発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

こだわりが強いASDの私 エイジ

インスタントラーメンをやめることはできません。

 

ドラえもんが好きです。

ハローキティが好きです。

 

キャラクターが描かれたバッグを持っていたり、シャツを着ていたりしました。

私の年齢でキャラクターが入っている服を着たり、バッグを使ったりすることは恥ずかしいことだから、使わないでくださいとスタッフから何度も言われていました。

それで、使わない振りをしていました。

 

 

しかし、時々は隠れてシャツを着たり、スタッフに隠れて映画館に行ってドラえもんピカチュウの映画を見ていました。

すぐにバレてしまいましたけれど。

 

 

日本に戻ったら、青木さんが「ドラえもんの映画を見てください。」と言われたので見ました。

映画が終わってロビーで青木さんが待っていました。

「映画を見終わった人たちを見てください。子どもとその保護者ばかりですよ。あなたの年齢で1人で見にきている人たちはどのくらいいますか」と聞いてきました。

 

 

「ほとんどいません。」

 

 

でも私はドラえもんハローキティが好きなんです。

そう青木さんに言いたかったけれど、青木さんたちのアドバイスに従っていました。

 

 

昨年の11月頃に私は急にドラえもんのキャラクターが入ったトレーナーを着たくなったので着ました。

そしたら青木さんから「あなたはやっぱりドラえもんの服や小物を使いたいんですね。」と言われたので、「ドラえもんを好きになるのに年齢は関係ない。」と言い返しました。

そしたら青木さんが「わかりました。あなたの好きにして良いですよ。ハローキティのバッグも日本から送ってもらいましょう。」と言いました。

 

 

それと同じ頃「毎日ドーナッツやお菓子を食べているとあなたの健康に悪いです。背中が曲がっていくのを少しでも遅らせるために、毎日甘いものを食べないでくださいと言いましたけれど、理解できないので、もう何も言いません。好きにしてください。」と言われました。

 

 

私の日課は10時の開店と同時にモールに行き、ミスタードーナッツのストロベリーを1個買って自分の部屋に帰って食べることです。

毎日決まった時間に決まったドーナッツを1個買います。

 

 

「これもあなたのこだわりですね。」

と言われました。

 

 

以前は毎日パイナップルを食べていました。

2年間近く毎日毎日食べていました。

今は全く食べません。

 

 

スタッフ以外で信頼する人に私のことを話したら「うーん。」と唸ったままそれっきりそのことについては何も話してくれませんでした。

 

 

ASD

この不思議で愉快な仲間たちよ。

 

 

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