もともと、コンタクトの度数を左で近くを見て、遠くを右で見るようにと合わせている。どういういきさつでそうなったかは覚えていないけど、いつからかそうしている。
便利なようで実際は近くを見る時に近くが見えにくい右目が邪魔をして、なんとなく近くのものが見えにくい。実際には、遠くも近くも「なんとなく見えてる」というのが正しい。
別にものがはっきり見えなくても日常生活には支障があまりないわけで、コンタクト装着時の『見え難い』をほうっておいた。
見え難くくて疲れるから家では、出来るだけ眼鏡をかけるようにした。ケアも必要ないしね。
年をとるということはいろんな事がしづらくなるって事なんだと実感する。運動能力やら記憶力、思考力、判断力などなど、いろんな力が衰えていく。
老いに抗うことはできないが、文字が見にくいとかいう理由で本を読むのを諦めたくないし、もう年だからといって新しい事に挑戦するのを諦めたくない。諦めるにはまだ、20年早いと思っている。
目の話に戻るけど、この症状はあきらかに老眼なわけ。どんなに視力の良い人でも近くのものが見えなくなるアレ。
たとえば、薄暗い良い雰囲氣のレストランでメニューが読みづらいと感じたり、飛行機の中で税関申告書の文字が読みにくく感じ始めたらリーディンググラス(老眼鏡とは言いたくない)が必要なサインだ。
ただの疲れ目じゃない。
今思えばこの兆候は40代後半ぐらいから感じていたかも?周りがリーディンググラス使い始めたのに自分もそうだとは俄かに信じられなかったんだよ。
日本に帰って来て本が好きなだけ読めるのに文字が見づらくて頭に入ってこないしすぐ疲れて嫌になる。
だからとうとうリーディンググラスを買った。
因みにこのリーディンググラスはコンタクト装着時にかけるやつです。
ハズキルーペと最初は考えたけど、なんであれあんなに高くてダサいんだろう。老眼鏡なら100均でも売ってるし、2000円ぐらいのでもカッコ悪くない。
私は、ビックカメラで買ったけど、リーズナブルな価格で眼鏡を提供しているJ!NSでも3000円からお洒落なの売ってたわ。(先にJ!NSに行けば良かった)
最初、リーディンググラスをはめたまま遠くを見てしまって気持ち悪くなったけど、最近では慣れたもので眼鏡を少し下にずらして、遠くを見る時は顔の位置はそのままで上目遣いっぽく目だけを動かして遠くを見ることを身につけた。
20年ほど前、勤務先の事務員の女性が老眼鏡をかけてて遠くを見る時やっていた仕草だ。そして、当時、いつか自分にもそういう時が来るとは少しも思わず、なんか人の考えを見すかしているような仕草にちょっと憧れていた自分を思い出して笑った。
リーディンググラスのおかげでまた読書が楽しくなって良かったよ。
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