~ BARで 鯖戸 ~
ラディッシュが……
良い感じに育って来たな……
自生レタスと共にサラダにしよう……
ラディッシュの葉は蓚酸が強いから茹でこぼして……
「ねえねえバーテンダー
今夜は何たべさせてくれるの?」
「何が食べたい?」
「解ってるんでしょ?……」
ピッツァに……
唐揚げ乗せて殺ろう……
「カレーライスでしょ」
「うわ~~っっ
キモっっ
正解……」
発芽玄米を炊きながら……
サラダで~きた
「ん?
なんか柑橘とジュニパーベリーの
超良い香りするんだけど……
何か呑んでない?」
まだバレちゃった……
鼻良いなぁ……
「いやいや
棕櫚さん用だよ
はいどーぞ」
「あ~良い香り~♡」
「このGINは
冷やしただけで美味しいんだよ」
「へ~
いただきま~す♡
うわっ
旨っっ」
「今夜のサラダも
みんな自家栽培だよ」
「いいね♡
わ♡
卵黄二個も乗ってる♡」
ミニトマトです……
お……
焼けたな……
今夜はコレを……
TKG仕立てにして殺ろう……
よし…良い感じ……
棕櫚さん……
今回も卵黄とミニトマトの区別…………
まあ……
どっちでも良いか…………
美味しいことに
変わりは無いんだから…………
「はいどーぞ」
「コッチも良い香り~♡」
「今度のGINは
ハーブ類との相性が
抜群なんだよ」
「ホントだ♡
サイコー♡
あ……
これは……
……
解ったぞ……
引っ掛けだな……
両方ラディッシュだね!!」
在り得やんやろ……
よし…
唐揚げピッツァの焼き上がりだ……
「棕櫚さん
ピッツァ焼けたけど
まだ食べちゃダメだよ……」
「え~~
何で~~?
何でそんな
お酷なこと言うの?……
唐揚げ冷めちゃうじゃん………」
「こうするからだよ
ON THE カレー」
「うわっっ
ヤバっっ
反則のやつじゃんコレっっ!!♡
てゆーか……
これ絶対にご飯欲しいんですけど……」
「唐揚げとカレーに
ご飯無い訳無いでしょ
はい飯あがれ」
「ステキ……
ほっぺた落ちちゃったら責任とってよね♡」
「OK」
あ……
咄嗟にOKだなんて言っちゃったけど……
実際ほっぺたの落果事故が起きたら……
どうやって責任取れば良いんだ?…………
頼む……
落果しないでくれ…………
もしホントに落果したら…………
殺るしかなくなる…………
TO BE COMUGIKO