年末は非常に忙しくしていました。
以前から、いつか見ようと思ってウォッチリストに入れておいた映画が
「あと◯日で見放題がおわります」と表示されるようになってしまい、
慌てて見たら、興味深い映画だったので同じくあと数日で見れなくなってしまう
同じ監督の作品を次から次へと見たのでした。
フィンランドの巨匠、アキ・カウリスマキ監督です。
「マッチ工場の少女」から始まり、
「パラダイスの夕暮れ」「真夜中の虹」「コントラクト・キラー」「過去のない男」
「街のあかり」「浮き雲」「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」
「愛しのタチアナ」と最終日の大晦日まで一気に見続けました。
フィンランドの映画を見るのは初めてかなと思うのですが、
国民性なのかこの監督特有の演出なのか、登場人物たちの感情表現が薄いんですよ。
でもなんかそれが気になるんです。
労働者階級を主人公とした映画が多く、おそらく北欧デザインの花が開き始めた頃には、こんな厳しい暮らしをしていた人も少なくないのだろうなと思いました。
何が面白くて次々作品を見たのか、自分でもよくわからないのですが、
必ずハッピーエンドでもないし、必ずずっと不幸でもない。
それぞれのストーリーの結末がどんな風かが楽しみだったような気がします。
それからこの監督はいつも同じ役者さんを使うことが多く、
ある映画では恋人だった二人が、次の映画では職場の同僚だったり、
今度はこの人かと顔なじみの俳優さんたちを見るのも楽しいです。
「浮き雲」という映画を見ていて、あれ?と似たような情景を見たことがあるような気がしました。
あの大人気のフィンランドを舞台にした日本の映画です。
たぶんあの映画は「浮き雲」をトリビュートした作品なのだと思いました。
機会があったら確認してみてください。
今日のおやつはキャロットケーキの残りと小さなドーナッツ。