親戚が増えました。一族増殖のシーズンです。
まったく、こんな時代にポンポン生まれてさ、まるでガチャのようにポンポン出てくるぜ。だがしかし、感覚はそんなのでも人の命ってのはカプセルトイほど作るのが簡単ではないし軽くはない。作るも育てるも単純ではなく、抱けばしっかり重いのだ。
先日、親戚の赤ちゃんを抱っこした。こいつがすごい記録を持っていた。ウチのじいさんが覚えている範囲だと、これまで抱いて来た一族のガキの中で生まれ体重が1位のビッグベイベーだったそうな。確かに重かった。なんか丸太を抱いたような感じだったし。まだまだ人間感よりも木の感じ。人たる成長を辿るにはまだまだこれからの命だな。
そんなこんな最近は身内のチビスケ達と関わることもしばしば。皆私の事が「好き好き」言ってる。アッコちゃんかよ。
仮面ライダー、スーパー戦隊、プリキュア、パウ・パトロール、アンパンマン、ドラえもん、そして私。チビっ子に人気のコンテンツと横並びで、好きなものといえば私の名前も出てくる。モテる分には悪い気はしない。でも私は知っている。悪くはなくともモテると一定の面倒があることをね。
人気者だからということで遊びに来てとか、遊びのことはどうでもいいからただ世話をしてとチビ達の親から言われることもある。で、私にガキを任せて自分らが遊びに行くのだ。
大人にも、というか大人にこそ休息は必要。それはマジで良く分かる。それが分からん理解の悪さは持っていない。にしても分かりやすく押し付けなすりつけをしてくるからヤツらも図太いよな。大人達も己のケアに必死です。
まぁそれも付き合いだし、ていうかそれこそ親戚付き合いね。子守りの引き受けを強く拒否することもしないさ。
子供と遊ぶのも確かに楽しいんだけどね。でもそれだけで話は終わらない。本当に可愛いし良い子達なんだけど、絶対に面倒臭くて疲れる。良い点、悪い点がフィフティーフィフティーなんだよな。せめて良い方に配分が多く傾いて下さい。
とにかく子供は見ていて面白いっす。動物を観察して面白いあの感じ。
そうして気づくあれこれを振り返ろう。
親戚のキッズの中には、一ヶ月差で続けざまに生まれた二人の赤ちゃんズがいる。お祝い事も連続で大変です。
生まれてちょっとくらいだと、まだしっかり人間の感じよりもクリーチャーっていうか、顔も声もポケモンのどれかって感じに見える。可愛くておもろいです。ウチの子達は皆顔も声もおもろい。
こいつらに風船を投げてやればそれぞれ反応が違って面白い。子供はとにかく風船が好きです。
風船には目と口があって人の顔のデザインが施されている。それを見て一人は友達だと思い大事に抱きかかえようとする。もう一人はすごく食い意地が張っていて、口に入るものならとりあえずなんでも食べようとする。だから風船のこともエサだと思ってとにかく口から行くのだ。
片方は仲間のように思って接し、片方は完全に食いに行っている。これでチビながらも異なる力が働いていると察しがつくのだろう。互いに互いがやりたいようにするため争いが生まれている。
おぉ~、人生初の争いだぁ。じゃあムービーに撮っておくか。
そうして残した映像を見返すとクソ笑える。争いは同レベルでないと成立しないというけど、一ヶ月差の脳みそなら同レベルだからこうして争い勃発となるわけだ。
このくらいの赤ん坊を抱いて最近気付いたことがある。「クレヨンしんちゃん」でしんちゃんが横顔を向いて笑うシーンがよくあるけど、実際の子供の横顔も本当にあんな感じに見える。
もうちょっと上の子もいて、そいつは子育てに厄介だとされる魔の領域に突っ込んだところである。そう、3歳になったのだ。人によって前後はあるだろうが、だいたいこのくらいに起きる現象が「イヤイヤ期」というヤツ。
まぁ心理的に複雑な過程を追っての進化があるじゃないか。退化はない。進化の過程なのだが、それまで以上にウザイしムカついて育てるのが面倒になるのがイヤイヤ期である。マジで口を開けば「イヤ」だからな。寝ても覚めてもそれだ。進化したら嬉しいが全てではない。
今それが来ている子は、上の兄弟と比べても最強クラスでイヤイヤ期が来ている。もう神話レベルでやばくて、可愛い我が子であっても割とスパン短くぶっ飛ばしたくなる!とそいつの母親も言っています。私に相談もしてくる始末。
まぁ分かる。私もそれはムカつくけど、そこをこらえてぶっ飛ばさないのが親としての自制心。私は人体を破壊するのに条件の良い身体機能を有している。だからこそそれは駄目だと人より強めに言えるのである。
簡単に壊せちゃうから弱い者は丁寧に扱う。そう年寄りから学びました。良い事ですね。なんかサイコパスっぽく聞こえるけど全然そんなこと無いっす。
このイヤイヤ野郎も見ていて面白いには面白い。にしても何をそこまで反抗することがある?
その昔、ジェームズ・ディーンが出演した「理由なき反抗」という映画があった。楽しく見たことがあります。
あの映画に出てくるガキには反抗の理由があったのだろうけど、このガキは本当に何もなくイヤイヤと反抗してるのではなかろうかとその子の親も疑っていました。まぁ大方の場合、反抗ってのには理由があるものだが、何もないヤツも稀にいるのかもしれない。
そんなことを思えば親への「反抗」というのも感情として、または現象として深いものではなかろうかと思いもした。そういうことを一人思えばそれはそれで面白い。ちなに私には目立った反抗期もなく、それをする意味もなく不要のものだくらいに思っていた。あまり不満のない人生でした。
駆けって走ってが出来るようになったからにはもうそれをしないと溢れる命の元気を発散出来ない年頃のガキもいる。4歳くらいから小学校の低学年くらいのガキがそうかな。
こいつなんていつまでも狭い所に閉じ込めておけるものではない。どうせ悪さしかしないから。
そこは親から「お外で遊ばせて来て。長くなる分にはいくらでも構わんから」と煙たがれるのである。可哀想に。で、私が引率して運動公園に連れて行くことになるのだ。
その公園の前ならこれまで40、50回は通過したことがあったはずなのだが、足を止めて中に入って楽しんだことがなかった。こうしてある分にはタダで使ってしゃぶり尽くすのがお得な公共施設だし、じゃあこの機にしゃぶっとくかぁ。というわけでガキ共を連れて行動開始。
これが意外に遊具の数があり、それぞれ新しく丈夫。で、しっかりオモロそう。子供もめっちゃ喜んでいます。
良いなぁ~コレ。そんなに潜ませていた感じもなく、人生に付随するものとして常に開放状態ではあった童心が、ここへ来てさらに大開放を迎えた。結果私も楽しんだ。
子供はマジでめっちゃ走るよ。あんなにちっこい割に体力がある。親族の中でもガキの飛んで跳ねてにぴったり対応出来るフッ軽は私くらいしかいないから、一緒に遊ぶ分にはかかってこいだ。
運動公園の公共性もしっかりしたもので、ガキオンリーでなく大人でも行ける物がある。それが高い鉄棒、ぶら下がり健康器、うんていなど。というかこれらは背が届かないから割と大きな人しか使えない。
大人用の高い鉄棒なんてあったのかぁ。鉄棒大好きなんだよな。この手の登るとか掴まる系のが昔から好きだった。
学校ではクラス中3人しか出来なかった懸垂逆上がりが出来ちゃう私。Xライダーが技でやっているのを見て真似たんだよな。懸垂して逆上がりもして気持ち良かった。重力に逆らってフワッと来る浮遊感を得るのが好きだからコレ系の動きが心地よいんだよな。
誰でも出来るっちゃ出来る技だが、そもそもやろうと思わない人には出来ないわけで。そういう人達からはちょっと珍しがられて注目された。努めて地味に生きるのが私のポリシーだが、一方で自分に視線が多く集まるのが嫌いではないというかちょっと気持ちよくもあるから、今回もなんか気持ち良くなった。変態っぽいから外でそれをあんまり言わないようにとお兄ちゃんから注意を受けたことがあります。
というわけで子供とお外遊びも楽しかった。気づいたら2時間くらい遊んでいた。私もよく遊んだが、ガキ共もよくはしゃげる元気が続くよな。汗をかいたわ。
2時間もお外で何かしていればガキでも年寄りでもそりゃ腹が減るさ。その後はうどん屋に行って仲良く飯を食いました。
うどんも昔と比べて高くなったなぁ~とどうしてもケチな発言が止まらない私だが、味が大きく落ちることもなく、むしろそこはレベルアップしている。とても飯が美味くなる活動でした。にしてもスーパーとは違うガチのうどんはガチに美味いぜ~。課金の価値はそりゃあるわな。
秋は体を使うにも向く。とか感想を言っていたら家族からは「もう冬だろ」とツッコまれた。昼間に外で遊べば普通に暑かったからこの感覚。今日も心晴れ晴れです。
家でアニメにゲームに呑気なブログ活動も良いけど、外で運動も超イケる。また公園で遊ぼうかなって思った。
なんだかんだ子供と遊ぶのは面白いっす。もちろん後でめっちゃ疲れた~と思えるんだけどね。よく眠れるようになる活動です。
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