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物語はごはんさんのレビュー一覧

投稿者:物語はごはん

39 件中 1 件~ 15 件を表示

俺が好きなら跪け

2021/11/15 00:01

この作品から里さんを読み始めるのはおすすめしません

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

GAPSシリーズが気になっていたところにセール、かつ前述とは別のお話なようだったので購入。作者さんのお話は初めて。
出だしは攻めの強引さに引きつつもまぁBL展開だし……と思って読み進めましたが、受け攻めどちらも(と言うか登場人物誰も)特に好きにはなれず。ベタなBLではなくお仕事マンガな雰囲気がやや強めな印象。初読の際、思い入れを持ちきれなかった私はラストで何だか放り出されたような、尻切れな印象を覚え「えっ?!」と声を上げました。(しかもあらすじが全然合致しない作品で続きが読めるとhontoが表示するので???となっています)
画面も手抜きとは感じないですが好みや先行イメージよりはラフな雰囲気でした。
素直にGAPSシリーズで作者さんの魅力を知ってから読む方が楽しめたのかもしれません。

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うーん

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※ネタバレあり

購入後放置していたようで、やっと読みました。
6巻の切りどころが悪かった感じ。ウィルの話はビックリするほどあっさり終わって(前巻を復習せず読んだ私にはさっぱり響かず)、しかもフリオとはくっつかず…。全体的に、お話としては物語を閉じるためのオマケという感じですね。
これまで影のような存在だったジルとディエゴも堂々登場。なのですが、ジルが痩せこけたような容姿に描かれていたのは結構ショックを受けました。加齢の表現だとは思いますが…薄幸美人なイメージあるので不安になる。

何より巻を追うごとに目に付くようになった人間のデッサンの狂いと全体的な絵の崩れが本当に残念でした。獣人はしっかり描かれているのに比べて人間は…キャラの顔も安定せずで、焦って描いたの?と思ってしまうことしばし。
やはりマンガで読むからには整った絵、あるいは統一された絵で読みたかったです。
カラーが綺麗な分、モノクロの荒さが目立ってしまうのは悲しい。

新しい獣人シリーズが始まるとのことですが、どうかもっと丁寧な描画になりますように…。
お話も個人的にはもう少し深みがあってもいいかなぁ。私の共感力が衰えたのかもしれませんが、2、3巻から上滑りしてる感が付き纏ってもいたので。
キャラデザ好きなので取り敢えず次作もチェックはしたい。

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いちか、ばちか (B's-LOVEY COMICS)

いちか、ばちか (B's-LOVEY COMICS)

2022/09/23 09:06

好みじゃなかった

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新しい作品から入って遡る形で読みました。
表題作がタイトル通りで残念ながら。丘くんは好みでしたがマオがいわゆる"宇宙人"のように感じられて私はダメでした。(元々好きだからでゴリ押す攻が苦手な事が多い)
サブカプも受があんまり好きじゃなさそうな気配なのと、そもそも描写が少ないので特に引っ掛かることなく。
主カプが致すシーンの描画は好みだったので惜しいなぁという気持ち。しっけさんの照れ顔は繊細さがあって好きです。
併録の短編はまさかのそっちかー!という感じ。続きがあったら面白そうですが、ないだろうなぁ…。

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いやそうはならんやろ

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読みながら浮かんだ感想です(相互の始まりのところ)。
以前広告で頻繁に目にしていたので、セールを機に購入しました。バカエロと言うか、おバカさんと溺愛系のお話ですね。全体的にギャグです。
残念ながら、試し読み以降の部分が画面描写として読みづらく感じる事が多かったです。
本編の他に別シリーズらしき2種のショートをを収録。(俳優のマネージャーさんは何者……?と気になるけど私には合わなかったのでおそらく)
明るく、深刻には悩まず迷走しつつのいちゃラブでした。

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「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

2023/03/12 08:01

標題が適切ではない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「推し」についてプロジェクション・サイエンスの観点から考えてみた
ではなく
「プロジェクション・サイエンス」を推しに(少しだけ)絡めて説明してみた
が本書。つまり本論は副題。
学問として学びたい人の1冊目には向かないが、ある程度イメージができた人の強化にはよいかもしれない。推しについて知りたい人は他の本から当たるのが良い。
内容として、推しについての定義付け・考察よりも腐女子の二次創作についてにページを割いた印象がある。全体的にアテンドの一言がなくいきなり詳しい説明に入るため煩雑で、推しについてはあまり強く印象付けられるものではなかった(そもそも著者の中では数行で定義が終わる、既に片付いた問題なのだと感じた。キーワードは能動、お守り)。
プロジェクションについては目新しい事象ではなく、呼び名が与えられたのが近年であるということらしい。ちびまるこちゃんのエピソードを引用して虚投射について説明していた辺りはわかりやすかったのだが、その後のアブダクションの説明がやたらと熱が入って冗長な印象を受けた。著者自身が腐女子、少なくともオタクであるから語りたい気持ちが強く出たのかと邪推してしまう…。個人的には知名度があったとしても児童向けを題材に説明を試みた点に嫌悪感を抱いた(好む人がいるのは勝手だが、説明の題材にするとなると抵抗を感じる)。二次創作に明るくない人には余計に混乱させるだけだったのではないか。
「おわりに」で著者にとっての推しがプロジェクションである、と急に明かされるが、その一言でこれまでの全てが所謂オタクの早口語りのように感じられてしまい残念に思った(それは熱も入るし空回りもしようというものである……)。
※投稿にあたって確認したら、やはり腐女子に関する記述について難色を示されている方が…お気の毒に、あなたは何も悪くないです

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これじゃない感

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ランク2位表示と試し読みを元に購入。
Dom/Subユニバースは某ゲームとアマチュア小説で少しだけ、マンガでは初めて読みました。作者さんとしても初読です。
正直セックス描写にページを割きすぎてSMとの差がわからないなという印象。蓮が最初に重さを示すコマも後の説明的なモノローグで把握したくらい。アンソロの存在は知りつつも、「もしかしてDom/Subってマンガに向いてない??」と思ってしまいました。
作者さんご自身はDom/Subお好きとのことでノーマルなものを、と描かれたそうですがASMRの方に持ってかれちゃってるかな…(個人的に目新しかったので余計に)。用語は散りばめてありますが雰囲気までは描写できていなくて残念に感じました。
個人的に、描き文字の重ね型がうるさく感じる普通のコマがいくつか。描写は全体的に写真を並べたような、繋がりの途切れた印象があります(映像が流れるような描写が好きなので…)。
期待していた分の肩透かしでしょうか。ストーリーとしては不足はないように思うので、私には合わなかったんだなぁという感想です。

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君のいた時間 大人の流儀Special

君のいた時間 大人の流儀Special

2023/05/13 01:35

犬と飼い主の過去と今とこれから

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今現在動物は飼養していないものの、ペットロスについて考えたいと思い手に取った。検索結果の中から、知人が氏のエッセイが好きだと言っていたのでこの作品を選んだ(氏の著書は初めて読む)。
出だしは「なるほどこれはいい」と思ったし、ひょっとしたら泣くこともあるかもしれないと思った。が、結果泣くようなことはなかった。共感できないわけではなく、泣かせようと書いているのではないからだ。作中で書けない、幾多の原稿を破り捨てたとあるが、わかりやすく心を揺さぶるような文言は最終稿には載らなかったのだ。正直に綴れば纏まりがなくなってしまうようなものであったのかもしれない。
それとは別に、氏の文章の端々に強烈な"昭和の男性像"があり、それを是とする姿勢が見えて、何でもポリコレ棒で叩く昨今のあれそれを見た身としては何とも微妙な気持ちになった(この見方、できたらやめたいんだけどなぁ…身に付いてしまっていて)。最後に急に持ち上げるが、それまで散々謙遜を通り越して無礼に振る舞う仕草(前述の昭和の男性像)を見せられた身としては今更…と思ってしまった。
氏はペットロスで悲しむのは懸命な生に対して失礼であると書くが、その意見について私は共感できなかった。
氏にとっては悲しみよりも、ただただぽっかりと穴の空いたような喪失なのかもしれないという印象を受けた。

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拍子抜け

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※展開のネタバレを含みます

大容量試し読みでNTR展開か?苦手かも…と危惧しつつ、百目鬼のビジュ好きだしまあいいか、と。
危惧してたのはあっさり解決。
百目鬼のそれはサディズムと言うか職権乱用の暴行なような…というのは若干もんやり(SMは信頼関係が必要なのであれはNGだと推察)。
スイッチを強制で切り替えるのは他で見たことないのだけど、独自設定でしょうか。

攻・蘭はSS級=ランク外、と御大層な看板を掲げて過去の匂わせはありますが、具体的に何が起きたかの回想での描写はなし。
大量の抑制剤もそれでトラブルになるでなく、受・南本の「気持ちでどうにかします!」みたいな宣言で流されてしまい…3話目以降は単なる両想いカップルのお話になってしまった感が。
先輩コンビの方が面白いエピソードがありそうな雰囲気はありつつ、そこも描かれず。

痒いところはないけれど、色々あっさり解決しすぎだなーという印象でした。10年越しにまでなるとちょっとやそっとでは、なのかもしれませんが、ずっと一緒ではなく再会なのにその間で生まれた齟齬とかもなく。
個人的にはもうちょっと読み応えが欲しかったな。
絵は全編綺麗です。

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花園さんかわいい

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※ネタバレあり

本筋の二人そっちのけで花園さん(受の上司、男性)にキャッキャしてしまいました。走り寄る効果音がたゆんたゆんって何……!(顔覆い)
主役二人は他の方の感想にあるようにあっさりくっつきます。障害のない両片思いとでも言いましょうか。作者さんの作品は他に「ケダモノアラシ」シリーズしか読んでいませんが、テイストは似ているように思います。
靴売場のお話ですが、別段雑学が増えるような事はないです。
最後にもう一言、花園さんかわいいです。

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重複購入にご注意ください

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コミックス「トーキョーアバンチュール」に収録されています。
うっかりこちらを先に購入してしまったので、同じ轍を踏む方のないようにここに記します……(しょんぼり)。

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コミックス「トーキョーアバンチュール」に収録されています。
うっかりこちらを先に購入してしまったので、同じ轍を踏む方のないようにここに記します……(しょんぼり)。

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コミックス「トーキョーアバンチュール」に収録されています。
うっかりこちらを先に購入してしまったので、同じ轍を踏む方のないようにここに記します……(しょんぼり)。

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推し、燃ゆ

推し、燃ゆ

2022/01/22 06:22

ネタバレを含みます

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受賞作ということ、ある程度から下の年齢には浸透しているであろう「推し」という題材に惹かれて手にしました。
私自身には全てを信奉するような推しと呼べる三次元の存在は今のところいません(ですがオタクの端くれとしてその心理は理解できるつもりです)。

文章として前半は「薄いのに読み進んでないな」と感じました。若者のリアルさか、敢えての単文という感じですが、個人的にはすすった麺が尽く短く切れているラーメンが如く。私にとって読み進めるのが苦痛なタイプかと不安に思いましたが、後半では一文ずつが少し長くなった印象があり、特に気にならなくなりました。

読後の感想の第一は、「"推し"が去ったお陰であかりは真人間になった(なり始めた)」と母に思わないでほしいなということ。
現実的に必要な目先の事柄の何事にも成果を出せず打ち込んでいるようにも見えない主人公・あかりは、母からすれば理解不能な堕落した存在で、己の恥部であると言わんばかりの言動が目立ちます(この母親自身も祖母に歪められたにも関わらず切り捨てられず追い詰められて子供に当たる問題のある人物です)(ついでに書くと夫は自分は有能と信じている事なかれ主義な印象で気持ち悪いし、姉は不器用で自分からわざわざ損な役回りに行ってしまうなサンドバッグタイプです)。さらりと流されますがあかり自身が病院で診断名を得ている描写もあります。
ですが、それでもそのあかりの目を開き耳を開き、夢中にして自発的な行動を取らせたのは推しの存在なのです。推しがいて、彼によってあかりの世界が何とか回り、外の世界と繋がっていられたからこそラストシーンの夢から醒めたような中で現実に向き合う姿勢を取ることができたのでしょう。一朝一夕で改善はしないしどこかで折れて逆戻りするかもしれません。それでも、彼女にとって推しの存在と推しに注いだ情熱は決して無駄などではなかったのです。

全編通してあかりの視点で推しのことが詳しく語られており、読者の中にも推しであるアイドルのイメージが浮かびます。
推しという概念を理解できない人も何となくイメージは掴めるようになるのではないでしょうか。
推しとの"繋がり"を目的とする人物が描かれている点も個人的には面白く感じました。終盤でのあかりの行動へのレールでもありますね。

わかる人にはわかる、わからない人には全くわからない、というタイプの物語だと思います。受賞に値するかどうかは私には判断できませんが、自分の中の"何かに夢中になれる姿を羨む気持ち"は再確認できました。

個人的に好きだったのは、主題とほとんど関係のない76ページの移動に関する描写です(この辺りから読み進めやすくなったようにも思います)。必ずしも正解ではないと思いつつ、わかるなぁとそのときのことを思い浮かべました。

理解できてもできなくても、推したる"何か"によって生かされている人はこの世に多く存在するのです。

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嫉妬は愛を曇らせる (from RED COMICS)

嫉妬は愛を曇らせる (from RED COMICS)

2021/10/13 22:12

うーん

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デビュー作がめちゃくちゃツボだったので、好みじゃないかもとうっすら感じつつも期待値を高くしてしまったのかな。
電子で2話まで読んだところからのコミックス通読。初読直後に感想を書いています。
作画がオールデジタルだと思うので本当はデジタルの方が綺麗に見えるのでは、と思いつつ諸般の事情で紙本にしました。(実際のところどうなんだろう)

デビュー作の最初の方のような読みづらさを感じる部分、デッサンが気になる部分が少し。
本当はもっと長尺、上(中)下巻くらいに描いた方がいい物語をダイジェストで拾ったような読後感を味わっています。デッサンの件と言い、描き急いでいるようにも感じられます。
モノローグは多いですが、キャラクターに感情移入させる描き方ではないです(展開が早いので。かつ私は行間を読むのが下手です)。
裏表紙には「救済BL」とあるのですが、前述の通りなのであまりしっくり来ていません。少なくとも私は一緒に救われたような気にはなっていない状態です。何度か読んで、キャラクターの事を咀嚼していけばそう感じられるのかなぁ?
中途半端とは思いませんが、個人的にはサラサラ流れて行きすぎて良くも悪くも引っ掛かるところがありませんでした。キャラクターに対する好感も特になし。
後々感想が変わったら書き足したいと思います。

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片づけをプロジェクト管理してみたら汚部屋が生まれ変わった

片づけをプロジェクト管理してみたら汚部屋が生まれ変わった

2023/02/27 01:06

ステップ2から読みやすくなる(たぶん)

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

直前まで親しみもありつつ常識的な丁寧語で書かれた別の片付け本を読んでいたこともあり、導入~ステップ1の馴れ馴れしい言葉遣いに面食らった。ステップ2辺りからは(読み手の慣れと馴れ馴れしさレベルが下がるので)マシになってくると思う。

ビジネス手法を用いてと言うと難しそうに感じるが、掃除を例に説明される感じでそちらの勉強にもなるなと思った。そもそも掃除に対して用いるのでできる行動と結果のパターンが見えていて、さほど難しくない。
ただし、自分のタイプからすると自分に合った計画を立てるまでが大変そうな印象…それでも真似すれば徒手空拳より少しは進められそうな気がしてくるのは筆者と少し似ている面があるからだろうか。

「何度も挫折したからこそ伝えたい」という思いはわかるものの、あとがきなどは少し恩着せがましい印象も受けた。

課題をできるレベルに引き下げる手法を教えてくれるという意味での良書だと思う。
掃除を目的に書かれているが、掃除で実現できればビジネスやその他にも活かせるのはないだろうか。

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