新年から岡山の木造駅舎群とJR四国全線乗車の旅に行ってきました。
今回はその中での一幕、愛媛県松山市を走る伊予鉄道の市内(路面)電車に乗車した日のお話。
写真は勝山町停留所から見た一幕。
2020年に導入された5006号(左)、2003年に導入された2103号(右)、そして1951年に導入された伊予鉄道最古のモハ50形・51号(中央)の3並び。
70年の時を超えて、新旧の市内電車が入り混じり今日も松山市内を路面電車が走っています。
これが松山の魅力ですね。
市内電車に乗って、道後温泉駅へ。
1911年に建築された旧駅舎を再現した洋風な駅舎となっています。
坊っちゃん列車。 土日祝日には観光列車として松山市駅と道後温泉の間を運行します。
稀:ここに来たなら、道後温泉に行くんでしょ?
現在、平成31年から続く長い保存修理工事の真っ最中の道後温泉本館。
温泉を営業しながらの改修となる為、完成は令和6年の2月。
入浴は可能なので、しっかりと入浴してきました。
道後温泉駅に入線してきた5系統の75号。
すぐ先の留置線で折り返し5系統の市内電車になります。 これに乗車します。
稀:これはなかなか古そうな車両です。
道後温泉駅の路線図と運賃表。
追記に続きます。
続きを読むからどうぞ。
75号は、1964年帝國車輛工業製の車両。
稀:グリーンの壁がレトロ感ありますね。
運転席(後方側)
JR松山駅前へ向かい進んでいきます。
愛媛県庁附近で遭遇した51号。
冬音:ここで降りよう!
この時の脳内は、
今すれ違った伊予鉄道最古の51号は3系統なので道後温泉行。 道後温泉に入線する系統は3か5のみ。3か5かは分からないが道後ですぐ折り返してくるとして、今乗車してきた区間を引き返せば51号に乗車できるかも。
という初めての乗車にして淡い考えで途中下車し歩いて市内を戻りました。
稀:そんな上手くいきますかね?
1km程度道後方面に戻って勝山町停留所まで来ました。
10分少々待って、狙い通り51号がやってきました。
では乗車してみましょう。
75号も良かったけれど、51号は別格ですね。
ニス塗りの木の柱とか、レトロでたまりません。
この雰囲気をより長く楽しむ為、道後方面に戻って乗車時間を延ばす工夫をしています。
昭和26年ナニワ工機製。 銘板もしっかり残っています。
稀:映画のロケみたいですね!
沿線の乗客は51号の目の前の1系統で同じ松山市駅行に乗車しているので、人も少なく内装もしっかり撮ることができました。
同じ行先の路面電車が2両並んでいて後ろの車両に乗る人はあまりいないです。
路面電車とスターバックス。(大街道)
スターバックスの創業地、米国シアトルにも路面電車があります。
シアトルでも沿線にスターバックスがあるのでしょうか。
(伊予鉄道HPより)
これはかつて松山市内を走行していた「スターバックスコーヒー」ラッピング電車です。
(伊予鉄道市内電車2101号車)
JA全農えひめの広告列車として運用されている「みかん電車」。 テーマは「オレンジは 愛のシンボル」
2021年から始まり今回が第3弾です。
つり革まで温州みかん、今月はいよかんとポンカンをアピールしています。
第3弾では1月から4月の8日~14日の1週間限定で運用されますので、松山に来た際には探してみてください。
稀:なぜ1週間限定なのかなあ。
JA全農えひめが4月14日を「オレンジデー」と日本記念日協会に登録しました。
オレンジの清らかな白い花には「花嫁の喜び」という花言葉もあり、愛し合う2人がより愛を深める日として制定され、2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーに続き 、2人の愛を確かなものにする意味から、毎年4月14日がオレンジデーになりました。
稀:確かな愛、かあ・・・
レトロな運転台と松山城を。
南堀端の緑豊かな車窓。
終点の松山市駅に到着。
稀:51号、戻ってまで乗って良かったわね。
この51号、行先がLEDになっていることに気づいていましたか。
これは、まだまだ51号が現役で松山市内を走り続けるという意思表示。
今年71歳となる51号。願わくば30年後の100歳まで走る姿を見たいです。
ドラマ「あぶない刑事」でも登場した51号車。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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