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福島第一原発の元所長さんの愛読書が、道元禅師の「正法眼蔵」だったとのこと。
あの原発事故の際に手元に置いていたという情報を得て、地元の図書館に「正法眼蔵」を探しに行った。
現代語訳とか岩波文庫とかありましたが、以前読んだ事のある恐山にあるお寺の住職である南直哉氏の「正法眼蔵」を読むを見つけたので、読んでいるのですが、やっぱり理解しづらいです。
『正法眼蔵』を読む 存在するとはどういうことか (講談社選書メチエ)
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南氏本人も述べてますが、自分の解釈は、これまでとは、かなり違うとのことです。
と言われても、これまで「正法眼蔵」の文章を目にした事がないので、違いはわかりません。
並行して里見紝氏の「道元禅師の話」も読んでます。
里見紝氏の作品は、記憶だと、これまで一度も読んだ事がなくて、初めてではないかと思います。
結構自虐ネタが混じっていたり、独り言的な感想が混じっていて、「その通り」と、拍手を送ってます。
というように、仏教には、前々から関心があったのです。
坐禅の「無我の境地」っていうのは、「離人症」的な状態なのかと、不謹慎にも思ったりしてます。
たまたま、精神科医の木村敏氏の本を読んでたものですから、つい「離人症」の症例と坐禅が求めている状況が、似ているなと思ったものですから。
「離人症」という精神病理があるという事に、結構驚いてます。
外面からは、分かりづらい病気です。