人生100年時代のキャリア教育!
皆さん、おはようございます!
まちづくりを志す中で、その地域の営みを増やすことが必須条件になると考えています。どんな小さなことでも構わないので、そのまちで必要とされることを営みに繋げる能力が不可欠でしょう。その能力には心構えとしてのOSとスキルとしてのアプリが必要になります。
これまでの時代でしたら、多くの知識を持って目の前の課題を効率よく解決していく、経済が右肩あがりに上がる経済を背景にスケールメリットを追及する社会を前提としていたと思います。しかし、これからの社会は自ら課題を探し当て独創的に解決していく、どんなに小さいくても良いから社会の課題をビジネスに繋げることが出来る能力が求められています。
前者は会社勤めを前提とした能力ですが、後者は必ずしもその様なことなく個人で事業を行って行く能力だと思います。会社であっても、いま求めている人財は個人でも事業を行えるメンタルとスキルを持った人財を希求しています。その様な社会の大きな移り変わりを注視して教育制度を整えていく必要があります。人生100年時代における生涯教育でしょう。
これまで事業改善・再構築を手掛けながら経営者と向き合うことが多かったのですが、そこから感ずることは事業改善や事業再構築を行うには経営者の意志が伴なうものであり、経営者の人生観が表面的過ぎると事業を抜本的に改編することは叶いません。腹を据えて人生をかけて事業を通して社会の課題をどう変えて行きたいのかを理解している必要があります。
それは起業する時にも同じことが言えます。起業も事業再構築も新しい事業を創出することに変わりありません。自分に出来ること、あるべき姿を踏まえ、自分が行うべき意志を客観的に俯瞰する、メンタル面の自立がどうしても不可欠なのです。それは単に頭で考えることではなく、過去の経験の中から意気に感じている人生の目的意識を理解していることです。
これまでの社会の慣習に慣らされてしまいますと、その様なOSよりもアプリとしてのスキルばかりが鍛えられてしまい、年齢に関係なく人間的な成長が著しく減退している様に感じます。それは、言い方を変えれば自分のキャリアに対する意識が未成熟だと言わざるを得ないでしょう。人生100年時代においてそこを変えないと社会も変わらない様に思います。
まちづくりにおいても、同じことが言えます。まちづくりの本質は、地域にどれだけ新しい営みを創れるかです。受動的な意識ではそれは叶わず、もっと地域ぐるみでキャリア教育を施す必要があると受け止めています。それを実践的に営みづくりの中で体現していくことが適切だと思います。老若男女いとわず、誰しもが思い立った時に営んで行けば良いのです。
これまでに中小経営者や創業者の事業再構築や創業支援を行いながら、メンタル面を深掘り明確化を行ってきましたが、この人生におけるキャリアデザイン(=OS)の重要性を社会に知らしめることが、社会を変革することの近道ではないかと思う様になっています。そうであるなら、キャリアデザイン教育のみを抜き出してカリキュラム化することも必要です。
アプリとしてのスキルは、いつでもいくらでも提供することは可能です。大切なのは、それを起動させる為のOS側の方であり、OS側が確立していなければ砂上の楼閣であり、どんなに素晴らしいビジネスモデルであっても長続きはしません。事業を営もうとする人間側が暗黙の経験に触れること、そしてその経験から導き出される顕在意識を理解することです。
今日もありがとうございます!
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