お正月からこっち、ずっと穏やかで過ごしやすい日が続いていると思ったら、今日は空気が凛と冷たくて、
仕事から帰った夫は「さむぅ。 今日は寒いわ」と言いながら玄関を入ってきましたけれど、私は今日の空気の冷たさが、「1月」という感じがして好きです。
3日間続いた2日目は水屋のお手伝いをさせていただきました。
(初日は午後3時ごろまで水屋担当、半東や後見、お運びなどして、最後のお席と点心席に入らせていただきました)
2日目の着物
ブログの記事をたどってみたら一昨年の初釜で着ていました。
その時は、帯は今年の初釜の初日に結んだ安定の袋帯を組み合わせているようです。
着物は卵色の地色に総刺繍で四季の花々が入った訪問着。
刺繍の着物は本来ならお茶の場面にはあまりふさわしいとは言えないのかもしれません。
お茶席では正座、膝をにじって移動することも多く、刺繍が傷みやすいからあまり適しているとは言えないのでしょうけれど。
箪笥にいれたまま、出番がない方が勿体ないので私は気にせずどんどん着るようにしています。
お稽古仲間の呉服屋さんが「見事な刺繍ですね」と褒めてくださって、
「またまたぁ、呉服屋さんは怖いわ・笑」と返すと、
「呉服屋やと皆さん、警戒してほんまの事を言うてても腹の中とは裏腹、と思われるんですよ」と笑っていらっしゃいました。
帯は黒地に、植物?花?で菱文様が織り出されている唐織の袋帯です。
けっこう重い帯で、最近はついつい厚みがなくて軽い帯を選びがちなのですが
初釜なので久しぶりに〆てみました。
帯まわり
帯揚げは唐織、卵色から淡い水色のグラデーションに七宝繋ぎが織られたもの。
帯締めは締めやすくて登場回数の多い、白と卵色が左右半々に色変わりで組まれた丸組。
さて、お稽古場の初釜は例年通り、3日間行われたのですが
私は初日と二日目のみ参加。
二日目の帰り際、仲の良いお稽古仲間と一緒に、「明日はお伺いしません」と宗匠にご挨拶しましたら、一瞬の間が空いて「そうですか…」と(^^;)
前もってもお知らせしていたのですが一年のうちでも年末年始は格別にお忙しい時期なので記憶のかなただったんだと思います。
でもこれからの会を盛り上げていってもらう若いメンバーが3日目は水屋仕事を引き受けてくれたはずなので高齢者はそろそろゆっくりさせてもらってもいいですよね(^_-)