交流と飲酒

一昨日、長女と次女、それに新年の挨拶がてら次女を迎えに来た次女の旦那を、
妻が車で長女の住むアパートまで送って行った。
次女夫婦はそこから30分電車に乗って都心にある映画館に向かったそうだ。

朝、次女の旦那を駅まで迎えに行ったのは俺だった。
彼は前日まで故郷の新潟に帰省していたそうだ。
ウチの場合は親戚の正月年始回りの来客があるし、こちらも回らなければならないので、
よほどのことが無いと夫婦そろって自宅待機か近所に居いなければならないが、
次女夫婦はアパート住まいなので二人揃ってどちらかの実家に行った方が良いような気もするが、
新婚の2人の正月は別行動だ。
次女はSDHDの気があり順序立てて行動することが苦手であったり、落ち着きがないところがある。
薬を手放せない次女を気遣って、旦那も次女のことをある程度自由にさせているのだと思う。
まったくよく出来た旦那さんだよ。

子供たちは正月休みで帰省して年末年始をゆっくり過ごし思い思いにリフレッシュしていたが、
その期間中に俺の57回目の誕生日があったことに3人とも気づかなかった。
まあお返しがめんどくさいから逆に知られないように静かにしていた自分もいる。

ある地方都市では、公民館での飲酒を全面禁止としたというニュースを見た。
生涯学習の場として世代を問わず幅広い活用を促す上で、飲酒はふさわしくないとの判断だそうだ。
ウチの地域では各地の集会所では飲酒を伴う会合は多少許されているが、
中央公民館では数年前から飲食禁止になっている。

去年の議会だよりを見たら、ある議員が住民のコミュニケーションの場でもあるので、
中央公民館での飲食再開を望んだが即却下されていた。
後輩の消防団員たちも、出初式や特別点検の後の懇親会が無くなって良かったと言っている。
酒を伴う懇親会がしたいのは票を稼ぎたい来賓の議員だけだ。
飲食をするとなれば準備も片付もあるし、酔っ払いの送迎までさせられる。
どうしても酒宴を開きたのであれば、希望者だけで飲食店で行えば良いことだし、
むしろその方が地域経済のためにもなると思う。

うちの区でも以前は総会や常会があればその後は必ず酒とオードブルだった。
アルコール依存症と診断されてからは会議終了と同時に直帰していたので知らないが、
コロナで3年間すべて書面議決となってからは、コロナが収束しても酒宴復活の気配もない。
酒の席を熱望していたであろう人たちも、高齢化と住民減少の波には逆らえないようだ。

酒を飲めなくなった今思うのは、飲酒しなくても住民の交流の機会が奪われるわけではない、
酒がないと交流の機会が奪われると言う人は、公の場を飲み屋と勘違いしているか、
自宅で飲ませてもらえないか、適量飲酒や節酒をできない人ではないだろうか。


つづく。


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