自己紹介
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不登校になりたい次男。学校もキライだし、非日常の学校行事も大キライ。
先日、音楽会がありました。
次男は、全体練習に一度も参加していなかったのになんとか本番に出ることができたのです。本番に出るまで家や学校で練習も彼なりにたくさんし、全体練習には間に合わなかったけど彼の『できる』が積み上がった結果だと思います。
そんな大きな行事ごとが終わったばかりなのに、マラソン大会があったのです。
当日の朝、ダンゴムシのように丸くなって自分を整えていた次男。
なんとか別室まで送り届けて、私は観客席で子どもたちを見守ることにしました。
まずは、1年生の三男。
先頭チームが見えてきました。
すると、なんと上位10位以内くらいのごちゃごちゃしていたところに三男が居たのです!!
えぇぇ。すごい!なんで?(失礼)
でも、あんなにごちゃごちゃしていたら転けそうだなぁ。
そんなことを思いながら折り返してくるのを待っていました。
すると、上位チームはうまいことバラけていたのです。
あぁ、よかったわぁと思っていたのですが、どんなに待っても三男は現れず…。
ん?三男を見落としてしまったのか?と不安になっていると…。
もう全員行っただろうと思っていたら、三男が両足から血を流しながら先生に支えられ歩いてきたのです。
あぁぁぁぁぁ。なんてこった。これは途中棄権もしてしまうかも。顔が死んでいる…。
「もういや」とブツクサいいながらも先生に「ほら!三男くん、いくよ!」と支えられ、周りの保護者たちには「がんばれー!」「あと少しー!」と手を叩いて応援されていました。
私は何も言えませんでした。
三男がもう投げ出したいと本当に思いながらも心が折れそうになりながら、しっかり歩いている。これ以上、頑張れなんて言えない。
心のなかで『もう少し!がんばれ!』と祈りながら見届けました。
そして、他の学年の応援もしつつ、ついに5年生の順番がきました。
先頭チームが走り抜け、中盤、最後っぽい人たちも走り抜けたあと、一人あるいて次男現る。
今年も歩いてるやないかい!でも、やっぱりちゃんとマラソン大会に参加してた。
先生が後ろからついて歩いてくれている。
そして、時折、次男は走っている。
あぁ、これが次男の参加の仕方なんだ。
みんな走り終わった最後まで次男は歩いたり走ったりしながら参加していました。
三男のときのように周りから「がんばれ!」とどんなに応援されようとも決して次男は、自分のスタイルを崩すことはありませんでした。
そしてやっぱり、私は次男に対しても大声で応援できなかったのです。
これが次男の精一杯であり、これ以上、頑張れなんて言えないなぁと。
学校がキライで、先生はクソだと言う次男。
それでも、学校行事に参加して先生にサポートしてもらう次男。
この先の人生、嫌なことがあっても『やらなければいけない』ことを頑張れそうなそんな未来を予感させるものでした。
いや、でもどうなるかわかりませんけどね。ほんの少し、希望を抱いてしまったのです。
そんなこんなで小学校のマラソン大会は終わりました。
帰宅すると私は次男と三男を褒め称えました。
次男からは「ご褒美は?」と催促されたのには笑ってしまいましたが。
本当に、心臓に悪いですわ。
応援ここよ。
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