テレビや新聞などでたまに『日経平均株価』とか『TOPIX』って聞いたこと観たことあるかもしれません。
なかなか株をやっていないと気にしないかもしれませんが、株を取引するのであれば重要な指標になりますので知っておいて損はないと思います。
当記事では「どういう意味なの?」って思う人に分かりやすく解説していきます。
ぜひご覧あれー。
日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)とは?
まず日経平均株価について分かりやすく解説していきます。
日経平均株価とは、東証一部に上場している企業(銘柄)の内、225社の平均株価のことを言います。
東証一部に上場している企業は2020年5月31日現在で2,170社ありますが、その2,170社の中から日本経済新聞社が225社を選び日経平均株価として採用します。
ちなみに英語圏ではNikkei 225と表記されてます。
日経平均株価に選ばれる企業の基準
日経平均株価に選ばれる企業は原則1年に1度だけ10月の第1営業日に定期的に変更されるのですが、どういった基準で選ばれているのかというと、
- 市場での売買高
- 産業分類間のバランス
- 臨時での入れ替え
以上の3つから選ばれるのですが、ちと分かりづらいかもしれないので簡単に解釈します。
要は、株式市場でよく取引されている企業や各産業(建設業だったり製造業だったり情報通信など)のバランスを見て判断されるということ。
例えば、建設業の企業ばっかり選ばれるのは日経平均のバランスがおかしくなっちゃいますもんね。
なので、全ての産業からバランスよく選ぶ必要があるのでしょうね。
臨時での入れ替えに関しては、225社に選ばれた企業が倒産や上場廃止になったときなどに臨時で新しく企業を入れ替えます。
なぜ日経平均株価に選ばれる企業は225社なのか?
日本経済新聞社の『よくある質問(日経平均株価について)』の資料によると
60 年以上も前(1950 年)から日々算出されているため、当時の詳しい経緯は不明ですが、指標性を保つために、売買高の多い銘柄を全業種からバランスよく選んだところ、この銘柄数になったとされています。225という銘柄数に特別な意味づけはないと認識しています。ただ、いまでは「日経 225」「Nikkei225」との通称で世界中で広くご利用いただいている実態を尊重し、この「225 銘柄からなる株価指数」という基本コンセプトを大事に継承していきたいと考えています。
出典:日本経済新聞社
つまり、「何で225社になったのか明確なことは分からないし、当時たまたま選んだら225社になった」ってことなんでしょうねー、へー。
たまたまかい!!(笑)
TOPIXとは?
読みは『トピックス』になります。
『Tokyo Stock Price Index』の略で日本語読みで東証株価指数と言います。
頭文字だけでやろうとしたけど、そうすると『TSPI』でトスピってカッコ悪い読み方になっちゃうからカッコよく『TOPIX(トピックス)』の読みに変えたんだろうと勝手に思ってます(笑)
まぁそれはともかく(笑)
TOPIXとは、1968年1月4日にを基準日として当時の時価総額を100として計算されてた株価指数になります。
つまり当時を100として始めたときに今現在何倍の時価総額になっているのかということですね。
時価総額というのは企業の価値を表す基準のこと。
ちなみに時価総額の計算方法は
株価 × 発行済み株式数 = 時価総額
になります。
2020年6月23日現在でTOPIXは1582.80になっていますので、約50年もの間に16倍近くも価値が上がっていることになります。
まとめ
日経平均株価とTOPIXのご紹介でした。
どちらも相場の全体的な流れを見るための指標になるので、知っておいて損はないかと思います。
上がっていれば調子が良いし、下がっていれば調子が悪いわけですが、必ずしも持ち株の株価が同じように連動するかは分かりませんので株を取引している人は注意してくださいね。