介護施設で働いているびょうです。

自分ではついさっき、の気分なのですが

今日は夜勤明け。

昨日が夜勤入り、ってことは映画を見たのは一昨日!

この仕事に就いてから特に、

時間の流れが早すぎて驚きます。

一昨日は友達とカフェでランチして、

買い物をして、一旦、家に戻り、

夕食を作りたくなかったので(だってせっかくのお休みだもん)

ケンタッキーフライドチキンを買って帰り、

母と食べて。

終わってから、近所のショッピングモールで

映画を見ました。

予告していた「ロケットマン」

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職場の男性からは

「日本では興行成績悪いみたいだから早く見に行かないと!」

って言われたけど、

まだやってて良かった。

イオンカードを作ってちゃんと1000円で映画が見られるのかなと

思ったけど、購入方法も発券方法も簡単だったし

今はレイトショーでも1000円では見られないから

カード作って良かった。


映画はとても良かったです。

私、エルトン・ジョン、ほとんど知らないんです。

彼の不朽の名作、

「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」を知ったのは

友達のカラオケだし、

「クロコダイルロック」を聞いた時は、

なんだこの脳天気なポップスは!

ポップスは嫌いなんじゃ!

と思ったし。

私の中のエルトン・ジョンは

ダイアナ妃の追悼で「キャンドルなんとかを歌った

変な帽子を被ったLGBTのおじさん」

くらいなんです。

でも、映画は面白かった。

何しろ、音が大きい。

そしてヒット曲も多いのでサビくらは知ってる。

ミュージカル仕立てで見てるだけでもワクワクする。

エルトン・ジョンよりも劇中で歌って踊っている

タロン・エジャトンの声が好きだった。

何しろ、世界的なミュージシャンの生い立ちが

2時間でわかる。


見ていて、既視感があったのが、

「父親不在と家族とのディスコミュニケーション」

という主題を同じく持つ、

ピンク・フロイドの「THE WALL」ですね。

イギリス人はみな、厳格な父親に愛されなかったという

トラウマを抱えているのかもしれません。

そう言えば、ロンドンで行った

Dream Theaterのライブで、曲の間奏部分でちょっと

グッバイ・イエロー・ブリック・ロードがかかって、

すごい盛り上がりを見せたのを覚えてます。

この映画の中でのロケットマンの部分が

フロイドのMVに雰囲気似てるとも思いましたよ。

私は父とほとんど接点を持たないで育ちましたが

父が不在で寂しいと思ったことはなかったし、

小さい時は近所のおじさんを父と勝手に思ってたみたいですし

父が一度だけ中学の体育会に来てくれてそれが唯一の

思い出ですが、それで十分と思ってます。

意外と、家族への渇望というのはないみたいですね、私は。


そして、最近、頓(とみ)に思うのですが

ここんところの風潮として、

なんでもやれ発達障害だ、

ADHDだ、と騒いで、何かしらに当てはめようとするみたいだけど

希代のアーティストとかスーパースターってのは

人と違う、というのが根本にあって

心に静止的な欠損(ネガティブな意味ではないけれど)があったり

大きな孤独感を抱いていたりするわけで

そこから名曲が生まれるんですよ。

人と違うということから成功を収めた人を賛美し、

身近な人と違う人を排除しようとする、

なんとも悲しい矛盾を感じます。

私の母は、子供の時から人と違うことを大切にしろ、

と私を育てました。

何もかも人を模倣したり流されると、

その人が居れば、あなたは要らない人になる。

自分らしさは大切で

人と違うからあなたが必要とされる、

というような事を、小学校もちゃんと行ってない母が

子供の私に叩き込んでくれたんです。

母はとても素晴らしい人だなあ。

違うから面白いんですよ。


この映画は御本人が関わっている史実なので

ネタバレってこともないですが、

最後に流れてくるエルトン・ジョンの断酒に対する賛辞に

私は心打たれました。

エルトン・ジョンが好きになりました。

それに、子供の頃から気になっていた

ライブでのド派手な衣装が上手に再現されていて

とても楽しかったです。



知らなくてもいいんですよ、

知るために見る映画なんですもん。

ロケットマン 本編映像




やっぱり音楽は楽しい!

ボヘミアン・ラプソディに続く、こうした映画は

是非続いてもらいたいと思います。




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