
※ネタバレを含みます
絵がとても綺麗でキャラクターが可愛らしく、お話も上手く纏まっていたのでガチムチに対する苦手意識なく楽しむ事ができました。照れ線入ったお顔が綺麗なのはいいですね!笑顔が本当に幸せそうで素敵です。エロとラブラブが楽しめます。
SM要素はモブへのスパンキングが少しと、拘束・ブジー。全体との割合からすると描写量は少なめですが、メインに読みたいというのでなければ気にならないと思います。
表題作の他に上下の短編もありますが、そちらもご趣味かはたまた偶然か? 金髪x黒髪でした。
デビューコミックスとのことですが、次回作も楽しみです!
2021/09/12 11:46
久々の満足感
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
軽いネタバレを含みます。
BLを中心に雁さんの作品を多数読んできましたが、近年の作品は個人的に合わない事が多く、期待した分がっかりするというのが続いていました。
今作は店頭で表紙を見付けた時に「おや?(最近のとちょっと雰囲気が違うぞ?)」と思い、評判も良さそうだったので気にしつつ不安で様子見。セールになったので試し読み後に購入しました。
結果「読みたかったのはこれだ!!!!!」という感じ。その時のテーマかレーベルかはわかりませんが、やっと読みたかった雁作品に会えて嬉しい気持ちでいっぱいです。
幽霊である主人公、その恋人、の依頼を受けた霊能者でお話は進みます。詳しい感想はがっつりネタバレになってしまうので控えますが、旧作のドタバタしながらのハッピーエンドがお好きな方は、試し読みで惹かれたのならぜひ。
十億のアレ。~吉原いちの花魁~【描き下ろしおまけ付き特装版】 1
2022/08/21 08:02
今後に期待
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
※ネタバレを含みます
(郭ものという成長物語要素を持つストーリー上仕方ないとは言え、)最初は主人公が10億という値で落札される器量には思えません。美人だ美人だと描かれますが全体的に登場人物の顔が綺麗なのでずば抜けてという印象にもならず…そこは惜しいなと思います。現役人気女優が花魁という設定も首を捻りました。
仕込みから始まりますが年齢的にも禿ではなく妹女郎の立場で、描写もこういうことをしていましたよという羅列でさっさと水揚げ(遊女デビュー)になる印象。
※エロを期待する人はがっかりすることでしょう
今巻はその水揚げ本番でどうなる…?!というところで終わります。
ストーリーは女のドロドロを臭わせますが、そこは(少なくともこの巻では)フェイク。読んで嫌な気分になることもなくテンポも良いです。
つくしの作戦を実行した際のアザミは格好良かったです。今後そういう見せ場が増えるんだろうと期待させます。

「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か
2023/03/12 08:01
標題が適切ではない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「推し」についてプロジェクション・サイエンスの観点から考えてみた
ではなく
「プロジェクション・サイエンス」を推しに(少しだけ)絡めて説明してみた
が本書。つまり本論は副題。
学問として学びたい人の1冊目には向かないが、ある程度イメージができた人の強化にはよいかもしれない。推しについて知りたい人は他の本から当たるのが良い。
内容として、推しについての定義付け・考察よりも腐女子の二次創作についてにページを割いた印象がある。全体的にアテンドの一言がなくいきなり詳しい説明に入るため煩雑で、推しについてはあまり強く印象付けられるものではなかった(そもそも著者の中では数行で定義が終わる、既に片付いた問題なのだと感じた。キーワードは能動、お守り)。
プロジェクションについては目新しい事象ではなく、呼び名が与えられたのが近年であるということらしい。ちびまるこちゃんのエピソードを引用して虚投射について説明していた辺りはわかりやすかったのだが、その後のアブダクションの説明がやたらと熱が入って冗長な印象を受けた。著者自身が腐女子、少なくともオタクであるから語りたい気持ちが強く出たのかと邪推してしまう…。個人的には知名度があったとしても児童向けを題材に説明を試みた点に嫌悪感を抱いた(好む人がいるのは勝手だが、説明の題材にするとなると抵抗を感じる)。二次創作に明るくない人には余計に混乱させるだけだったのではないか。
「おわりに」で著者にとっての推しがプロジェクションである、と急に明かされるが、その一言でこれまでの全てが所謂オタクの早口語りのように感じられてしまい残念に思った(それは熱も入るし空回りもしようというものである……)。
※投稿にあたって確認したら、やはり腐女子に関する記述について難色を示されている方が…お気の毒に、あなたは何も悪くないです
2022/02/11 14:26
これじゃない感
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ランク2位表示と試し読みを元に購入。
Dom/Subユニバースは某ゲームとアマチュア小説で少しだけ、マンガでは初めて読みました。作者さんとしても初読です。
正直セックス描写にページを割きすぎてSMとの差がわからないなという印象。蓮が最初に重さを示すコマも後の説明的なモノローグで把握したくらい。アンソロの存在は知りつつも、「もしかしてDom/Subってマンガに向いてない??」と思ってしまいました。
作者さんご自身はDom/Subお好きとのことでノーマルなものを、と描かれたそうですがASMRの方に持ってかれちゃってるかな…(個人的に目新しかったので余計に)。用語は散りばめてありますが雰囲気までは描写できていなくて残念に感じました。
個人的に、描き文字の重ね型がうるさく感じる普通のコマがいくつか。描写は全体的に写真を並べたような、繋がりの途切れた印象があります(映像が流れるような描写が好きなので…)。
期待していた分の肩透かしでしょうか。ストーリーとしては不足はないように思うので、私には合わなかったんだなぁという感想です。
2021/11/15 00:01
この作品から里さんを読み始めるのはおすすめしません
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
GAPSシリーズが気になっていたところにセール、かつ前述とは別のお話なようだったので購入。作者さんのお話は初めて。
出だしは攻めの強引さに引きつつもまぁBL展開だし……と思って読み進めましたが、受け攻めどちらも(と言うか登場人物誰も)特に好きにはなれず。ベタなBLではなくお仕事マンガな雰囲気がやや強めな印象。初読の際、思い入れを持ちきれなかった私はラストで何だか放り出されたような、尻切れな印象を覚え「えっ?!」と声を上げました。(しかもあらすじが全然合致しない作品で続きが読めるとhontoが表示するので???となっています)
画面も手抜きとは感じないですが好みや先行イメージよりはラフな雰囲気でした。
素直にGAPSシリーズで作者さんの魅力を知ってから読む方が楽しめたのかもしれません。